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ホクレア号伴走船 「カマヘレ号」ハワイへ帰還!

2007-08-14 更新
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(写真上/カマヘレ号全景)
(写真下/ハワイへの航海の様子)

以前BCニュースでもお伝えしたハワイアン古洋航海カヌー『ホクレア号』日本航海プロジェクト。
(ホクレア号は、ポリネシアの伝統航海術を継承した原始的カヌー。伝説的サーファー、エディ・アイカウが乗船していた事でも知られる)

ホクレア号は四国や鎌倉、横浜など日本各地に寄港し、たくさんの人々にその姿を披露した後、解体され故郷のハワイへ帰還しました。

この『ホクレア号日本航海プロジェクト』の間、絶えずホクレア号をエスコートしていた伴走船が『カマヘレ号』。
このカマヘレ号を、我々日本人の手でハワイに還したいという感謝の気持ちから、日本人クルーが航海に挑戦し、生まれ故郷のハワイに送り届けることができました。

船長のマイクと同船した日本人のクルー達は、冒険家の伊藤氏、一等航海士の為栗氏、トップセイラーの中野氏、理学療法士の森山氏、カメラマンの藤沢氏、ライフセイバーの鯨井氏の6名。

一度も寄港せずノンストップでハワイを目指したカマヘレ号。
短期間の航海を敢行したうえ、日本列島付近に伸びていた梅雨前線の影響によるシケや、本来搬送船であるゆえ、冷蔵庫も無い制限された空間での生活など、クルーにとっては想像を絶する過酷な道中だったようです。

航海途中、霧が漂う夜間のミッドウェイ海域ではなんと、ボロボロの帆の無人船に遭遇。
深夜での予期せぬ出会いに、クルー一同は「幽霊船!?」と凍りついたとか…。
メキシコの国旗を付けたこの難破船の正体、海上でアメリカ・コーストガードに確認したところ、クルーはすでに4月に救助済みとのことで、一同はホッと一安心したそうです。

ようやくオアフ島に到着したクルー達には、「大漁」の日本語の旗を掲げて出迎えた船から冷えたビールが手渡されての歓迎が。
25日振りに口にした冷たいビールはなんとも格別だったとか。

長旅を完走し、お世話になった『カマヘレ号』を故郷ハワイの地へと還すことが出来た今回の航海。
日本人としての“感謝”の意を伝える事が出来たのではないでしょうか。

なおこの模様は8/23・TV神奈川の番組「ハマランチョ」内においても紹介される予定となっています。