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一宮エリア

2017-03-16 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回(3/10更新)からは、平均して腰~腹前後の物足りないサイズが続き、風が弱くフェイスが整っていた金曜日(3/10)の午前中や月曜日(3/13)以外は、殆どの日がオンショアでサイズのない残念な様子になっていました。
そんな中、一宮~サンライズは、他よりもこの風の影響が少なかったので、練習はできていましたよ。

その後、火曜日(3/14)からは、時化模様に変わり、更に翌15日水曜日の朝の時点でクローズし、各ポイントでカレントが強まり、今後の地形変化が激しそうな予想です。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


今回は仕事の都合上、南からのチェックとなります。
【夷隅】
3/14火曜日の12時半頃、潮は少ない時間帯です。
前回(3/10更新)と変わらず、全体的にミドル~インサイドにまとまった地形になっていたので、肩~頭サイズありましたが、潮が少ないタイミングでも、アウトからクローズすることなく、ピークがミドルエリアにできていました。
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スモールコンディションが続いた影響か、これまでよりもインサイドに砂が集まり、アウトが深い状態なのかもしれません。
ショアブレイク気味な印象でもありました。
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この日からはサイズが上がり、カレントも強まっていたので、この先を考えると、集まったビーチの砂が再び沖に出され、アウトまで広がれば、距離が乗れる地形の変化期待できそうですよ。
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ただし、ワイドな地形になってしまうかも知れませんので、今回の時化がおさまり、胸~肩サイズになってからのミドルタイドを基準にチェックすれば、十分間に合うと思います。


【太東】
火曜日3/14の13時頃、上げに向かってはいますが、未だ潮が少ないタイミングから地形をジャッジします。
スモールコンディションが続き、カレントが弱まっていたので、ミドル~インサイドまで浅い印象となり、最近は堤防の内側でまとまる波が見受けられるようになりましたが、全体的には、ここも前回(3/10更新)と変わらず、アウトまで地形が広がっていて、沖からのワイドなピークになる波の方が目立っていました。
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この日からはサイズが上がり、今のところ地形による波のまとまりはなく、特に干潮に近い時間帯や、ミドルタイドから引きに向かう時間帯は、腹~胸サイズ以上には適さない地形かも知れません。
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この地形が続く限りは、潮が上げに向かうタイミングを重視して狙うのが無難だと思います。
この先、今回のサイズアップを考えると、
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アウトに地形が広がりやすくなりますが、カレントでできる堤防周辺の地形が形になってほしいところです。


【志田】
3/14(火)14時頃、潮は上げに向かい、ミドルタイドの少し前の時間帯でした。地形はアウトまで広がり、特にミドルエリアの浅い状態が続いていたので、全体的にはこれまでと変わりない印象です。
最近のスモールコンディションでは、右側にも反応がなく、中央周辺がメインになっていましたが、この日からは、胸~肩サイズになり、全体的にピークからワイドに反応する、繋がった波が目立っていました。
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また、風の影響もあり、カレントが強まっていたので、波のまとまりもない状況です。
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クローズする可能性が高く、地形が変化しそうなコンディションで、特に右側の堤防周辺や、中央から沖に出るカレントが強まっていたので、この周辺を中心に地形ができる可能性もあり、今回の時化がおさまれば、ピークがハッキリするかもしれません。
サイズに合わせたタイミングを狙いたいものの、基本的には、上げに向かうタイミングが無難だと思いますが、サイズが落ち着くほど、潮の多いタイミングでインサイドがボヨつきやすくなりそうです。
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左側に関しては、ピークとしてまとまる地形はありませんでした。


