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一宮エリア

2017-01-26 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回の更新(1/19)後は、意外やウネリが届くのが遅く、土曜日(1/21)からのサイズアップとなりましたが、ウネリがまとまらず、日曜日(1/22)の午前中までは荒れたコンディションとなってしまいました。

そして月曜日(1/23)になると、胸~肩のちょうどいいサイズに落ち着いたので、一宮~東浪見周辺でも形のいいピークが出現していたと思います。

その後、低気圧が抜けて西風が強まり、腰腹までサイズダウンが進みましたが、この風が弱まると、水曜日(1/25)の時点で、再び肩前後のウネリが届いていました。

ここ数日は、風がおさまる夕方に整ったコンディションになる傾向です。

それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
1/24火曜日14時頃の地形チェックです。潮は満タンで、一番多いタイミングでした。
週末の時化によって、全体的にミドルエリアの地形が深くなった印象に変わりました。
腹~胸サイズだと、アウトのピークが無くなり、ミドルより手前の地形がメインになりますが、距離は短くなってしまったものの、このサイズにしては波のまとまりが良く、これまでよりもコンパクトで素直な形になっているようです。

ミドルタイドの方が、ピークからの乗り出しがスムーズでしたが、この時のように、サイズに対して潮が多い時間帯でも、形がハッキリしていたので、スモールコンディション以外は、潮の少ない時間帯は避けもいいかもしれません。
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このサイズでは、中央から右側と、左側の堤防インサイドの狭い地形に限られてしまっていましたが、前日の様子からは、肩サイズでアウトにピークができて、ミドルエリアの深みも気にならなくなるようなので、サイズ次第で、期待できる地形はキープしていると思います。
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上げに向かうミドルタイドの頃や、引き始めからが狙い目になりそうな地形です。


【サンライズ】
火曜日1/24の14時半頃、潮は満タンに近い時間帯ですが、引きに切り替わった頃の様子から地形を判断します。
ここも週末の時化後からは、全体的にミドルエリアが深くなってしまったので、このサイズでは、アウトのピークがなく距離は望めない様子になっています。
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中央周辺もカレントが弱まっているので、これに反応する特殊なピークもなく、両端の堤防付近になんとか地形が残っている程度の状態ですが、この地形は、腰~腹にも対応できて、形良くブレイクしています。
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しかし、このサイズでは反応する範囲が狭くなり、ショルダーの短い波が目立っていました。
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しかしながら、ブレイクする様子はなくても、地形に対して形よくシフトしていたので、やはり胸~肩サイズになれば、アウトを含めて十分期待できそうな雰囲気ではあります。
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今の状態では、全体的にスモールサイズに対して深い地形となっていますが、左側のようにピークになる地形が残っている場所は、引き始めから狙えば反応が良く、波のまとまりもキープできているので、形も無難なタイミングかと思います。


【東浪見】
1/24(火)15時頃、潮は多いタイミングですが、引きに向かっている時間帯になりましたが、サイズが足りていない様子となり、この日のような腹前後では、中央から左側の地形に限られてしまっています。
しかし、サイズの割りにピークはアウトにあり、距離が乗れていました。
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一宮やサンライズと比べて、サイズに対して反応する地形が広く、ショルダーが張っていて走りやすい波や、コンパクトなゆったり系もあるので、種類は豊富な印象です。
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潮のタイミングで複雑な反応になりつつも、他とは違い、ミドルエリアが荒らされた形跡はなかったので、サイズアップした場合は、素直な波になりそうでした。
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ここは他のポイントよりも、潮が少ない時間帯に、アウトをメインに良くなっいたので、ミドルタイドが参考になると思います。
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カレントのヨレも少なくなり、これまでより右奥の雰囲気がよくなっているので、サイズと風次第で十分期待できる地形だと思いますよ。


ここからは、1/25(水)の地形チェックとなります。
【志田】

9時頃、上げ始めてくる頃なので、潮は未だ少ない時間帯での地形ジャッジとなりますが、前回の時化の影響でカレントが強まったのか、多少ですが、ミドルエリアが複雑な地形なっていました。
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しかし、全体では東浪見のように、ミドル~アウトにかけて地形が広がっている印象なので、この時のように、潮が少ないタイミングや肩~頭サイズになると、この地形に反応してピークが沖になるようです。
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左右にできるピークは、何となく形になるものの、地形のスケールが大きくなり、前回のようにワイドな反応が多かったので、潮の上げに向かうタイミングや、胸~肩サイズからは、ミドルタイドより多い時間帯が狙い目になりそうです。
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中央から沖に出るカレントが目立ち、このアウト寄りには砂が集まっている様子だったので、スモールコンディションでも狙えるピークになるかもしれません。


【太東】
水曜日1/25の9時半頃の様子から地形を判断します。上げ始めてはいますが、未だ潮は少ない時間帯です。
今年に入ってからは、このポイントもサイズが上がる事が増えていて、キレメ方面から流れて来た砂が、ここに集まる傾向になっているようです。
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前回の更新(1/19)時では、堤防の内側の地形が残り、腹前後のサイズがあれば、潮のタイミングで形になるピークがあったのですか、前回のサイズアップの影響で、アウトまで平らな地形が広がってしまいました。
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手前の地形も、これまでよりも浅くなっている様子なので、この時のように潮が少ない時間や、引きに向かうタイミングだと、ワイドなブレイクが多くなっている雰囲気です。
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サイズに合わせて、上げ始めからや、ミドルタイドを狙えば、形をキープする波が見つかるかもしれません。
堤防より内側にピークがまとまる、腹~胸サイズの方が楽しめる地形だと思います。


【夷隅】
1/25水曜日の10時半頃、上げに向かっていますが、上げ始めで未だ潮は少ない時間帯に見て来ました。
前回(1/19更新)と大きく変わった様子はなく、ミドル~アウトに集中した地形になっています。
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頭サイズからは、テトラのアウトから反応して、ワイドなブレイクになるものの、ミドルでまとまる波は、ピークから力のある波質で、ハッキリした形になる波がありましたよ。
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インサイドが深くなり、カレントがスムーズに流れていたので、サイズの割りに整ったコンディションが望めそうです。
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カレントがミドルエリアに向かっているので、この周辺は特に浅く、サイズが下がっても、胸前後あれば練習できるピークが見つかりそうです。
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ミドルタイドより少ない時間が狙い目になると思いますが、この日のような肩以上のサイズになると、カレントが強まり、悪影響がでるかもしれないので、そうなると短時間でも、上げ始めからの方がフェイスが整って、癖のないブレイクになりそです。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温です。
変わらず10~11℃くらいですが、このところ続いていた寒波の影響で、外気も厳しい寒さとなり、できるだけドルフィンを避けたい雰囲気です。
フル装備は間違いなく、ドライスーツのような、できるだけ水に濡れない格好が理想だと思いますよ。。。


また、この先の波は、まとまったウネリが直接届くような様子はなく、冬型で北西の風が強まってしまうと、急激なサイズダウンが予想されますが、水曜日(1/25)のように冬型が緩めば、それなりに遊べるサイズをキープできるかもしれませんね。
なお、金曜日(1/27)に日本海を低気圧が通過し、南風が強まる予報となっているので、ウネリの向きが変わり、これまでとは違った形に反応しそうです。

その後のサイズダウンが気になりますが、各ポイントに狭いながらも形になる地形があるので、腰~腹のスモールコンディションから、胸~肩のファンサイズまで対応できる状態だと思います。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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