コラム・特集企画 |
ビギナーズ知恵袋 vol.73 |
★梅雨前線と波予想
梅雨時は、天気もイマヒトツで、波もあまり期待出来ない季節と言われている。
ただ、この時期は天気図上に見られる梅雨前線や、前線上に発生する低気圧等の動きによって、全くサイズアップしない訳ではない。
前回は梅雨について紹介したが、今回のビギナーズ知恵袋では、梅雨前線が南海上に停滞している時など、波にはどんな影響をしてくるか、幾つかのエリアを例に挙げて簡単にご紹介していこう。
【千葉】
海岸線は東を向いたビーチが多いため、前線に向かって吹く北東風によってオンショアコンディションのポイントが目立ってしまうものの、北東よりのウネリにも期待が持てる。
また、低気圧が通過した後の東よりのウネリによってサイズアップする場合もあるが、前線が残ると北東よりの風が吹き続けるため、そんな時はこの風をかわせるポイントをチェックしてみるのが良いだろう。
【湘南】
波への期待度は低いものの、一時的な天気の回復とともに前線が切れたり北上した際、風が弱まり沖合いの弱いウネリが入る事がある。
もちろん、前線上を低気圧が発達しながら通過した時にはサイズアップが期待でき、オフショアよりの風が弱まるタイミングでサイズアップするケースもある。
【伊勢・国府の浜】
前線の活発化などに伴い北東よりのオンショアが吹き、風波でサイズアップする傾向にある。前線上に低気圧が発生すれば更に期待出来るが、東向きのビーチであるため、やはり風向きは気にしたいところ。
低気圧が通過した後は東よりのウネリでサイズアップするケースもあるが、前線が南海上の陸地近くに残っている場合は、北東よりのオンショアが吹き、コンディションを乱すケースも多い。
【和歌山・磯ノ浦】
前線に向かって吹く北東よりのオフショアが続く傾向のため、基本的に波の期待度は低い。ただし、前線上に発生した低気圧が四国沖から紀伊半島沖を発達しながら通過し、前線が切れた時、もしくは南下した時などには南ウネリが反応する事も。
なお、内海の湾奥に位置するため、低気圧の通過するタイミングが速いとウネリはまず入らないので、天気図を随時チェックした方が良いだろう。
この時期の波予想は、梅雨前線の位置や低気圧の動向に大きく左右されるため一概には言えないが、今回のビギナーズ知恵袋を参考に、最新の気象情報等もチェックしつつ、自分なりの波予想をしてみるのも楽しいかもしれない。
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