非会員上部PR枠用
 

一宮エリア

2017-03-02 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
gatyapin_2







前回(2/23更新)からは、荒れた天気が続き、1日を通して整ったコンディションになったのは、2/26日曜日しかなかったと思いますが、腹~胸サイズのウネリが残っていたので、物足りない波質ながらも遊べていたと思います。

ここ最近の北東風の影響でカレントが強まり、これまで安定していた地形が崩れた所もあるようですが、各ポイントの右側には、新しくピークになりそうな地形ができていたり、前回(2/23更新)とは、少し違ったコンディションとなっています。

それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
2/28火曜日の10時半頃、引きに向かってミドルタイドを過ぎた、潮の少ない時間帯での地形レポートです。
月曜日2/27から強まった北東風の影響で、カレントが働き中央から右側の地形が、少しずつではありますが復活傾向です。
堤防周辺を中心に、カレントによって手前の砂が運ばれ、アウトの地形が広がってきている雰囲気でした。
_1
まとまりはないものの、この時のような潮の少ない時間帯で、腹前後の波が頻繁に反応し、これまでよりも距離の乗れる状態になってきました。
_2
しかし、今のところミドルエリアの深みは、完全に埋まったワケではないので、潮が上げに向かうタイミングでボヨつきやすく、反応する範囲も狭くなりそうです。
最近も中央から左側がメインになっています。
_3
今回の北東風の影響で、ミドルエリアのカレントの動きが変わり、左側ほどスムーズに繋がる地形が崩れてしまった印象です。
_4
中央寄りやチビ堤防周辺は、癖のない状態をキープできていますが、久しぶりの北東の波が、これまでとは違う形に反応していたので、今までとは波質が変化していました。
_5
胸以下のスモールコンディションでは、ミドルタイドから潮が多くなるほどボヨついてしまいそうです。


【サンライズ】
火曜日2/28の11時半頃、引きに向かい干潮寸前の、潮が少ないタイミングでした。
全体的な地形には、大きな印象の変化はありませんが、久しぶりの北東の影響でカレントが強まり、ここもミドルエリアから手前を中心に、砂の動きが変わっていたようですね。
左側の堤防周辺は、
_1
アウトから距離の乗れる状態をキープしているものの、一宮のようにカレントが変わってしまい、ミドルエリアでの反応が、これまでよりもスムーズさに欠ける波になっていました。
_2
前回更新(2/23)よりも、アウトの地形中心になっているかもれません。
中央寄りも、
_3
アウトの変化はありませんが、ミドルエリア~インサイドにかけての深みが、少しずつ解消されてきたので、前より距離の乗れるエリアが広がったと思います。
_4
ハッキリとした地形にはなっていませんが、沖に出るカレント周辺には、地形の切れ目があるので、整ったコンディションになれば、形をキープするフェイスが見つかるかもしれませんね。
右奥の堤防周辺は、
_5
カレントが強まった事で、これに反応するピークがいくつかできていましたが、胸以下のサイズに対しては地形が深い状態で、ショルダーの短いピークだけの波が目立と、相変わらず人気のない状態が続いています。
全体的に、前回(2/23更新)よりミドルエリア~インサイドの地形が一定になっていたので、潮の少ない時間帯は、カレントの影響で波のまとまりが悪くなりそうです。
スモールコンディションなら、満タンでボヨつきそうなので、ミドルタイドの長く狙えるタイミングが無難となる地形だと思います。


【東浪見】
2/28火曜日12時半頃の地形チェックです。潮は上げに切り替わりましたが、未だ少ないタイミングです。
ここも全体的な印象はあまり変わらないですが、 やはり北東の強風で強まったカレントにより、多少の変化がありそうです。
左側は、
_1
堤防周辺のレフトの地形が相変わらず残り、広範囲が一定に平らな状態なので、これまで通り、速いブレイクのピークはいくつか出現していました。
_2
今週(2/27週)からは今まで無かったカレントがあり、未だ弱いようですが、ここで反応する波は周りよりも力のある速い波質ながらも、レギュラーの切れ目になっていたので、整ったコンディションになれば、狙い目になる可能性がありそうです。
中央周辺は、
_3
左側からのカレントが強まり、これまでよりも、ミドルエリアを中心に砂が集まっていました。
_4
インサイドは、複雑な地形でまとまりのない波が多くなっていますが、ミドル~アウトは狙い易くなってきました。
しかし、カレントに反応してブレイクする波が多く、落ち着いたコンディションになると、ボヨついた雰囲気に戻ってしまうかも知れません。。。
右側に関しても、これまでより砂が集まり、前回よりも地形が広がった様子でした。
_5
レギュラーのブレイクは距離がのびてきましたが、未だ残っているカレントの影響で、地形が途切れてしまい、ダラダラとしたフェイスが多くなりそうです。
_6
それでも整ったコンディションで胸前後あれば、堤防の内側で、前回(2/23更新)までよりも、遊べる波が増えてくると思います。
アウトを中心に、全体的にワイドな地形なので、干潮に近いタイミングは外して良さそうでした。


