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一宮エリア

2017-04-07 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回レポートからは、更新した木曜日(3/30)が一番のコンディションとなり、面ツルで肩~頭の波が届き、各ポイントで種類の違ういい波があったので、レベルに合わせてポイントを選べるほど贅沢な一日でした。

しかし、翌金曜日(3/31)~週末にかけては、オンショアが吹き続けていたので、難しい波になってしまい、人も少なかったですね。。。
ただ、週明け月曜日(4/3)からは、南風に変わったので再び十分遊べていた様子です。

地形は、各ポイントでアウトがメインになりつつも、手前までつながる地形があるので、サイズの割りに練習になる波になっていました。


それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
4/5水曜日12時半頃の地形チェックです。潮の動きは小さいですが、引き始めなので満タンに近い時間帯でした。
先週のクローズでカレントが強まり、インサイドが深くなってしまうかと心配しましたが、ハラ前後のサイズに対しても手前の地形がメインになって練習可能なようです。
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右側はミドルエリアが深いため、アウトとインサイドの地形が別れてしまい、左側と比べて距離の短い波が目立っていました。
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地形が狭く、ショアブレイク気味な波質なので、力はあるようですが、堤防周辺以外はカレントの影響を受け、安定した地形は今のところありませんでした。
しかし、落ち着いたコンディションが続けば、少しずつ形になるかもしれませんね。
潮の上げに向かうタイミングの方が、波はまとまると思います。
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ここは左側の方が地形のスケールが広く、ミドルエリアからインサイドまで広範囲にピークがあり、混雑も解消されていました。
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チビ堤防横のレギュラーや、左側の堤防周辺を中心に、スモールコンディションにも対応できる状態になっているようです。
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まとまりの悪い干潮の時間帯は、避けても良いのかと。
全体的には、アウトにも地形が集中しているので、サイズ不足な雰囲気がありますが、肩以上のサイズになれば、アウトの地形が使えるようになると思います。
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海の地形は今のところまとまりませんが、駐車場が整備され、北側が一部舗装されました。


【サンライズ】
水曜日4/5の13時半頃、潮は引きに向かいミドルタイド寸前くらいの様子から地形を判断します。
ここも全体的に地形が沖に出されてしまっているので、潮の少ないタイミングを狙えばアウトから反応するものの、カレントの通り道になっていたミドルエリアが周りよりも深く、この日のようなハラ前後のサイズでは、ここでのボヨつきが気になり、潮のタイミングに敏感で、波質の変化が激しい状態です。
中央周辺は、完全にアウトに限られた地形になってしまったので、肩以上サイズが必要かもしれません。
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フェイスのコンディションが良ければ、潮の少ないタイミングで狙えそうですが、フェイスが厚くロングボード向きな様子でした。
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左側に関しても似た様子ですが、アウトながらも堤防周辺の地形のスケールが大きいので、この時のような引きに向かうタイミングで反応が頻繁になるようです。
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やはりミドルエリアが深く、スムーズに乗り繋げる様子はありませんが、潮の少ない時間帯は、まとまりが悪くてもアウトの地形が使えるようになり、上げに向かい手前の地形でウネリがまとまれば、ショアブレイクが形になるので、使い分ければ遊べるようです。
今週(4/3週)からは右側に砂が集まり、堤防周辺のレギュラーが復活傾向のようです。
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ミドルエリアからインサイドにかけてまとまった地形は、特に癖がなくレギュラーの波が反応して距離が乗れていました。
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波数は少なくピークが限られて混雑しやすいのかもしれませんが、チェックしてみる価値はありそうです。
引きに向かうタイミングで反応がよくなるものの、潮が少なくなるほど形がワイドになり力も弱くなるので、引き始めから狙うのが無難だと思います。


