南房総エリア
2017-01-18 更新
皆さん、こんにちは!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」南房総エリア担当の鈴木国雄です。

先週の13日(金)から吹き出した強烈な「大西」(この辺りでは、冬季に吹く西寄りの強風の事をこう呼びます)も、ようやく止み、それとほぼ同時に北寄りのスエルが押し寄せている当エリアですが、取材時は、ほぼハイタイド近辺でしたので、地形の良し悪しでコンディションが大きく左右されていました。
そんな、当エリアの「地形レポート(1/17火曜日チェック)」早速今週も、お届けしたいと思います。
いつも通り『千倉』から。
まずは監視所側、前回(1/11更新)のレポートで「ミドルが少し深目な地形に変化した様です。」とお伝えしましたが、またもや一週間で変化が有り、今度は真っ平らな浅目の地形となっています。
取材時は、ハイタイドおよそ1時間前の潮の多い時間帯でしたが、厚目ながらショルダーの張った波がブレークしていました。
・1月17日(火)、ハイタイド約1時間前の監視所側。

また、サイズが無いとハイタイド近辺は、ブレークしづらいショアーブレ気味となってしまいますので、ミドルタイド辺りがお勧めとなる地形です。
そして教習所側。
こちらも、監視所側とほぼ同じ様な地形に変化しました。
・1月17日(火)、ハイタイド約1時間前の教習所側。

次はお隣『千歳』。
こちらは引き続き「分かりやすい地形」で、潮が多くて極端にサイズが無い時以外は、そこそこ楽しめる地形をキープしています。
取材時は、ほぼハイタイド近くでしたが、サイズが有ったので、3ピーク共厚目ながらライディング出来る波がブレークしていました。
・1月17日(火)、ハイタイド約50分前の正面。



なお、ロータイド時は正面~左寄りはインサイドのリーフが露出しますので、引き続きお気を付け下さい。
そして和田方面『花籠』。
こちらは、以前の「ドン深」はすっかり解消され、インサイドからずっと平らな地形になり、潮の多い時間帯でも、今日の取材時の様にサイズが有れば、充分楽しめる地形となっています。
・1月17日(火)、ハイタイド約40分前の正面。

年末年始や3連休が終わった後も、相変わらず温暖な南房総の波を求めたサーファーで賑わっています。
こちら右寄りも正面同様に、良いバンクが形成されている様です。
・1月17日(火)、ハイタイド約40分前の右寄り。

続いて『大原駐車場前』。
さて、こちらはちょっと暗雲が・・・。
潮の多い時間帯と言う事を考慮しても、ほとんどの波がトップのみのブレークでウネリに戻っていました。
ミドル付近が、かなり深目の地形になってしまった様です。
・1月17日(火)、ハイタイド約30分前の大原駐車場前。

こうなるとお勧めは、間違いなく潮の少ない時間帯となりそうです・・・。
そして最後に『白渚』。
まずは河口より。
こちらは、全体的に浅目の地形に変化した様で、ほぼハイタイド時でしたが、まずまずの波がブレークしていました!
・1月17日(火)、ハイタイド約20分前の河口寄り。

そしてS&S寄り。
こちらはウネリは有るものの、いつものポジションでは、まったくブレークせずインサイドのバンクのみに反応していました。
と言うことから推測すると、ミドル付近がかなり深目の地形になってしまった様です。
・1月17日(火)、ハイタイド約20分前のS&S前。

・1月17日(火)、ハイタイド約20分前のS&S前インサイドブレーク。

以上が、今週(1/17チェック)の当エリアの地形概況となります。
それでは最後に水温。
冒頭でも触れましたが「大西」が吹いた割には、そこ迄水温は下がってはおらず、ブーツ無しの方も目立ちます。
しかし、そうは言っても1月ですので、「セミドライ」&「ブーツ」がお勧めですね。
今回は以上となります。
それでは、また来週(水or木)にお届け致します。
*****
レポート一覧へ
*****

