匝瑳・吉崎 波情報
※1日前の情報をサンプル表示
オフショアとなる作田や一宮周辺へ向かうのが無難。
UPDATE 12/29 17:20
〈現況〉
夕方も、ハラ〜カタサイズが中心。南西よりの風に変わりましたが、北部〜片貝方面も大きく乱すことなく、一宮の△35を筆頭に1アクション程度出来るコンディション・波質を維持していました。
〈気圧配置〉
日本海北部で発生する低気圧はサハリン付近を北上、朝までに沖縄の南で発生する低気圧が、東北東に進む。また、日本の東にある低気圧は発達しながらアリューシャン方面へゆっくりと遠ざかる見込み。

〈風〉
沿岸部では、未明から西よりの風が強めに吹き続ける。
〈ウネリ〉
アリューシャン付近にある低気圧からの周期の長い北東〜東よりのウネリは続き、日本の東を発達しながら北上する低気圧からの北東〜東よりのウネリも届き、次第にムネ〜頭サイズが中心となり、一宮周辺には最大頭オーバーサイズもありそうです。
〈今後と狙い目〉
北部〜片貝方面はサイド〜オンショアよりの影響を受けてまとまりに欠けた状態のスタートになりそうなので、風をかわす作田などの堤防付近へ向かうのが良いでしょう。オフショアとなる一宮周辺は終日整ったコンディションで遊べそうです。
(S50)
☆観測スタッフのコメント
・一宮エリアは最大「頭」。ある程度満足出来る波がありました。今日がサーフィン納めだった方も楽しめたのではないでしょうか。
・日中気温が上がったことで、沿岸では一時オフショアが吹き、コンディションを落とした時間帯もありましたが、現在はオフショアとなり、コンディション良くサーフィン出来ています。
・10:50~11:30頃 (オンショアが吹き始める前)にサーフィンしたスタッフ(Lore)の感想です。↓
『中央寄り~右側(メイン)に入ってきました!
波数は減りましたが、お化けsetは「頭」近いサイズもあります!ワイド気味なのはローラーコースター出来ました!切れる波はタルくて2ターン入れたら置いてかれましたが、選べば▽30出来ると思います。ピークはいくつもあります!
水温は13.2℃、昨日の12.7℃よりマシですが、ブーツ&グローブ着用がオススメです。』
・明日は概ねオフ寄りの予報となっていますが、気温が上昇する予定ですので、今日と同様に沿岸ではオンショアとなる時間帯もあるかもしれません。サイズも残りそうな、早目が無難そうではあります。
(kiyot)
ビギナーアドバイス
太東・片貝漁港・大原海水浴場が練習しやすそうですが、堤防付近のカレントや片貝漁港のホレてくるピークには十分に注意しましょう。
タイド
太東
今後の風と波(気象)
・一宮
更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45
プロサーファー週間地形レポートへ
週間波予想
12/29(月) 10:35
(S50)
年末年始もしっかりしたサイズが続きそう。
ウネリの期待度(千葉北)

31(水)

01(木)

02(金)

03(土)