【東浪見】
4/5水曜日の14時半頃、引きに向かいミドルタイドをすぎて、潮の少ない印象のタイミングでの地形レポートとなります。
ここも全体的にアウトの地形が広がり、今回のようなサイズでも潮の少ないタイミングで沖から距離の乗れる状態ではありますが、やはりミドルからインサイドにかけてのスムーズ感に欠けている様子です。
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中央周辺や右側のインサイドを除けば特に深くなっている所もないので、一宮やサンライズのような常にボヨついている雰囲気はありませんでしたが、メインはアウトの地形だと思うので、胸~肩サイズあった方が、潮の変動にも対応できて長く遊べると思います。
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左側から中央寄りまでは、先週のクローズ前より形になりピークが見つけやすく、右側に関しても砂が集まり、サンライズと同様にレギュラーの地形が復活傾向な雰囲気でした。
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スモールコンディションの場合は特に、引きに向かう時間帯の方が無難だと思いますが、潮が少なくなるほどワイドなトロ速いブレイクになる可能性があり、潮の変動にも敏感な様子なので、フェイスが厚くても引き始めの早めの時間帯からチェックしていいと思います。


ここからは、4/6(木)の地形チェックとなります。
【志田】

11時半頃、上げに向かい満タン寸前ですが、この日も潮の動きが小さいので、普段よりは潮が少ない状態です。ここもメインはアウトの地形になっているので、この日も腰~腹サイズながら波数は十分来ていて、距離が乗れていた様子です。
左右の堤防周辺や中央から左寄りには、カレントの跡地が残ってしまい、周りよりも深い雰囲気があり、胸以下のサイズにとってはボヨついて、ハッキリと反応しないセクションになっていました。
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左側は、サイズ不足な印象で反応する地形が狭くなっいますが、安定してピークになる地形があり、砂が集まって浅くなっているので、この先の変化に期待できそうです。
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中央から右側にかけては、他のポイントと比べてもミドル~インサイドまでスムーズに乗り繋げる状態に仕上がり、更にアウトの地形で反応するサイズになると、右奥や中央にレギュラーが出現する可能性がありそうです。
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狙い目としては、上げに向かうタイミングが理想だと思います。
この日よりもサイズダウンしてしまうと、上げすぎに注意ですが、距離の乗れる地形なので、ミドルタイドを基準に長く遊べると思いますよ!


【太東】
木曜日4/6の12時頃、潮は上げに向かい満タンの時間帯から地形をジャッジします。です。
地形はアウトまで広がった状態になっているので、腰前後のサイズでもロングボード用な波質ながら、距離が乗れる地形になっていました。
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先月中は時化が多く、ミドル~インサイドの地形が荒らされた状態が続きましたが、最後の北東のクローズで砂が集まり、堤防から内側がリセットされて、まとまりを取り戻してきた印象です。
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サイズアップしてしまうと、ワイドなブレイクが予想されますが、胸~肩までのサイズなら、潮の多いタイミングも狙えて、形をキープする時間帯があると思います。
スモールコンディションも人気となるポイントなので、波数を考慮すると、腰~腹サイズだと上げ過ぎに注意です。


【夷隅】
4/6木曜日の13時頃、満タンから引きに切り替わる頃なので、潮の多い時間帯です。
先週(3/27週)のクローズの影響で、ミドルエリアに集中した地形が出来上がり、インサイドにかけてもボヨつくセクションは目立っていないので、条件が合えば狙える可能性はあると思いますが、今週(4/3週)に入り、南風が強まり完全にオンショアとなってしまったので、ここの出番はありませんでした。
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この日のコンディションでは、サイズ的にも足りていない様子でしたが、理想は定番の胸~肩サイズかと。
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無風、もしくはオフショアが最低条件だと思うので、この先の週末にかけての南風予報では、期待できないかもしれません。
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引きのミドルタイドが基準となる地形で、狙い目になりそうですが、上げに向かうミドルタイド以上の時間帯を除けば、練習できると思います。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温です。
今までは12℃前後で、外気と比べて冷たく感じましたが、この日(4/6)は2℃くらい上がっているので、3㎜+ブーツで問題ないと思います。


また、この先の波に関しては、オフショアの強い状態が続いてしまうと、ウネリが抑えられて、サイズは下がり傾向になりそうですが、沖で15~20m級の風になっていれば、サイズアップするかもしれません。

南の風波だと、フェイスが開いて乗り難い波質になってしまうものの、各ポイントで、右側の堤防に隠れる地形を狙えば、風を防げてレギュラーの距離が乗れる波が見つかりそうです。

外気も暖かくなり、朝夕の厳しさも緩んできたので、風の弱まる時間帯も狙っていきたいですね。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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