ここからは、3/15(水)の地形チェックとなります。
【東浪見】

3/15水曜日の10時半頃、潮が引きに向かいミドルタイドを過ぎて、潮の少ない印象のタイミングでの地形レポートとなります。
先週(3/6週)からは、落ち着いたコンディションが続き、前回更新(3/10)と大きな変化はなく、メロウな雰囲気を保っていましたが、今回、発達しながら千葉の沖を通過した低気圧の影響で、海も荒れた様子になってしまいました。
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沖をみたらキリがない程のクローズでしたが、最近のスモールコンディションの地形が残り、全体的には、インサイド~ミドルにまとまった雰囲気が残っていました。
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しかし、今回のクローズはすぐに落ち着く様子がなく、カレントの強い状態が何日か続いてしまいそうで、既にこの日の時点で、堤防際や中央から沖に出るカレントが特に強まっていたので、この周辺を中心に、新しい地形ができる可能性がありそうです。
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左側~中央かけては、アウトがメインになったスケールの広い地形になりそうなので、胸~肩サイズになれば、形としてまとまるピークが見つかりそうです。
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右側に関しても、カレントによって堤防周辺に地形が広がれば、十分期待できると思います。
これまで砂の集まりが悪く、スモールコンディションに対しては乗れる範囲が限られいたので、今回の地時化で広範囲に遊べるようになりそうですね。


【サンライズ】
水曜日3/15の11時半頃、潮は引きに向かい干潮寸前の様子から、地形を判断します。ここもこれまでとは一変して、とんでもないクローズに見舞われていました。
東浪見と同様に、両サイドの堤防や中央からは、一際目立ったカレントが沖に向かって流れていたので、時化後は、ここもアウトがメインの地形になりそうです。
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やはり今回のクローズが長引くと、地形的には沖で一定に平らになる可能性があるので、サイズが残るうちは、ワイドなピークが多くなるかもしれません。
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ここの注意点としては、他よりもビーチが狭い為、インサイドのカレントが横に流れる傾向なので、時化後は、手前が深い状態になる可能性が高く、落ち着いてサイズが手頃になると、ミドル~インサイドがボヨついて、ショートライディングにされてしまいます。
サイズに自信がないサーファーは、ここを焦って狙う必要はないと思いますよ。
中級者以上のレベルには、肩前後のサイズが残っていた方が、波数があり楽しめそうです。
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最近は右側の地形がまとまらず、スモールコンディションに対しては、モサイ反応となっていましたが、この時化後は、右側に地形が集中する可能性もあり、この先レギュラーの地形に期待できそうです!


今回の最後は、
【一宮】
3/15水曜日12時半頃の地形チェックです。干潮の時間帯でした。ここも前日までとは違い、クローズコンディションとなっていました。
これまで安定していた左側全域や、復活傾向にあった右側の堤防周辺も、完全に地形がリセットされています。
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やはり堤防周辺を中心に、沖に出るカレントが強まっていて、インサイド~ミドルにかけては、ビーチに沿って横に流れるカレントが目立ち、荒れたコンディションです。
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手前のカレントが、インサイドやミドルに深みを残してしまうと、胸以下のサイズからは、ボヨついた印象となってしまうかもしれないので、これを避けるには、潮が少ない方が狙い目に変わるかも知れません。
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しかし、今回は久しぶりの本格的なクローズなので、もしかすると、完全にアウトがメインとなる地形になれば、手前を気にせず距離が乗れて、スモールコンディションにも対応できる状態になりそうです。
逆に、堤防付近は、スケールの大きな地形になると、ワイドな波が増える可能性も大ですね。
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最近ビーチに溜まっていた砂が、うまく手前の深みを解消してくれれば、これまでよりも良いコンディションになると思います。


ポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温です。
変わらず11~12℃くらいですが、気圧配置からこの先も、朝夕を狙うならグローブ&ヘッドキャップまでの準備をしておいた方が間違いなさそうです。
週末(3/18・19)以降、日中は暖かくなりそうですが、今回の時化後は北からの潮が入り、水温が下がる可能性もありそうですので、念のために。。。


また、この先の波に関しては、このエリアは金曜日(3/17)までは、荒れたコンディションが続いてしまうかと。。。
サイズの落ち着き待ちとなり、肩~頭くらいまでサイズが下がらないと、狙えそうにありません。

サイズに自信があれば、早いうちからチェックする必要がありますが、まとまりの悪い可能性が高そうなので、潮の多いタイミングから狙うのが無難かもしれません。
しかし、地形がアウトに広がった場合は、ワイドなピークが多くなると思うので、形を重視するなら、胸~肩サイズでは?

次の日3連休(3/18・19・20)は、風次第で期待できる週末になりそうですが、北西が吹くと急激にサイズが下がるので、風のチェックを欠かさずにお願いします。
カレントが強まった所は、サイズに対して手前が深くなる可能性もあるので、潮のタイミングで調節したいですね。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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