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一宮エリア

2017-03-30 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回(3/22更新)からは、ほとんどの日で北風や午後からオンショア気味な風が吹いていたので、整ったコンディションになるタイミングは限られていました。

サイズがハラ~ムネまで下がってしまったものの、土曜日(3/25)に限っては朝から面ツルで、物足りない感はありつつも、昼頃までは遊べていたと思います。

月曜日(3/27)からは、沖に抜けた低気圧の影響で、あっさりクローズしてしまい、太東以外でサーファーの姿はありませんでした。

今回のクローズで、アウトの地形が更に広がっているので、前回(3/22更新)までとは、違った仕上がりになっていると思います。

それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
3/28火曜日14時半頃の地形チェックです。潮は上げに向かいミドルタイドくらいのタイミングでした。
サイズ的にとてもハードなクローズコンディションとなっていて、カレントが強まり、地形はリセットされてしまい、何日かは変化しやすい状況が続きそうです。
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全体的にビーチが大幅に削られていたので、この砂がミドルエリアにまとまり平らな地形になれば、癖のない波が期待できそうですが、インサイドはカレントの通り道となってしまい、もしかすると、これまでよりも手前が深い状態になるかもしれません。
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アウトの地形は、これまでよりも広くなり、ピークからワイドな波が多くなるかもしれませんね。。。
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狙えるサイズまで落ち着いてしまうと、ミドルエリアから手前はボヨつきやすそうな雰囲気で、今のところ手前にはハッキリと形になってブレイクする様子はありませんでした。
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なんだかんだで、左右の堤防周辺には無難な地形が出来上がると思いますが、どちらかと言うと右側の方が、手前が深い様子となっていたので、潮の狙い目は、引き始めからが無難かと。
肩~頭くらいで、アウトの地形がメインに使えるサイズのうちに、チェックしたいですね。ファミマ側もチェックする価値アリですよ。


【サンライズ】
火曜日3/28の15時半頃、潮は上げに向かい満タンに近い時間帯の様子から、地形を判断します。
ここも前日からクローズコンディションとなっていますが、ビーチの砂が無くなる程で、一宮と比較すると地形的な被害も大きい様子です。
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堤防周辺に限らず、全体的にカレントが強い状態なので、ここも広い範囲でインサイド付近が周りよりも深い印象になっていましたが、潮のタイミング次第では、前回(3/22更新)までとは違い、中央周辺もミドル~アウトにかけて狙えるようになるかもしれません。
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ただし、スモールコンディションになってしまうと、手前で力の弱い雰囲気かもしれませんが、胸~肩以上、頭サイズあれば、アウトをメインに距離が乗れそうです。
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今のところ、変化しやすいコンディションなので何とも言えませんが、狙うなら肩前後のサイズが残るうちかと。
手前のボヨつきを考慮しても、引き始めからが長く遊べる無難なタイミングだと思います。


【東浪見】
3/28(火)16時半頃、上げに向かい満タン寸前で潮の多いタイミングでしたが、ここもビーチがなくなりそうなほどのクローズコンディションとなっていました。
カレントの強さや位置からしても、最近のクローズの中ではスケールの大きな荒れ模様なので、全体的に、これまでとは違った地形の仕上がりになりそうです。
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一宮やサンライズのように、横に流れるカレントよりも、ここは右側の堤防や中央にできる、沖に出るカレントの方が目立っていたので、この周辺は特にアウトに集中した地形が出来上がりそうです。
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しかし、インサイドに関しては深みになっているところが多いので、スモールコンディションのような手前がメインになる状況では、対応できる地形のスケールが狭くなるかもしれませんので、頭前後のサイズからチェックしたいですね。
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この日の様子からは、右堤防のレギュラーが期待できそうな雰囲気があり、左側に関しては、右側よりカレントによる複雑さがないので、サイズが落ち着いてから形になるのかもしれません。
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狙い目としては、サイズが残るうちは右側を含めて、潮の多いタイミングを狙っていいと思いますが、左側は、上げに向かうタイミングでまとまりやすいかもしれません。
全体的にカレントの影響がなければ、潮が少ない時間帯で、距離を重視してもよさそうです。


