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一宮エリア

2017-01-19 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回の更新(1/10)後は、南岸低気圧が通過した影響でクローズコンディションとなってしまいましたが、12日からは、レベルを問わず遊べるサイズになりました。
地形も変化しつつ、これまでとはサイズに対する反応が変わっていましたが、形になるピークがあり、十分なコンディションになったと思います。

その後、週末(1/14・15)には物足りない状態になってしまいましたが、再びサイズが上がりました。

しかし、今日木曜日(1/19)の昼からは、徐々にサイズが下がり傾向となっています。


それでは、地形チェックしてきましたので、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
1/19木曜日の9時頃、潮は満タンのタイミングで、引きに切り替わる頃の地形レポートです。
最近のメインも変わらず左右の堤防周辺となっていて、中央のチビ堤防付近には狙える地形がなくなっています。
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前回の更新(1/10)後の時化の影響で、全体的にはアウトにあった地形が更に沖に出されてしまった様子となり、この時のように潮が多い時間帯は、頭近いサイズがないと沖からの反応が弱いようでした。
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しかし、ハッキリとした地形にはなっていないものの、インサイドからミドルまでの砂が残っているので、手前に集まってくる波は前回(1/10更新)より力のある波質になったようです。
左側は、地形がアウトに出たことによって、堤防周辺の反応がよくなっていました。
インサイドは雑な地形のままですが、胸前後のサイズからは、アウトをメインに距離が乗れるようです。
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個人的には、サンライズの左側に似た印象だと思います。
これまでの小波に対応できていた、右側アウトの地形は、頭以下のサイズになるとピークが限られてしまい、落ち着いた様子になっていましたが、手前にはこれまでの雰囲気が残り、ミドルエリアでまとまる波が形になってブレイクしていました。
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地形的に、サイズと潮の関係が複雑そうですが、肩以上のサイズがあれば波数が増えるので、潮が多いほど波のまとまりがよく、胸前後から小さい場合は引き始めからが、距離の乗れるタイミングかと思います。
肩~頭のミドルタイド以上が理想ですかね。潮が少なくなると形が崩れてしまいそうです。


【サンライズ】
木曜日1/19の10時半頃、引き始めていますが潮は未だ多いタイミングです。
胸前後のサイズでは、前回(1/110更新)までと大きく変わった印象はなく、ここも左右の堤防周辺がメインになっている状態です。
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しかし、やはり時化の影響でこれまでよりもアウトに砂が集まった雰囲気となり、肩~頭以上になると、このタイミングでも沖からのワイドな反応になっていました。
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中央周辺やミドルエリアは、カレントが強まった所が深みになり、キレメはあるものの、ショルダーのハッキリしないブレイクが目立っていたので、胸以下のサイズになってしまうとスムーズに乗れる地形が堤防に限られ、ピークも狭くなってしまうかもしれません。
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右側奥のレギュラーの地形は、距離は乗れていますが、今のところアウトからミドルにかけて地形が繋がらず、スムーズに乗るには、胸~肩以上のサイズが必要な様子です。
左側は前回よりも地形が広がり、堤防に向かうレギュラーもできていました。胸前後のサイズにも対応できると思います。
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全体的には、サイズが下がってしまうと潮が少ない時間帯が狙い目になり、力の弱い波になってしまいそうなので、潮の多いタイミングを狙える、肩以上のサイズがベストな地形なのかも知れません。


