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一宮エリア

2017-02-09 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回更新(2/2)後も、平均して胸前後のサイズが残り、見た目よりも乗り心地が弱めながらも、土・日(4・5)は風が弱く、十分遊べる波になっていました。

今週(2/6週)に入ってからは波は、沖に抜けた低気圧からのウネリが届き、水曜日(2/8)の夕方時点でも胸~肩の波が残っていました。

今の地形にとっては、先週末(2/4・5)のサイズ(胸前後)が丁度良く、形になっていたようです。

それでは、地形チェックしてきましたので、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
2/7火曜日の10時半頃、潮は上げに向かい、ミドルタイドの頃の地形レポートです。
前回(2/2更新)から大きな変化はありません。
右側の地形は残っているものの、アウトで反応するサイズがなく、ミドルエリアが深い為に、最近は距離も乗れていないので、人気がなくなっています。
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インサイドの地形は浅く、潮が少なくなるとブレイクの速い難しい波が目立っていました。
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右側に関しては、アウトがメインになるサイズが必要ですが、沖もワイドになる可能性があるので、ミドルタイドより潮が多くても良さそうです。
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左側も、やはりこのサイズではインサイドがメインになってしまうものの、右側と比べれば、ミドルエリアが深い雰囲気ではないので、距離は乗れているようです。
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最近は、腹~胸サイズになると、潮の少ない時間帯に、中央チビ堤防横にレギュラーが安定していましたが、地形が狭いので、潮が多くなるとボヨついてしまうようです。
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ここは、サイズに対して潮が多いくらいの方が、形がまとまり質が良さそうでした。


【サンライズ】
火曜日2/7の11時半頃、潮は上げに向かい、満タンに近くなっていました。
ここも前回(2/2更新)と大きな変化は無く、全体的に地形がアウトまで広がり、最近の腹~胸サイズにとっては、ミドル~インサイドの地形が不安定な状態です。
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左側が最近の腹前後のサイズに対して、ミドルエリアが深くなり地形が狭い様子になっています。
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堤防周辺にのみコンパクトなピークが残り、中央の寄りは反応はあるものの、前回(2/2更新)からは、インサイドの地形が削られているので、このサイズになってしまうと、乗れる距離が短い印象になっていました。
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右側もアウトがメインの地形なので、ミドルエリアはサイズ不足でハッキリとしたピークがなく、波数が少ない状態です。
ここ数日は、
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安定感はないものの、中央から右よりのレギュラーが狙い目になってきました。
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やはりミドル~インサイドの地形が雑な為、このサイズでは波数が少なくなっていましたが、コンスタントに胸サイズあれば、中央に向かってブレイクするレギュラーが、距離を延ばしていました。
最近は、潮が少なくなると、ウネリのまとまりが悪く、よりワイドなブレイクになっていたので、ボヨついた雰囲気でも、ミドルタイドを基準に、潮がある方が形は良くなっていましたよ。


【東浪見】
2/7火曜日12時頃の地形チェックです。満タン寸前となり潮は多い時間です。
最近のサイズに対しても、左側を中心に対応できていた印象です。
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しかし、地形が広く安定してピークが多いながらも、他のポイントと比べて、力の弱い印象もありました。
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サイズに対して地形が雑になり、安定感はないものの、中央周辺まで練習できる地形は広がっているようです。
右側は、北寄りの風が続き、カレントが強まっていました。
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しかし、アウトでのまとまりは悪いながらも、最近は、ミドル~インサイドの地形が、レギュラーの形になり始め、胸サイズになれば十分狙えそうな地形です。
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ここもボヨついた雰囲気になりますが、狙い目は、潮が多い方が形のまとまりが良かったので、潮が引いて力の弱い波質よりも乗りやすいと思います。
サイズが上がり、ハッキリした形のウネリなら、ミドルタイドより少なくても、アウトからピークがまとまるかもしれません。


