『Rip Curl Pro Bells Beach』 ウィメンズはコートニーが制した!
2017-04-17 更新
オーストラリア・ビクトリア州のベルズビーチで開催中のCT第3戦『Rip Curl Pro Bells Beach』は3日連続でコンテストが進行。
現地時間4月17日、イースターマンデーにウィメンズのQFからファイナルが行われ、コートニー・コンローグ(USA)がファイナルでステファニー・ギルモア(AUS)を倒して2年連続で優勝!
「言葉が無いわ。昨年の優勝ですでに素晴らしい気分を味わい、今年は何度もここで優勝経験があるステフのような選手と戦うことが出来た。彼女とのファイナルは最高だったわね。セットが入る毎に抜きつ抜かれつの争いだった。本当に凄いファイナルだったわ」
ファイナル終了後、自らも1991年にベルズで優勝経験があるバートン・リンチにマイクを向けられてインタビューに答えたコートニー。
QFではカリッサ・ムーア(HAW)、SFではタイラー・ライト(AUS)、そして最後はステファニーと最強の相手を次々と倒して手に入れた2度目のベルズのトロフィー。
ファイナルデイは通算3つの9ポイントをマーク。カービング360を綺麗に混ぜてくるなど、この日スコアが出ていたスタイルに対してのジャッジが勝負の決め手になったと言えます。
「今年のオーストラリアレッグは私にとって少し浮き沈みがあった。でも、良い終わり方をして次のリオ(ブラジル戦)に向かえるのは嬉しいわ」
R4からファイナルまで全て追い込まれた後の逆転劇を繰り返してきたコートニー。
ステファニーとのファイナルでもラスト10分を切ってニード8.33。舞台のベルズ・ボウルズは風の影響も入って難しい波だっただけに万事休すかと思われましたが、 ビッグカービングの連発で9.00。メイク出来なかった最後のクローズセクションでさえも払拭するライディング。
彼女の最後まで諦めない不屈の精神はまたしても勝利の女神を引寄せたようです。
「私は決して諦めない。負けるまで時間は沢山ある。その前に落ち着きを保つの。それはワールドタイトルレースにも同じことが言えるわ」
オーストラリアレッグでの成績は9位、5位、優勝。ランキングは4位まで浮上。
今シーズンからコーチを務めている元CT選手のルーク・イーガンの手腕もタイトル争いの鍵となりそうです。
「ベルズは大好きよ。ここは完璧な舞台。すぐ側で見ているギャラリーのためにクローズアウトセクションでの着地は決めたいと思っているの。またベルを鳴らせることが出来て嬉しい。夢を見ているみたいだわ」
ウィメンズの前、朝の内はメンズのR3の残りヒートが進行。
前日に22歳の誕生日を迎えたばかりのフィリッペ・トレド(BRA)を始め、エイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)、ウィゴリー・ダンタス(BRA)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ジョーディ・スミス(ZAF)がR4進出を決めた一方、ディフェンディングチャンピオンのウィルコことマット・ウィルキンソン(AUS)はウィゴリーとのグーフーフッター対決に敗れています。
ネクストコールは4月18日の朝6時45分(日本時間の同日朝5時45分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると午後には新しい南西ウネリが入る予想。
このウネリは19日にピークを迎え、コンテスト期間中最大のサイズになる見込み。
『Rip Curl Pro Bells Beach』結果
1位 コートニー・コンローグ(USA)
2位 ステファニー・ギルモア(AUS)
3位 タイラー・ライト(AUS)、レイキー・ピーターソン(USA)
5位 カリッサ・ムーア(HAW)、ココ・ホー(HAW)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ジョアン・ディファイ(FRA)
2017 Women’s Championship Tour
『Rip Curl Pro Bells Beach』終了後のランキング
1位 ステファニー・ギルモア(AUS) 24,500pt
2位 サリー・フィッツギボンズ(AUS) 21,700pt
3位 タイラー・ライト(AUS) 19,700pt
4位 コートニー・コンローグ(USA) 18,500pt
5位 レイキー・ピーターソン(USA) 16,250pt
WSL公式サイト
WSL公式facebook
⇒「コンテストリポート」一覧へ
※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。