ここからは、3/29(水)の地形チェックとなります。
【志田】

13時頃、上げ始めていますが潮は少ない時間帯です。前日よりは落ち着いたものの、未だ変わらずクローズコンディションが続いていました。
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ここも左右の堤防や中央からは、沖に出るカレントが強まり、この周辺ではミドル~アウトにかけて、他のポイントよりも地形が浅くなっているので、力のある波質&ピークからワイドなブレイクの波が目立っていました。
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地形は、再びアウトに広がったように思えますが、これまでと比べて、インサイド~ミドルの深みがそれほど気にならない様子なので、スモールコンディションの満潮時でなければ、スムーズに距離が乗れる地形なのかもしれません。
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右側~中央にかけてのレギュラーや、左奥は狙えそうな地形になっていたので、胸~肩サイズの潮が上げに向かうタイミングに、チェックするのが良さそうでした。
頭以上ある場合は、潮が多い時間帯の方が、カレントの影響が少ないと思います。


【太東】
水曜日3/29の14時頃の様子から地形を判断します。潮は上げに向かい、ミドルタイドより少し前のタイミングでした。
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サイズが上がると、堤防アウトからワイドに反応する地形は変わらずでしたが、今回の時化によって、前回(3/22更新)までのアウトの地形は、リセットされた雰囲気があり、少しずつレギュラーの形をキープできる状態に戻ってきた様子です。
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胸~肩以上のサイズからは、広範囲で地形に反応して、ブレイクが速くなるかもしれないので、この時のような、潮の少ない時間帯は避け、上げに向かい、ミドルタイドからのまとまるタイミングが狙い目だと思います。
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他のポイントよりも、落ち着くのが早いですが、スモールコンディションでも、引き始めから狙えば、無難な時間帯に当たる可能性があり、腹~胸サイズで、堤防横から距離が乗れるかもしれません。
ミドル~インサイドの地形の複雑さも、解消されているので、ビギナーの方を中心に、整ったコンディションになれば期待度は高めだと思います。


【夷隅】
3/29水曜日の14時半頃、潮は上げに向かい、ミドルタイドくらいの時間帯です。
ここもクローズコンディションが続き、かなりハードな状態となっていました。
大幅にビーチが削られて、これまでよりもインサイドが広くなっていた印象です。
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サイズアップに伴って、左右からのカレントが強まり、インサイドは他のポイントのように、深くなってボヨつきやすいようでしたが、ミドル~アウトにかけては、集中的に砂が集まり、ピークになる波は、力のある波質です。
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この日は、サイズのわりにテトラ周辺でまとまる波が多く、形をキープしているフェイスがあったので、胸~肩サイズでのコンディションに期待できそうです。
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これまでよりも、地形の範囲が広くなったようにも思えるので、ファンなサイズに対しても、潮の少ない時間帯を狙えば、距離が乗れるタイミングがあると思います。
潮の少ないタイミングに狙えるポイントが少ないので、天気が穏やかな日は、チェックしてみる価値アリだと思います。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温です。
12~13℃で、前回更新(3/22)と変わりないようで、北東の時化後にしては、珍しく例年よりも高めな状態です。
最近は外気も暖かくなり、気温がある日や風が弱ければ、朝夕を除いて、ヘッドキャップやグローブなしでもできると思います。


また、この先の波は、すぐにサイズダウンすることもなさそうですが、予報ではオンショアが吹きやすく、前半はまだ安定しないかもしれません。
週末(4/1)にかけて天気が悪く、気温が下がる事を含めても、このエリアの期待度は低めな様子かと。。。

来週(4/3週)からは、気温が上がる日が増えるようなので、オフショアを想定して、天気が落ち着いてからの方が、このエリアにとっては条件が良さそうです。

各ポイントでアウト中心ながらも、地形のスケールが広がったようなので、胸以上のサイズがあれば、十分距離乗れる波が見つかりそうです。
一宮~東浪見は、手前が深くなってしまった所があるので、スモールコンディションになる前に狙いたいですが、潮の引きに向かうタイミングなら対応できるかもしれません。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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