ここからは、2/8(水)の地形チェックとなります。
【志田】

12時半頃、潮は上げに向かい、ミドルタイドをすぎたくらいです。
ここも前回更新(2/2)と大きな変化はなく、中央周辺からのカレントで、このインサイドに溝ができやすくなっているものの、全体では、一定に砂が集まっているので、この近辺にも狙えるピークが見つかりそうです。
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サイズ次第で反応する地形が変わり、胸サイズまではまとまったピークができていましたが、ここ数週間は、他のポイントと同様にアウトまで地形が広がっているので、それ以上のサイズになると、沖からのワイドなブレイクが増える傾向です。
頭前後のサイズなら、潮が多いタイミングでショルダーのキレメが見つかるかもしれません。
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最近は、中央がメインになっていますが、安定感はないものの、左右の堤防周辺は胸前後のサイズなら、形になる雰囲気はありましたよ。
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他のポイントよりも、アウトから力強くブレイクする波が多く、走り重視な印象だと思います。


【太東】
2/8水曜日13時頃の様子から地形を判断します。潮は上げに向かい満タンに近い時間帯でした。
ここも変わりはないものの、砂が集まりアウトまで地形が広がっているので、この時のような潮が多いタイミングでも、胸サイズの波が堤防横から頻繁に反応していました。
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最近は、北よりの風が強まっていた影響で、カレントが弱まらず、堤防周辺のピークもまとまらない状態が続いています。
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左側のインサイドからカレントが目立っているので、この周辺は周りよりも深く、ミドル~手前にかけてショルダーが途切れていましたが、アウトの地形で反応してしまうと、ピークからワイドなブレイクだったので、狙うのであれば、胸以下の手前でまとまるサイズが良さそうです。
潮の上げに向かうタイミングであれば、ボヨついても形がまとまりますので、潮が少ないタイミングからも狙えると思います。


【夷隅】
水曜日2/8の14時頃、潮は満タンのタイミングです。
ここも地形がアウトまで広がった状態が続き、この時のようなタイミングでも、頭以上の波はアウトからワイドにブレイクしていました。
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No.1・2に関しては、地形が崩れ始め、特にNo.1はカレントが強く複雑な状態でした。
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全体では、このタイミングで何となく形になっているものの、見た目以上のボヨつきで、あまりオススメできません。
しかし、前回(2/2更新)の時よりもビーチが削れていたので、ミドル~インサイドには、これまでよりも砂が集まっていた様子です。
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波質がハードな印象ですが、胸前後の手頃なサイズなら形になると思いますよ。
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頭以上のサイズだと、アウトからまとまらないブレイクが多くなる傾向なので、手前の地形で遊べるサイズを狙いたいですね。
天気が穏やかで、風やカレントが弱ければ、引きのミドルタイドを基準に狙うと、チャンスがあるかもしれません。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温は、前回(2/2更新)のような温かさはなくなり、再び11℃くらいまで下がっています。
それでも例年よりは高めではありますが、外気も低めな予報なので、ブーツ&クローブの準備はしておくべきだと思います。
また、水温がジワジワと下がり傾向なので、再びフル装備な雰囲気も。。。


最後に、この先の波は、水曜日2/8にサイズが上がり夕方には落ち着き傾向でしたが、次の低気圧が通過し、発達しながら沖を遠ざかる予報なので、ここからのウネリが届くと、週末(2/11・12)まで十分なサイズが残るかもしれません。
しかし、低気圧の通過後は再び北西の風が強まりやすく、急激なサイズダウンの可能性もありそうです。。。

このエリアは、サイドオフ~サイドオンといった、横からの風が強まるコンディションが予想されます。
一宮~東浪見までは、北西がぎりぎりオフショアになるので、この周辺がメインになりそうですね。

このエリアのほとんどのポイントで、アウトの地形が広がり、頭以上のサイズでワイドな波が多くなるので、潮が上げに向かうタイミングを重視した方が良さそうですよ。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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