04(日)
SAMPLE
12/31(水)
予想天気図
(AM09時)
気象庁Waveシミュレーター
(AM09時)
Noaa Waveシミュレーター
(AM09時)
朝までに三陸沖に発生する低気圧が日本の東を東北東進、発達した別の低気圧が千島の東 からカムチャツカの東に進み、大陸の高気圧との間で日本付近は冬型の気圧配置となる見込み。
アリューシャン付近に遠ざかった低気圧からの周期の長い北東〜東よりのウネリが続き、ムネ〜頭サイズが中心になりそうです。
前半は北西よりの風が吹き、後半は北よりに変わるも、終日弱めの予報なので、オンショアが吹く場所でも影響はさほど気にせずに遊べそうです。
01/01(木)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
低気圧が⽇本の東を北東へ進み、⼤陸の⾼気圧が⽇本付近へ張り出して冬型の気圧配置が次第に強まる見込み。
アリューシャン付近にある低気圧からの周期の長い北東〜東よりのウネリに加え、寒気の影響により沖合を中心に強まる北東の風波でムネ〜頭サイズが中心になりそうです。
沿岸部では北よりの風がやや強めに吹き続ける予報なので、北部〜片貝方面は整ったコンディションで遊べそうですが、一宮周辺は風波の影響でまとまりに欠けた状態のスタートになる可能性があります。比較的整っているTバーの南側をチェックするのが良さそうです。
01/02(金)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
引き続き、低気圧が⽇本の東を北東へ進み、⼤陸の⾼気圧が⽇本付近へ張り出して冬型の気圧配置が次第に強まる見込み。
アリューシャン付近にあった低気圧からの周期の長い北東〜東よりのウネリは弱まり、寒気の影響により沖合を中心に強まる北東よりの風波や、日本のはるか東にある高気圧からの周期の長い東よりのウネリで、サイズダウン傾向となって、次第にハラ〜カタサイズが中心になりそうです。
沿岸部の風はやや強く、前半が北より、後半は北東に変わる予報なので、北部〜片貝方面や一宮周辺の風をかわすポイントで遊ぶ場所を探すのが良さそうです。
01/03(土)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
低気圧が千島近海からカムチャツカの東へ進み、⼤陸の⾼気圧が⽇本の南を中⼼に張り出して冬型の気圧配置が続く見込み。
日本のはるか東にある高気圧からの周期の長い東よりのウネリや、寒気の影響による沖合の北東〜東よりの風波はウネリを伴いサイズアップ傾向となって、次第にムネ〜頭サイズが中心になりそうです。
沿岸部では、北西よりの風が吹き日中は強まる予報なので、朝や夕方が遊びやすそうです。
01/04(日)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
引き続き、⼤陸の⾼気圧が⽇本の南を中⼼に張り出して冬型の気圧配置となる。また、気圧の⾕ が⽇本海に進む見込み。
日本のはるか東にある高気圧からの周期の長い東よりのウネリや、寒気の影響による北東〜東よりのウネリでムネ〜頭サイズが中心になりそうです。
沿岸部の北西よりの風は弱まる予報なので、遊びやすいコンディションを維持出来そうです。
★気象庁発表の予報に基づいて予想しておりますが、その予報が変わると週間波予想も変わってくるため、毎日更新される最新の気象情報や週間波予想のチェックをお勧めします。
更新予定時刻
12:00
8日目以降の天気図/波浪予想
01/05(月) AM09時
01/06(火) AM09時
01/07(水) AM09時
01/08(木) AM09時
12日以降の波浪予想
01/09 (AM09時)
01/10 (AM09時)
01/11 (AM09時)
01/12 (AM09時)
UPDATE 12/19
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
予想以上にハードなサイズが届いた日曜日(12/14)はクローズな景色になりましたが、前後の肩〜頭をキープした期間はポイント全域に選べる波が復活していました。
そのわりに易しいブレイクが多く、スムーズに滑れるセクションや形のまとまりは風の穏やかさと合わせて浮力の強いボードで乗り心地を楽しめていて、各々のレベルに対してややオーバーサイズを狙うくらいがちょうど良さそうでした。
それでは、地形レポートです!
一宮
17日の14時半頃。満タンの潮止まりです。前回の更新頃の北風や日曜日(12/14)の北西コンディションの荒れ具合いに対して比較的悪影響のない波を探せていて、サイズとしてもピーク時の日曜日を除けば前後の期間に胸〜肩セットをキープできていたので、引き続きこのエリアの中では無難に対応できるポイントだったと思います。


肩サイズのセットがなくなってからはアウトからの距離感を失ってしまいましたが、スモールコンディションにとっても、潮の動きに波のまとまりやエリアの広がりを期待できる地形がウネリの雰囲気と合わせて対応を継続していた様子です。
サンライズ
17日の15時半頃。潮は引き始めです。今月に入ってからはカレントを含めたコンディションの落ち着きが複雑なセクションを解消しながら形のまとまりを取り戻していたので、この日の腹前後に対してもインサイドの広がりや残されたウネリの雰囲気に助けられて対応を維持できていました。


東浪見
17日の16時頃。潮は引き始めです。右側半分のサイズ不足な反応が気になっていたものの、更新頃のウネリの波質と胸サイズのセットをキープしたコンディションは、潮の動きと合わせてミドルセクションの対応を確保してくれたので、正面〜左側の堤防周辺を基準にするとこれまでのピークのまとまりや形の雰囲気に距離を遊べる波を探せていました。


