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一宮エリア

2017-04-13 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回(4/7更新)以後は、オフショアとなっていたものの、強烈に吹き付ける南風の影響で、サイズダウンしてしまい、沖のウネリにヨレが入り、週末(4/8・9)にかけて残念なコンディションが続いていました。

今週(4/10週)に入ってからは、北~東風に変わり、サイズも上がらずスモールオンショアコンディションとなってしまいましたが、沖を抜けた低気圧からのウネリが届き、水曜日(4/12)までクローズの待機状態になっていました。

今回の低気圧は規模も小さく、移動スピードが速かったため、ウネリもすでに落ち着き傾向ですが、風向き次第でいつでも狙える状態になっています。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
4/12水曜日の16時頃、潮は上げに向かい、満タン寸前のタイミングでの地形レポートです。
ここもサイズアップの影響でアウトに砂が集まり、カレントが強まった影響で、これまで以上にミドルエリアが深い印象になっていました。
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他のポイントと比べても、アウトへの地形の片寄りがヒドイので、サイズが落ち着いてしまうと、全体的に堤防から内側に、狙える地形が限られてしまいそうです。
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やはり潮が少ないタイミングを狙えば、アウトの地形に反応する時間帯はあると思いますが、手前の地形にまとまりがないので、安定して距離を乗れるワケでもなさそうで、潮の少ないタイミングは波質が落ちてしまうのかと。。。
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ミドルエリアは深いものの、インサイドはビーチが侵食されて、手前の地形に砂が残っているので、どちらかと言うと、インサイド狙いの方がしっかりした波が見つかるかもしれません。
潮の上げに向かうタイミングで、ショアブレイクがまとまれば、コンパクトなピークが出現する可能性はありそうですよ。


【サンライズ】
4/12水曜日の15時頃、上げに向かいミドルタイドを過ぎたので、潮の多い印象になりました。
サイズアップの影響でミドルエリアのカレントが強まり、全体的にアウトをメインに砂が集まっている状態なので、ここもサイズが落ち着いた場合は、手前のボヨつくセクションが目立ってしまうかもしれません。
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肩~頭以上のサイズがあれば、潮のタイミングに関係なく、沖の地形が使えると思いますが、それ以下のサイズだと、反応する地形が狭くなり、フェイスが途切れやすくなってしまいそうでした。
左側から中央にかけては、地形が繋がっていない所が多いので、潮が引くタイミングに波の力が弱まってしまいそうです。
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今のところまとまりはないものの、ビーチが侵食されて手前の砂が動いているので、スモールコンディションの場合は、潮の多いタイミングのショアブレイクをチェックしても面白いかもしれません。
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東浪見と同様に右奥のレギュラーが、地形を広げた雰囲気だったので、このポイントは、右側が基準になりそうです。


【東浪見】
4/12水曜日の14時頃、潮は上げに向かい、ミドルタイドくらいの時間帯です。
前日(4/11)からのサイズアップで、再びクローズコンディションとなっていましたが、この日の午後からは、既に落ち着き傾向に向かい、カレントの影響も少なく、特に荒らされた印象ではありませんでした。
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左右の堤防周辺や中央のように、普段からカレントの通り道となっている所では、アウトをメインに砂が集まり、ピークが安定しているようですが、頭以上のサイズで、丁度良い形になる様子だったので、この先サイズが落ち着いた場合、胸以下のサイズに対してミドルエリアでボヨついた反応になってしまうかもしれません。
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しかし、右側はインサイドが多少深い状態ではありますが、ミドルエリアには砂が集まっている様子なので、乗れる範囲が広がり、サイズが下がっても、これまでより反応がよくなりそうでしたよ!
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潮が上げに向かうと、全体的にボヨつきやすくなりそうでしたが、潮が少なくなれば、一定に浅くなるので、引きに向かう時間帯でアウトの地形に形よく反応していれば、距離が乗れるコンディションになるかもしれません。


ここからは、4/11(火)の地形チェックとなります。
【志田】

11時半頃でした。潮が干潮から上げに切り替わった頃の地形チェックです。
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ここも前回(4/7更新)と大きな変化はありませんでしたが、今回は潮の少ないタイミングなので、前回と同じ胸くらいのサイズに対しても、頻繁に反応していました。
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潮の多い時間帯と比べて、まとまりが悪いものの、インサイド~ミドルの深いセクションがなくなった様で、ピークが定まり、意外と距離の乗れる波が見つかりそうでした。
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しかし広範囲に広がった地形は、カレントの影響を受けやすく、アウトでのワイドブレイクが増える傾向なので、胸~肩サイズ以上は、普段通り上げに向かう時間帯を狙った方が形がまとまり、波を探しやすくなると思います。


【太東】
4/11火曜日11時頃の様子から地形を判断します。この日の一番潮の少ない時間帯でした。
地形は前回4/7更新と変わらず、堤防アウトのワイドな状態が少しずつ解消傾向に向かい、ミドル~インサイドもまとまりを取り戻してきた様子です。
波音~ガスト下にある、沖出しのカレントが安定していて、この周辺には集中して砂が集まり、スモールコンディションに適した地形が出来上がっています。
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潮のタイミングで変化はあるものの、形をキープしているので、この時のように潮の少ないタイミングでも、ファンボードやロングボードで距離が乗れていましたよ。
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上げに向かいウネリがまとまると、パフォーマンスボードでの練習できるようになると思います。
しかし、肩以上の沖の地形に反応するサイズになってしまうと、まとまりのないブレイクになる可能性があり、ベストは、形をキープできる胸前後のサイズな雰囲気ですね。。。


【夷隅】
火曜日4/11の10時頃、潮が引きに向かい、干潮に近い時間帯です。
ビーチが削られ、手前が広く一定に平らな状態になっているので、この時のように潮の少ないタイミングは、インサイドのボヨつきもなくなり、バックウォッシュ等も避けれるようです。
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全体的にミドルからアウトの地形も広がっていて、この日の腹~胸サイズの風波でも頻繁に反応していたので、同じサイズでもウネリなら、スムーズに乗り繋げる波が見つかりそうです。
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しかし、頭近いサイズになると、このタイミングでは潮が足りなくなり、ワイドなブレイクが多くなってしまいそうだったので、ミドルタイドを基本として、サイズに合わせて時間帯を調節するのがベストだと思います。
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引きに向かうタイミングが無難ではありますが、カレントの影響が目立つような時は、上げ始めからに切り替えた方がいいかもしれまんね。
オフショア(北~西)で胸~肩サイズなら、チェックしてみてもよさそうです。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。

さて、水温は、前回(4/7更新)よりも、2~3℃くらい上がっています。
ブーツ無しのサーファーも徐々に増え始め、3㎜+ブーツの準備で問題ないと思いますよ。


最後に、この先の波は、オフショアに変わりコンディションが整いそうですが、低気圧は既に撤収しているので、サイズは下がり傾向になると思います。
今週末(4/15・16)にかけて、胸前後のウネリをキープできそうですが、オフショアが強まってしまう可能性があるので、サイズを重視するなら早くやっておきたいですね。

一宮~サンライズ周辺は、胸以下のサイズからミドルエリアがボヨつきやすい地形になっているようなので、狙うのであれば、潮が引きに向かうタイミングになりそうです。
ショアブレイク狙いなら、潮が多い方が波のまとまりがいいですし、地形的には、太東~東浪見方面の方が、スモールコンディションに対応できる状態だと思うので、とりあえずの1ラウンドなら、志田周辺からのチェックがいいかもしれません。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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