ここからは、3/1(水)の地形チェックとなります。
【志田】

11時半頃、干潮寸前の潮が少ない時間帯でした。
全体的な印象は前回更新(2/23)と変わらず、ミドルエリアに砂が集まり、地形はアウトがメインの状態なので、ピークからワイドなブレイクの速い波が目立ち、潮が少ないとまとまりが悪い傾向です。
また、地形的に頭近いサイズからは、面倒臭くなるかもしれません。。。
_1
しかし、月~火曜日(27・28)に強まった北東風の影響で、右側に砂が集まり、堤防からアウトに流れるカレントが働き、レギュラーの形で地形になってきた様子です。
_2
今のところまとまりが悪いようでしだが、潮が上げれば安定してくる可能性はあると思います。
中央から左側にかけて広がっていたミドルエリアの地形も、
_3
浅い状態が続いていますが、所々でカレントが働き、コンパクトな形でまとまりそうです。
_4
やはり上げに向かうタイミングに、カレント周辺にできる地形の切れ目が狙い目になると思います。
地形が落ち着いていないので、変化しやすいようですが、潮の多い時間にチェックしてみた方が良さそうでした。


【太東】
3/1水曜日12時半頃の様子から地形を判断します。干潮の時間で、ほぼ一番潮が少ない時間帯でした。
荒れた天気となっていたもののウネリは小さく、他よりも落ち着いた状態だったので、地形的には前回(2/23更新)と変わりない様子で、アウトまで地形が広がり、腰~腹サイズの波でも、この時のように潮の少ない時間帯なら、ピークが堤防アウトにできる程です。
_1
月~火曜日(2/27・28)の天気が影響して、更に地形が広がっている可能性もあり、インサイドまで全体的に砂が集まっているかも知れません。。。
_2
手前の地形も、カレントの影響で複雑な状態となってしまい、堤防際や内側もまとまりが悪く、ピークからワイドな波が多くなっているので、潮が上げに向かうタイミングが狙い目になりそうですよ。
しかし、スモールコンディションでも距離が乗れると思えば、ビギナーの方には良いのかも知れませんね。


【夷隅】
水曜日3/1の13時頃、上げに切り替わる頃ですが、未だ潮は少ない状態です。
ここも前日まで風の強いコンディションだったわりには荒れた様子はなく、胸前後サイズで落ち着いた雰囲気でした。
_1
このサイズの場合は、アウトからワイドに反応する波もなく、このサイズが一番今の地形にマッチして、形にまとまるのかも知れませんね。
_2
両サイドからカレントが出ているものの、この時のように潮が少なくても目立った様子はなかったので、地形はミドル~インサイドにまとまっているようです。
_3
No.2~3・4にかけて、ミドルエリアでまとまる三角ピークが出現していました。
_4
胸前後の風の弱い整ったコンディションなら、チェックしてみてもよさそうです。
このサイズを狙うなら、干潮の前後2時間くらいがベストになると思いますよ。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温は、前回(2/23更新)と比べて、1~2℃下がっています。
日中にはヘッドキャップやグローブなしの人もいましたが、最近は穏やかな天気の日でも、それなりの装備が必要になりそうです。


最後に、この先の波は、3日(金)にかけて西高東低の気圧配置となる予報なので、北西の風が強まる予想です。
この低気圧は今のところ発達する予報ではないので期待は薄いのですが、コースが近いので、通過した後はウネリになる可能性もあり、北西の強風で、ウネリがリセットされるかもしれませんが、週末(3/4)からは、高気圧に覆われて穏やかな天気になりそうなので、久しぶりにクリーンなコンディションで遊べるかもしれません。
ただし、最近の地形にとっては、日中の潮が少ない時間帯が長くなって来たので、潮の多い時間帯を大事にしたいですね。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

*****
レポート一覧へ
*****