オーストラリアでの生活⑤
2007-10-23 更新
今回のOne Earthは、前回までのサーフポイントの話と変わり、ハルさんの英語の勉強方法について。週末は頭の中をサーフィン一色にしていたハルさんですが、平日はどのようにして過ごしていたのでしょう。オーストラリアだけではなく、他の国へ留学に行く予定の方も是非参考にしてみて下さい。-------------------
今回は僕が実践した英語の覚え方を紹介させて下さい。
以前にもお伝えしたように、高校を卒業したての頃の僕は、英語力はまったくと言って良いほど「無」に近かった。留学をすれば勝手に英語が覚えられると思っている方も多いと思うが、現実はそうではない。
まず、人間というのは楽な方へ流れる習性がある。留学先には沢山の日本人がいるので、困ったことがあっても、ある程度英語の喋れる人に通訳してもらえば、簡単に日本語だけでも生活ができる。
気が付くと、一緒に遊ぶのもシェアするのも全て日本人。英語は学校でのみ勉強する環境になる場合も少なくない…。そこで、どうやって自分にとって英語が覚えやすい環境をつくるかが課題になる。
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現地人のボーイフレンドや、ガールフレンドを作ったり、シェアするのも良いだろう。僕は情けないことにガールフレンドができなかったので、住む所をオージーのおばちゃんとシェアした。
そして、半年間イングリッシュスクールに通い、そのあとコマーシャルカレッジに転校した。コマーシャルカレッジとは、商業専門学校のようなもので、将来なりたい職業に関係するために色々なコースが用意されている。
その当時はある程度の英語力があれば入学させてくれた。
無事に入学できた僕が選んだのは、ドメスティックトラベルコースで期間は12週間。卒業したらオーストラリアで旅行関係の仕事に就きたかったからだ。
机を並べるのは殆どオーストラリア人。授業内容は英語、パソコン、簿記、スピーチ、国内旅行の航空券やバスチケットの手配の仕方など。ただ英語を学ぶだけではなく、オージー達と一緒に学ぶことで、さらに自分へのプレッシャーが高まった。
毎日学校が終わってからも、辞書を片手に復習と予習をしなければ、まったく授業についていけなかった。とくに簿記には苦労させられた…。ただそのおかげで半年後にすれすれではあったが、全ての教科をパスして無事に卒業することができた。
本当に嬉しかった。
だから、僕はこれから英語の勉強や留学を考えている方に自信を持って頑張ってもらいたい。サーフィンを頑張っているように、英語だって頑張れば絶対に覚えられる。
世界中には本当に沢山のサーフポイントがあり、そこで出会う人達は人生の宝になる。海外に行って、ただサーフィンして帰ってくるのと、見知らぬ国の人達と交友を深めて帰ってくるのでは、旅の思い出も違った形になるのではないでしょうか?
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今回のOne Earthはここまで。
英語をキチンと習得するには、自分に合った良い学校を選ぶことはもちろん、目的を持って勉強することが大切なんですね。
ハルさんは、オーストラリアで習得した英語を十分に活かし、海外でのサーフトリップをより楽しく、より深いものにしているようです。
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★BCMからのAUS裏話★
オーストラリアに住んで戸惑うことの一つに食生活が上げられます。ファーストフードがあれば生きていけるという人は別ですが、大抵の人はすぐに日本食が恋しくなるでしょう。
シドニーやゴールドコースト、ブリスベンなどの都市部なら日本食のレストランが沢山ありますが、ちょっと値段が高いのが気になるところ。
食費を安く抑えたいなら、まずは普通のスーパーでも置いてある日本の「醤油」を購入して、魚なら大根おろしにかけて一緒に食べたり、肉なら細かく切って野菜と炒めたり…。不思議なもので、「醤油」さえあれば、意外と簡単に「日本食」の味になるものです。
お米も比較的日本のものに似た種類が売っていますので、ぜひ探してみて下さい。
なお、オーストラリアのマヨネーズは日本の味と全く違うため、何でもマヨネーズをかけて食べる「マヨラー」の方には厳しいかも…。日本からの持ち込みは空港で没収される可能性が高いので、割高ですが、日本の食料品を置いてあるお店で調達するのがベター。
最後に女性陣には気になるデザート類ですが、こちらは総じて砂糖多めでカロリーも高いので十分に注意しましょう。日本人女性の大半は、帰国時に体重が増えているという話も良く聞きますから…。