【東浪見】
1/19木曜日11半頃の地形チェックです。潮は引きに向かい、ミドルタイドの時間帯です。
満タンの頃と比べて、アウトにできるピークの反応が良くなり、インサイドのまとまりが欠けてきたようです。
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ここも大きく変化した様子はありませんが、全体的にはこれまでよりもアウトに砂が集まり、肩前後のサイズの波は癖のないブレイクをするようになりました。
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中央よりのインサイド~ミドルエリアにかけては、カレントの影響が残り、複雑な地形になっているものの、この潮のタイミングになると、アウトがメインになり十分な距離を乗ることができています。
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アウトの地形は、潮が少なくなるほどワイドになる傾向ですが、一宮やサンライズよりも、手前に砂が残っているので、腹~胸サイズにも対応できそうな様子でした。
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左右堤防周辺に決まった地形があり、左側はこれまでと変わらない雰囲気でしたが、右側のミドルエリアは、沖から反応するサイズがあれば、これまでよりスムーズに乗り繋げるようになりました。
全体的には、肩サイズが一番形になりやすく、潮はミドルタイドを基準にするのが無難となる地形のようです。


【志田】
1/19木曜日12時半頃の地形レポートです。潮は引きに向かい、ミドルタイドをすぎたくらいでした。
ここはこのタイミングになると、波のまとまりが悪くなり、ワイドなブレイクが目立つようになってきました。
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全体では一宮やサンライズとは違い、ミドルエリア~インサイドまで一定に砂がたまっているので、中央付近を除けば、サイズが下がっても余計な深みになる所はありませんでした。
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ここも前回よりも、アウトまで地形が広がった様子なので、右側のレギュラーを含めてもサイズに関係なくワイドなブレイクが多くなっていました。
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ここを狙うのであれば他とは違い、サイズが落ち着いて、地形が形になってからでいいと思いますよ。


【太東】
1/19木曜日13時頃の様子から地形を判断します。潮は引きに向かい干潮寸前まで少なくなりました。
ここは時化後も堤防からのレギュラーの地形はキープしているので、サイズ次第で十分楽しめるコンディションに期待できると思います。
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しかしながら、前回のサイズアップの影響か?インサイド周辺に砂が集まり、反応はいいもののワイドなブレイクとなっていたので、スモールコンディション以外で、この時のような潮の少ないタイミングを狙ってしまうと、形のいいセクションが短くなってしまいそうです。
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胸~肩サイズあれば、上げに向かうタイミングか、潮の多い時間を狙った方がウネリがまとまり、形になる波が増えると思いますよ。
サイズが下がっても、地形的には対応できているので、ミドルタイドくらいから、少なくなる頃を狙って遊べると思います。


【夷隅】
木曜日1/19の14時頃、干潮なので、この日では一番潮が少ない時間帯です。
ここも時化の影響でビーチが削られ、前回(1/10更新)よりも地形が広がり、アウト~ミドルエリアにかけての深みがなくなってきました。
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No.3から南側では、まだ地形が手前になっているものの、前回より少しずつアウトから反応するようになり、胸サイズからは、そこそこの距離が乗れるようになってきましたよ。
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No.1~2に関しては、胸~肩サイズあれば、テトラ周辺にピークができて、距離の乗れる状態をキープしています。
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これまでよりも地形が浅くなっていたので、ピークがハッキリして、力のある波質になりました。
やはり砂が集まった分、潮が少なくなるとカレントが目立ち、フェイスにヨレが入りやすいので、肩以上ある場合は、ミドルタイドくらいから狙った方が、コンディション的には整っているかもしれませんね。
サイズが下がっても対応できそうな様子も有るので、この時のようなタイミングを狙って十分練習になると思いますよ。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温は、10~11℃ですが、最近は朝イチや夕方のゲットでドルフィン3回目から頭が痛くなるほどなので、できる限りのフル装備をした方がよさそうです。。。(泣)


最後に、この先の波は、再び南岸低気圧が通過する予報なので、再クローズしてしまいそうですね。。。
今のサイズは下がり傾向ですが、低気圧が抜けた後のバックスウェルの方が、波質では期待できると思います。

サイズがある場合は、潮の多い時間が良さそうです。
カレントが強まり、前回のように地形がアウトに片寄ってしまうと、ミドル~インサイドが荒れてしまいそうなので、手前まで乗り繋げるピークを見つけたら、即決してよさそうです。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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