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一宮エリア

2017-04-20 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回(4/13更新)からは、各ポイントで手前の地形のまとまりが悪く、ミドルエリアのハッキリしない地形だったものの、潮の多いボヨついたタイミングを除けば、そこそこ遊べていましたが、土~日曜日(4/15・16)にかけて強まったオフショアの影響で、一気にサイズダウンしてしまい、どうしようもない状況になってしまいました。

しかし火曜日(4/18)の強烈な南風の影響で、風波ながら平均胸~肩までサイズが上がったので、各ポイント右側の堤防で、風をかわすポジションが見付ければ、十分練習できていたと思います。

風波だった為、地形に対してハッキリとした反応はなく物足りない波質で、潮が少なくなるとサイズダウンしたりと、変動が激しいながら、東浪見~太東のような、比較的砂のたまり方が一定な地形のポイントが、対応できていたと思います。

それでは、直近の各ポイント毎の地形レポートをお届けします!


【一宮】
4/18火曜日11時頃の地形チェックです。潮は、引きに向かいミドルタイドの少し前頃のタイミングでした。
全体的には大きな変化はなく、前回の時化の影響で地形はアウトに出され、ミドルエリアはカレントの道が残り、深い状態となっていました。
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肩以上のサイズからはアウトの地形に反応し、堤防周辺で、潮の少ない時間帯に乗り繋げる事が可能になりますが、ハッキリとした地形は崩れている雰囲気で、フェイスがボヨついたショルダーの短い波になってしまうかもしれません。
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地形的には、アウトとインサイドにわかれた状態となり、最近のスモールコンディションに対しては、インサイドの地形がメインになり、ショアブレイク狙いではありましたが、サイズのわりにしっかりしたブレイクになっていたと思います。
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落ち着いたコンディションが続いていたので、中央のチビ堤防周辺を含め、左右の堤防インサイドの地形が、前回(4/13更新)よりまとまっていた印象です。
オフショアコンディションの腹前後サイズが、形よくまとまりそうでした。


【サンライズ】
火曜日4/18の11時半頃、潮は引きに向かい、ミドルタイドくらいの様子から地形を判断します。
全体的に地形がアウトに広がり、この時のような潮の少ないタイミングには、胸前後のサイズで沖の地形に反応して、距離を乗る事ができそうでしたが、やはりフェイスが厚く、トロ速いブレイクが目立っていました。
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一宮と比べて、インサイド~ミドルエリアの地形が広く、手前の地形では広範囲に反応しているようでしたが、ここもミドルエリアが周りよりも深い状態となっているので、アウトからの波も途切れやすく、地形のまとまりが悪いようです。
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ここでは、右側のアウトがメインになったレギュラーの地形が、一番安定していた印象ですが、やはりミドルエリアで波が途切れてしまうので、胸以上のサイズが最低条件になり、引きのタイミングを狙っても、波質が変化しやすく、今のところ難しい状態です。
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スモールコンディションだと、どうしても手前の地形がメインになってしまうので、潮の上げに向かうタイミングや、ミドルタイドより多い時間帯の、まとまったショアブレイクを狙うのも作戦かもしれませんね。


【東浪見】
4/18(火)12時半頃、引きに向かいミドルタイドを過ぎて、潮の少ない時間帯になりましたが、全体的にアウトまで地形が広がっているものの、ここもミドル~インサイドにかけて、地形のまとまりがイマイチな状態のようです。
しかし、一宮・サンライズよりも広範囲に地形が広がり、胸以上のサイズがあれば、この時のようなミドルタイドを基準に狙って、スムーズに乗り繋げる波が見つかりそうでした。
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中央から右側にかけては、カレントが弱まらず複雑な波質となっていて、ミドルエリアが周りよりも深く、アウトがメインなった地形になっているようなので、肩前後のサイズで遊べる波が反応しそうです。
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右奥に関しては、今のところ安定したレギュラーはないようですが、きっかけになる地形が残り、雰囲気はあるので、カレントが落ち着けば、地形がまとまり傾向になると思います。
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中央から左側では、ミドルエリアの悪影響が少ない様子なので、この時もアウトで反応する波のボヨつきは特になく、スムーズに距離を乗れる波があり、スモールコンディションにも対応できそうな様子でした。
しかし全体的には、潮が多い時間帯や上げに向かうタイミングでのボヨつきが気になりそうなので、サイズが足りない場合は、引きに向かう頃を狙うのが無難かもしれませんね。


