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オーストラリアでの生活②

2007-09-25 更新
今回のOne Earthは、サーフトリップの達人、ハルさんこと福島 晴之さんのオーストラリアでの生活第2弾。
前回はオーストラリアに留学したきっかけや、入学までの足どりの話でしたが、今回はオーストラリアでの生活や、サーフィンライフについて。
生活費などのリアルな話や、みなさんお待ちかねの波の詳しい話をお送りします。

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オーストラリアではシェアという言葉を良く耳にする。辞書で調べると「共有する」という意味だ。
僕はしばらくの間、学校で知り合った日本人と一緒に住んでいたが、海外にきてまで日本人と一緒に住んでいるのに疑問を感じていた。
ある日、新聞を読んでいたら「フラット シェアメイト募集」という記事を見つけた。
フラットとは、アパートやマンションのこと。つまり、同居人募集の広告だった。
さっそく、電話をしてその住所を尋ねてみると50代くらいの感じの良いおばちゃんがでてきた。
おばちゃんはクリスチャンだそうだし、問題もなさそうなので、この場所に引っ越すことにした。20歳の僕にとってはまるでお母さんのような人だ。
ちなみに家賃は、2LDKの家具付き駐車場2台付きで、ひと月560ドル。これを二人で分けるので一人280ドル。日本円で約2万5千円になる。
食事は外食をほとんどしなかった。スーパーに行けば食材はかなり安く買える。オーストラリアではファーストフード以外の外食は高い。
サーフィンに行くためには節約が必然だから、食事も自炊することになる。
この頃覚えたことが今の僕の一人旅にも生かされている。
生活費は全部で5万円。

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平日は学校が終わると、今度は家でも毎日夜中まで勉強した。英語が少しずつ話せるようになると友達も増え益々楽しくなった。
そして、金曜になると一切の勉強をストップして週末のサーフィンに備える。波の状況を確認して目的地を決める。
家があるブリスベンからだと、北のサンシャインコーストから南のバイロンベイまでが射程距離に入る。

足はもっぱらみんなでシェアするレンタカー。一番よく通ったのがゴールドコースト。
このエリアは北はスピットから南はバイロンベイまでサーフコーストが延々と続く。風がないときは多くの場所で波がパンプしている。
その中でも、とくに僕らのお気に入りだったのがクーランガッタエリア。ここは風にも強く、いくつものポイントがある。
他のエリアに波がなくても必ずサーフできるくらいの波のあるデュランバーをはじめ、スナッパーズロック、レインボーベイ、そしてグリーンマウントといったライトブレイクが続く。
波質も決してハードではなく、練習するには丁度良い波だった。

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うねりが大きくなると、キラがブレイクし始める。キラにはハードなバレルと上手いローカル達が多く、なかなか波は回ってこない。
そしてカレントもあるので、さっさと波を捕まえないとテイクオフポジションからはずれてしまう。キラにはよく泣かされた...。
クーランガッタエリアから少し北へ車を走らすと、カランビンというリバーマウスがあり、地形次第でライトのロングブレイクが出現する。
良い波を捕まえると最後まで乗ると帰ってくるのが大変なくらい乗れる。
他にもまだまだ良いサーフポイントがここにはある。

次回へ続く...。

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次回のOne Earthは、週末の充実したサーフィンライフの話の続きなどをお伝えします。
しっかり英語を習得し、なおかつサーフィンも楽しみたい。そんな留学生活を目指しているサーファーは、是非ハルさんの体験談を参考にしてみて下さい。

★BCMからのAUS裏話★
オーストラリアでは部屋をシェアをするのが一般的で、若い人だけでは無く、年配の人でも余った部屋を有効に利用するためにシェアメイトを募集します。
新聞広告や、スーパー、英語学校などの掲示板などで情報を集めて連絡をとったり、今はインターネットを利用して日本から調べることも可能。
英語を覚えたいなら日本人とシェアするのは止めて、現地の人とシェアをするのがオススメ。やはり日常から英語を身近な存在にするのが上達の秘訣です。
また、オーストラリアには色々な国の留学生がいるため、文化を学ぶことも含めて、現地人以外の学生とシェアをするのもアリでしょう。
英語を覚えたいという目的は一緒なので、お互いに刺激をし合って上達が出来ます。但し、この場合は自分よりも実力が少し上の人を選ぶのがベター。
また、文化や生活習慣が違い過ぎてトラブルが起こることもあるので、シェアを決める前にじっくりと話し合いをした方が良いでしょう。
数人でシェアをすれば、ビーチフロントの一等地に住むことも決して夢ではありません。
「家のドアを開けてから数秒でサーフィン可能!」という、なんとも羨ましいオースト