志田
18日の10時頃。潮は上げ始めです。予想以上のサイズと西高東低の荒れたコンディションがアウトに不安定な形を増やして厄介な状況ではありましたが、ここにとっても落ち着きの早さは翌日(12/15)からの対応にお手軽なブレイクと素直な反応を取り戻し、火曜日(12/16)までは風の弱まりに狙えるコンディションがあったと思います。
ただ、沖のオンショアの余韻が伝わったこの日のフェイスは複雑なブレイクになってしまい、上げ始めからの潮位に可能性はありつつ、浅さや素直な地形の広がりにピークが定まっていない様子です。

カレントセクションが解消された事で安定していた正面エリアのピークのまとまりや形が崩れてしまい、東ウネリによってショアブレイクのワイドさが際立っていて、上げに向かう潮の変化にもピークのまとまりを探せていませんでした。

太東
18日の11時頃。潮は上げ始めです。ここにとっても日曜日(12/14)の厄介な反応がその後の出番を確保してくれたので、風やサイズのピークを過ぎてからは干潮前後の時間帯を基準に形や距離を遊べる波が見つかりました。


しかし、ピークのまとまりが見つかる反応であれば、多少の風を受けていても信用できる地形が距離を遊ばせてくれそうです。
夷隅
18日の12時頃。潮は上げに向かうハーフタイドです。いつも通りこの時期の風向きに対しては対応を期待できていながら、波質や波向に繊細に反応するポイントでもあり、前回以降は日曜日(12/14)や更新(12/12)直後のサイズに可能性が残されていました。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
上記の通り、前回のチェック時にキープしていた東ウネリの雰囲気とセットの胸ブレイクに関しては、一宮〜志田区間でミドルエリアの反応を維持しながら距離や滑り心地を楽しめる波でした。
前回更新以降の落ち着き傾向なサイズが地形に対してハッキリ反応しなくなり、使えるエリアを限定しながら波数を減少させていたので、オフショアや風の弱まりを狙えても物足りない対応は週末のサイズアップに期待が高まる状況でした。
しかし、日曜日の予想以上の反応は西高東低の荒れたコンディションと合わせて各ポイントにアウトからの余計なブレイクが増えてしまい、太東に関してもサイドオンショアの癖の悪さとワイドなサイズ感に対応が難しくなっていました。
落ち着きの早さは予想通りだったので、翌日には風やカレントの弱まりを含めて素直なブレイクを取り戻し、肩前後のサイズを選べるお手軽なコンディションが残されていましたが、地形を活かせるサイズとしては賞味期限が短く、胸以下になった水曜日の反応に再び物足りないブレイクが目立っていた様子です。
風を防ぎながら波数やサイズ感を重視でき、無難な地形が確保された一宮は対応が安定していたものの、他のポイントに関しては地形にとってサイズ不足なエリアや風向きの悪さが際立ち、複雑な形に苦戦するセクションが増えていました。
さて、この先の波は現時点では高気圧の移動がオンショアを強めているものの、お手軽なウネリの波質を取り戻している雰囲気もあり、沖に通過してからの南東コンディションは風のゆるみと合わせて狙い目になると思います。
サイズダウンが気になりつつ、勢力からはその後の南西コンディションの強まりに対しても急な落ち着きはないと思うので、腹〜胸以上のサイズがあれば風のシフトが形のきっかけになったり、各ポイントにレギュラー重視な反応が増える波向になりそうです。
来週(12/22週)前半のオンショア予報は高気圧の影響が繰り返される雰囲気ながら、次回のチェック頃には再び東ウネリが復活する予想です。
潮の動きにはこれまでほどの変化を狙えず、オフショアには引きのタイミングが無難な傾向ながら、波のまとまりを通り越したボヨつきに反応や乗り心地を妨害される時間が増えるかもしれません。
最後に、水温ですが、変わらず12℃前後なので完全装備の準備が必要な状況ですが、週末(12/20・21)にかけての南西コンディションの強まりが沖の温かい潮を届けてくれるかもしれません。