ここからは、4/19(水)の地形チェックとなります。
【志田】

14時頃、引きに向かいミドルタイドをすぎて潮の少ない時間帯です。他のポイントと比べて、癖のない地形のようでしたが、ここも形よく反応するメインの地形は、ミドルエリアからアウトに定着しているので、この日のような腹前後のサイズでも、潮の少ない時間帯にはピークが沖にできて、サイズのわりに距離が乗れていました。
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前回(4/13更新)から落ち着いた状態が続き、オフショアなのでカレントが邪魔することも無く、このタイミングを狙えていました。
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しかし、ミドル~インサイドにかけては、カレントの通り道が残っているので、まとまりが悪く、途中で途切れてしまったりボヨつきやすくなってしまい、手前までスムーズに乗れるワケではないようです。
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最近は、上げに向かうとボヨつきやすく、潮が多くても引きに向かうタイミングの方が、波質が良さそうな様子です。
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サイズが上がった場合も、アウトの地形がメインになりそうな雰囲気ですが、肩以上のサイズからは、地形に対して広範囲に反応し、ワイドなブレイクになりそうなので、この場合は、上げに向かいウネリのまとまる時間帯が狙い目になると思います。


【太東】
水曜日4/19の14時半頃の様子から地形を想像します。潮は引きに向かい、干潮寸前のタイミングでした。
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ここもアウトに地形が残っているので、胸~肩以上のサイズからは、全体的に沖からワイドなピークが多くなり、狙い目はミドルタイドを基準に、ある程度潮があってショルダーのまとまるタイミングになると思いますが、最近の膝~腰サイズに対しては、潮が少ない方が距離を狙えているので、ロングボードにはファンなコンディションとなり人気がありました。
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このサイズでは、ミドル~インサイドの地形がメインになっていますが、他のポイントと違い、癖がなく余計な深みがないので、反応が素直で、ビギナーの方にとっても、波が分り易いと思います。
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堤防の内側も狙える状態ながら、波音~ガスト方面にかけて、安定した地形があるので、ポイントを広く使えていました。


【夷隅】
4/19水曜日の15時頃、干潮で一番潮の少ないタイミングです。
前回(4/13更新)からも、荒れたコンディションはなく、大きな地形の変化はありませんでした。
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No.1に限り、アウトがメインの地形になり、インサイドの深みが目立った状態でしたが、No.2~4にかけての地形は、ミドルエリアにまとまり、インサイドまでスムーズに乗り繋げていて、この日のような胸~肩サイズにとって、一番形よく反応するコンディションになっていました。
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この日に関しては、後から西風に変わり、フェイスが整い、風波ながらも南ウネリが残り、他のポイントよりもダイレクトに反応していたので、隠れ貸し切りポイントとなっていました。
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潮が上げに向かい多くなるほど、ショルダーが短くボヨつきやすくなるようなので、最近の地形状況からは、引きに向かうミドルタイドからが基本になりそうです。
この日のサイズが理想ではありますが、反応が弱くハッキリしないものの、腹~胸サイズでも対応できる地形になり、インサイドも、カレントを除けば癖のない砂の集まり方になっていましたよ。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温です。
変わりなく14~15℃くらいをキープしていますが、外気の暖かさと比べると、冷たく感じるものの個人的には、3㎜+ブーツか裸足ですね。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!


★5/1週の更新は都合によりお休みさせて頂きます。4/24週は少しでもGWに近づけ、28日(金)更新を予定しています。
以上、予めご案内申し上げます。

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