【BCM波情報活用術】其の弐:波情報コンディションコメント解説 -後編-
2013-04-25 更新
◆「まとまりに欠ける波」
~海面がガタガタ、あちらこちらで崩れてる~
波に十分なサイズがあれば、ショートライドとなるがそこそこ遊べる場合もあり、風の変わり目であれば、その後ウネリがまとまってグッドコンディションに変化することもあります。
◆「トップからのダラダラかトロめ」
ダラダラとは、力なくメリハリの無い波の様子を形容する言葉。
また、トロめとは、ウネリに力が無くブレイクの速度もゆっくりとした感じの波。こちらも「ダラダラ」と崩れる感じで、ショートボードやBBにはあまり向かないですが、ロングならのんびりクルーズはできるかも。
◆「ヨレてまとまりの無い」
~あれ?ピークだと思ったのに・・・~
ヨレるとは、風や異なる方向からの波が重なることが原因で、ウネリがよじれたような状態になること。
その為、波のピーク位置が定まらず、場合によっては複数の波が重なった状態となり、テイクオフポジションを見極めるのが難しい状況となります。
◆「ボヨついて割れづらい」
~波がボヨボヨしてなかなか崩れない・・・~
波のサイズや海底の地形によるが、ハイタイド(満潮)に近づくにつれて水深が深くなり、ブレイクしそうでなかなかブレイクせずボヨついた状況が現れることがあります。
また、ポイントにもよるが人工物などの影響により、返し波(バックウォッシュ)が発生し、異なる方向からの波が重なることなどが原因で、ウネリがボヨついて割れづらい状況になります。
いかがでしたか?波情報のブレイクコンディションを表現するためのベースとなるのは、上記のような文章です。これらの表現を組み合わせて、細かなシチュエーションを説明しています。
他にも「これってどういう意味?」というような文章がありましたら、以下よりメールでお知らせ下さいね。
次回は、波情報ページから参照できる、サーフポイント近辺の気象情報の見方について解説します。
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