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JPSAロングボード最終戦『ALL JAPAN クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロ』終了!
全5戦で争われる2019年のJPSAロングボードシリーズ。
7月に震災後初の福島北泉で開催された第4戦『北泉プロ』で男子は18歳の井上鷹が4戦中3勝という圧倒的な成績で最終戦を待たずに初のグランドチャンピオンに輝いていました。
最終戦『ALL JAPAN クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロ』は当初9月28日〜29日に湘南の茅ヶ崎で開催される予定でしたが、ウネリが弱く、メンズR2まで進行した時点で延期が決定。
最終戦の残りが年JPSAショートボードの最終戦『Trident Seafoods Chiba Ichinomiya Pro』の後、10月28日〜29日に千葉の志田下で開催され、無事に全ての日程が終了しました。
男子は浜瀬海が優勝
ショートボード開催時の時点でもハードだった会場の志田下。
2日間でウネリ自体は少し落ち着いたものの、風が悪く、ロングボードには難しいコンディション。
サーフボードが折れたり、リーシュコードが切れたりする選手もいて、ジェットスキーが救助する場面もあったほどでした。
そんな中でもラウンドが進むにつれて強い選手のパワフルなサーフィンが際立つようになり、全て1位通過の2017年、2018年のグランドチャンピオン浜瀬海をはじめ、堀井哲、塚本将也、森大騎と強豪がファイナル進出。
序盤は森大騎、堀井哲がリードしていましたが、後半に浜瀬海がノーズライド、ターンのコンビネーションでハイスコアを出してトップに!
追い上げてきた堀井哲をかわして久々の優勝を決めました。
「嬉しいです。オリンピック会場の志田下で優勝出来たというのは凄く嬉しいし、この場を貸してくださったローカルの皆様に本当感謝しています。来年のことはまだ全然考えていないのですが、今年よりも活躍出来れば良いなと思っています。来年もショート、ロング共に出場予定です」
女子はが田岡なつみが優勝
女子は開幕戦で優勝、スポット参戦ながら出場すれば全てファイナルという田岡なつみ、タイトルコンテンダーの吉川広夏、菅谷裕美、小山みなみがファイナルへ。
ヒートは吉川広夏がリード、田岡なつみが追い上げる形で進行。終了間際に田岡なつみが4.30を出して大逆転してシーズン2勝目。
タイトルは吉川広夏が獲得、実に4度目のグランドチャンピオンです。
「今回はグランドチャンピオンとかもなく、本当に試合を楽しもうと思って来て、波も良かったので一戦一戦楽しんで出来ました。茅ヶ崎も大好きですが、志田下はオリンピック会場でもあり、普段はロングボードは入れないポイントなので、とても貴重な経験になりました。来年のことはこれから考えます」
2017年、2018年のグランドチャンピオンでもあり、海外でも活躍する田岡なつみ。
今年は10月にカリフォルニアのローワー・トラッセルズで開催されたロングボードワールドツアー『Surf Relik』で強豪を抑えて見事2位になり、その笑顔が世界中のロガーを魅了していました。
これで2019年JPSAの全てのスケジュールが終了。
2020年はオリンピックイヤーでもあり、サーフィンを取り巻く環境がいつもの年とは違うものになりそうです。
JPSAロングボード最終戦
『ALL JAPAN クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロ』
1位 浜瀬海
2位 堀井哲
3位 塚本将也
4位 森大騎
女子
1位 田岡なつみ
2位 吉川広夏
3位 菅谷裕美
4位 小山みなみ
2019年JPSAロングボード最終ランキング トップ5
1位 井上鷹 7,720pt
2位 堀井哲 6,780pt
3位 森大騎 5,600pt
4位 塚本将也 5,250pt
5位 秋本祥平 5,060pt
女子
1位 吉川広夏 7,440pt
2位 小山みなみ 6,520pt
3位 小髙恵子 5,740pt
4位 田岡なつみ 5,720pt
5位 菅谷裕美 5,480pt
2019年ルーキー・オブ・ザ・イヤー
梶原裕太
平田夏帆
JPSA公式サイト
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)