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一宮エリア

2016-12-27 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

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前回の更新(12/15)後は、低気圧が沖を抜けたので、まとまったウネリが残り肩~頭サイズあったものの、荒れた天気が影響して雑なコンディションとなっていました。

その後週末からは波が落ち着き傾向となり、この頃には胸~肩サイズのラクに遊べる状態になりましたが、週が変わって19~22日は、極端に波が下がってしまい、残念な様子が続きました。

しかし、22日(木)に吹いた強い南風が、翌23日(金)の朝には弱まり、ウネリがまとまって胸~肩・頭サイズまで上がったので、このエリアでは、全体的に楽しめる状態になっていたと思います。

最近は、北よりのウネリに変わり、多少風が邪魔していますが、胸前後のサイズをキープし、十分練習になるコンディションが続いています。

それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
12/25日曜日10時半頃の地形チェックです。潮は上げ始めのタイミングでした。
安定したレギュラーの地形をキープしているので、一番人気のポイントになっています。

変わらず中央から右側の堤防周辺がメインで、最近は、中央寄りに入る波も形良く反応するようになり、ピークも増えてきたようです。
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しかし、インサイドは、カレントの影響で地形が雑になっている様子なので、距離が乗れるレギュラーは、腹~胸以上のアウトの地形で反応するサイズが必要そうでした。
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ですので、潮が満タンに近い時間帯は、肩以上のサイズがない限り、避けた方がいいかもしれませんね。

左側は、右側と比べて形の安定感は欠けていましたが、
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アウトでの反応が良くなり、胸サイズから練習できそうです。
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ただし、堤防周辺は、中間のセクションが深い状態で、フェイスの厚い印象だったので、ロングボード向けな様子でした。

中央の堤防付近は、インサイドの地形もまとまり始めているので、
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ショートボードで十分狙えるようになっていましたよ。


【サンライズ】
日曜日12/25の11時頃、潮が上げに向かい、ミドルタイド少し前の様子から地形を判断します。

この日は、潮が上げに向かい始めてから形がまとまり、波がボリュームアップした雰囲気で、胸サイズのセットが頻繁に反応していました。
ただ、最近の腰~腹コンディションでは、ミドルタイドから潮が多くなるほど、徐々にフェイスが短くなり、厚いブレイクになっていた傾向です。

地形に関しては、大きく変化した様子はなく、
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全体的にスモールコンディションに対しては、多少深い感じはあるものの、前回(12/15更新)よりも、アウトから手前までスムーズに繋がるようになったと思います。
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中央から左側にピークが多く、胸サイズの波がレギュラーの形にまとまり、距離が乗れていました。

右側は、地形が残っていながらも、このサイズでは、フェイスの張りがイマイチとなり、距離が短くなっていた印象でした。
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こちらは、肩以上のサイズが必要そうな地形で、カレントが働かないと、乗り味のいい波は出現しないのかもしれません。


【東浪見】
12/25(日)12時頃、潮は上げに向かい、満タンに近い時間帯になりましたが、サンライズ・一宮よりも、手前の地形に癖がなく、ボヨついた印象はありませんでした。

全体的な地形に変化はなく、最近のサイズでは、中央から左側がメインになっていますが、右側も地形をキープしているので、胸~肩サイズで反応すれば形の良いブレイクに期待できそうでずが、腹前後では、サイズが足りず波数も減少です。
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また、こちら側のインサイドの地形も以前より広く砂が集まり復活傾向のようですね。

このポイントでの無難なピークは、左側の堤防周辺か、中央寄りのレギュラーとなっていて、
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速いブレイクが目立ち走り重視な波質のようです。
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このエリアの中では、一宮~東浪見までが基準になるポイントになっていますが、一宮・サンライズとは違った波質で練習できそうな地形です。


ここからは、12/26(月)の地形チェックとなります。
【志田】

9時半頃、干潮から上げに切り替わる頃だったので、潮は未だ少ない時間帯での地形ジャッジとなりますが、23日(金)のGoodコンディションが印象に残っているのか?車が停められないほどの人気でした。

全体的に前回(12/15更新)よりも、インサイドに一定に砂が集まっていて、ミドルエリアまで地形がまとまっている状態です。

右側の堤防から中央にかけて地形が広がり、いくつかレギュラーのピークができる地形になっていました。
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23日(金)のような南ウネリになると、フェイスは開いてしまうものの、長く乗れるギュラーの波が出現するかもれません。

左側にも、堤防周辺にレフトの地形をキープしているので、十分練習できる状態だと思います。
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堤防周りや中央からのカレントが目立っていましたが、余計な深みはなく、ピークができるきっかけになりそうでした。

他のポイントと比べて、浅い地形が広がっているので、ワイドな反応でブレイクも速めとなっているようですので、この時のような潮の少ない時間帯は、ウネリのまとまりが悪く、ピークも定まりにくいので、難しい時間帯かもしれません。
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ですので、狙うのであれば、潮が少なくても、確実に上げに切り替わってからの方がいいと思います。
オフショアであれば、チェックする価値はありそうな地形です。


【太東】
月曜日12/26の10時頃の様子から地形を判断します。潮は上げに切り替わり、動き始めていました。

地形は、前回(12/15更新)までと変わらず、インサイド~アウトまで、一定に砂が集まっている状態なので、膝~腰のスモールコンディションでも、ロングボード等で、サイズの割りに距離が乗れて、遊べる波がありそうです。
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最近は、カレントが弱まっているので、フェイスのヨレも少なくなり、オフショアであれば、ファンなコンディションに期待できそうな地形です。
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アウトの地形に反応するピークは、ワイドになっていましたが、胸サイズからは、十分な距離を乗れるようになると思います。
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狙い時は、サイズ次第になりそうですが、ミドルタイドより少ない時間帯が無難そうな地形です。


【夷隅】
12/26月曜日の11時頃、潮は上げ始めで、ミドルタイドより少ない時間帯に見て来ました。
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反応が良く、波数は残っていたものの、潮が上げに向かい、フェイスが見た目より厚くなっているようでしたので、狙うのであれば、ミドルタイドより潮の少ないタイミングがいいと思います。
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全体的に、カレント等の影響はなく、No.1~3まで、癖なくコンパクトなピークになる地形が残っているので、形よくブレイクする波がありましたよ。
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前回(12/15更新)よりも、地形が安定している雰囲気だったので、整ったコンディションなら、ピークを見つけ易くなっていますが、その分混雑もしやすいのかと思います。
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胸以下のサイズでは、物足りない印象でした。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温です。
今週(12/26週)も、この時期にしては温かい状態をキープして、ブーツなしの姿もよく見かけます。
しかし、北西の風に変わり、冬型の天気が続いた場合は、メチャ冷たい潮が入る可能性があるので、常にフル装備の準備はしておいた方がいいと思います。


また、この先の波も、穏やかな天気なら、すぐに下がる事はなさそうですね。
今回の時化で、再びウネリがまとまれば、肩~頭サイズも期待できそうですが、低気圧が東に抜けて冬型になると、やはり北西の風が強まり、ウネリが急激に下がってしまいそうです。

時化後に、落ち着いた天気で安定すれば、多少ウネリが残ると思いますが、冬型が強まった場合は、リセットされてスモールコンディションからやり直しかもしれません。

南風以外なら、一宮~東浪見の地形が基準になっているので、この辺の人気は続きそうです。


今回は以上ですが、このレポートが2016年最後になります。
今年一年、本当にありがとうございました。

2017年は1/11(水)更新スタート予定ですので、来年も宜しくお願いいたします。

では、皆さん良いお年を!!

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