一宮エリア
2017-03-22 更新
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

前回(3/16更新)からは、発達しながら沖を通過した低気圧のウネリが残り、金曜日(3/17)までクローズコンディションとなっていましたが、土曜日(3/18)の朝から風が弱まり、肩前後のお手頃サイズのファンな波が届いていました。
しかし、今回の時化の影響でカレントが強まり、一宮~東浪見の人気の区間は、インサイドの地形に悪影響となってしまい、狙い所がミドル~アウトの地形になってしまいました。
日曜日(3/19)のスモールコンディションには、この地形が深いため、、ほとんどのポイントは、腰~腹サイズで形は良くても、力の弱い乗り心地の物足りない波になっていたと思います。
月曜日(3/20)のサイズアップは予想外でしたが、アウトがメインの地形に変わったとは言え、落ち着いたばかりの地形は雑なので、複雑なブレイクになり、スムーズに乗れる波は少なかったようです。
3連休は午後から東風に変わり、整ったコンディションは昼すぎまでとなっていました。
それでは、各ポイント毎の地形レポートです!
【一宮】
3/21火曜日の11時頃、引き始めなので、未だ潮は多いタイミングでの地形レポートです。
先週(3/13週)の時化の影響で、カレントが強まってしまい、全体的にインサイド~ミドルエリアに深みが残り、まとまりに欠ける地形になっています。
特にインサイドは、サイズが落ち着いてしまうと、ボヨついてしまいそうな印象です。

比較的左側の方が、未だ波のまとまりは良さそうでしたが、

右側に関しては、カレントの悪影響で、

右側の堤防からのカレントが強まっていたので、砂が沖に運ばれてしまいそうでしたが、

しかし、サイズが下がると、インサイド付近でボヨつやすいので、引き始めから狙って、タイミングを合わせる必要がありそうです。
【サンライズ】
火曜日3/21の12時頃、引きに向かっていますが、潮はまだ多いタイミングでした。
全体的にミドル~アウトに地形がまとまっていて、頭以上のサイズがあれば、アウトをメインに広範囲で遊べそうでしたが、肩以下からは、ミドルエリアの地形が狭くなり、それよりサイズが下がると、反応する波数が減少傾向のようです。

全体的にまとまった地形がないので、どうしても左右の堤防周辺に狙いが集中してしまうと思います。


【東浪見】
3/21火曜日の13時頃、潮は引きに向かいミドルタイドくらいの時間帯です。
ここは全体的に、一宮やサンライズよりも地形が更にアウトに偏っている雰囲気ですが、これまでと大きく変化した印象はありませんでした。
荒れたコンディションが多めとなっているので、カレントが強まっています。
中央周辺からは、いつも通りの沖に出る流が目立ち、左右の地形を分けている様子です。


左側から中央は前回(3/16更新)よりも、地形が沖にまとまり、ワイドになっていたので、肩~頭サイズで、アウトを中心に狙える地形に期待できそうでしたが、ミドルエリアから手前にかけては、これまでよりも地形の深い印象となりそうです。

【志田】
火曜日3/21の14時頃、潮は引きに向かい、ミドルタイドをすぎた頃の地形チェックです。
やはり荒れたコンディションが多く、全体的にカレントの強い状態が続いて、地形が変化しやすい雰囲気です。
変わらずアウトまで地形が広がり、堤防や中央からのカレント周辺でウネリの切れ目が見つかるものの、基本的にはワイドで速い波ばかりでした。



【太東】
3/21火曜日14時半頃の様子から地形を判断します。引きに向かい干潮に近づいて、潮が少ない印象に変わってきました。
前回更新時(3/16)よりもワイドな波が少なくなりましたが、地形が複雑な為、最近はブレイクが全く安定していません。


やはりスムーズに乗れる地形ではないようです。
時化の影響で、北東のウネリと風が強まり、ガスト方面には更に砂が集まって、アウトまで地形が広がっているので、最近の狙い所は、この周辺になっていました。

全体的にカレントが強まっているので、ビギナーの方は充分注意してください。
【夷隅】
火曜日3/21の15時頃、引きに向かい干潮に近い時間帯なので、潮は少ないタイミングです。
先週からのサイズアップでカレントの激しい状態となり、今週(3/20週)からもサイズが上がり、日曜日(3/19)以外は落ち着いた様子はありませんでした。



最近はピークのみでショルダーの安定しない波が多く、ショートライドが目立っていたので、ミドル~インサイドの地形がまとまり、一定に平らな状態になることを期待したいです。
今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
さて、水温は、12~13℃で多少上がったものの、特に温かく感じる程ではありませんでした。
3連休中のような陽気なら、朝夕以外はグローブやヘッドキャップなしの人も多かったのですが、天気が崩れ、気温も下がる予報が出たらフル装備の準備も未だ必要そうです。。。
最後に、この先の波は、ウネリの残り具合は風次第になりそうです。
沖で低気圧が発達しても、北西の風が強まると急激にウネリが抑えられ、力の弱い波質になると思うので、早ければ木曜日(3/23)から狙えるようになるかもしれませんね。
サイズアップの影響で、カレントによって手前の地形が荒らされてしまうと、サイズが小さくなるほど狙える地形が狭くなる可能性があるので、できるだけサイズが残っているうちにやっておいた方が、広範囲で練習できて、混雑も回避できると思います。
スモールコンディションの場合でも、波のまとまりが悪くなるので、干潮に近いタイミングは避けてもよさそうです。
今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
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