匝瑳・吉崎 波情報
※1日前の情報をサンプル表示
明日は全域でサイズアップし、ハードになる場所も増えそうだ
UPDATE 12/20 17:15
〈現状〉
前半の千葉北エリアは、弱い西寄り~北寄りの風が吹いており、広い範囲でオフショアの面の良いコンディション。サイズはハラ~カタ前後が中心で、北部エリアは小振りなサイズが目立つものの、全域でアクション可能な波が探せていた。また、一宮周辺ではサンライズなどで△35の遊べるコンディションとなっていた。
日中以降は、北西~南西風が弱く吹く程度。引き続き全域でアクション可能な波はあり、東浪見では△35のコンディションをキープして遊べていた。
夕方は風向きが不安定ながらも弱く吹く程度だが、ウネリのまとまりが悪くなってきている場所も目立っている。なお、引き続き全域でアクション可能な波はあり、
北部エリアも徐々にサイズアップしてきている。
〈気圧配置〉
明日の日本付近は、サハリン付近の低気圧がオホーツク海を北上し、そこからのびる寒冷前線が北~東日本を通過する見込み。また、東シナ海の前線を伴った低気圧が西日本~東日本の太平洋側を東北東へ進み、前述の寒冷前線と一体化する模様。

〈風〉
終日やや強めの南寄り~南西が吹く予報。
〈ウネリ〉
オホーツク海を北上する低気圧や本州南岸を進む低気圧の影響で南東ウネリが強まり、カタ~頭オーバー前後の場所が多くなる予想。
〈今後と狙い目〉
北部エリアや片貝方面は風の影響を受けてまとまりに欠けた波数の多いコンディションとなりそう。また、サイズアップしてハードになってしまう場所も増えそうなので、なるべく風とウネリを軽減する一宮周辺に向かうのが良いだろう。
(sho)
☆観測スタッフのコメント
・今日、一宮ポイントでサーフィンした3名の感想です。
★8:00(潮位109cm)過ぎまで中央堤防右でサーフ→BCMスタッフ(Unity)
「潮が引きに向かっていたからか?ショルダーの残り方そしてクローズセクションも良くなく(波質が悪く)、納得のいくターンは1回も出来ませんでした…。それに加え、地形による右へのカレントもあり…(すぐに持ってかれる)。上がってから、左側か中央堤防左で入ればよかった…と大後悔しました…。昔から悪い波も進んでやる派の私ですが、個人的には明朝も中央堤防右はオススメできません…。でも、水温が13.6℃あったのは、少し前の11℃台を体験しているのでチョットは楽に感じました。」
★11:00(潮位96cm)前後に中央堤防右でサーフ→BCMスタッフ(Lore)
「ヨレてますが嫌なヨレではなく、堤防近くまで乗っていける△35に近いのもありました!上手い方はホレた切れ目でカービング出来ています!水温は13.4℃、試しにノーグローブで入ってみましたが冷たかったです。」
★16:00(潮位139cm)過ぎまで中央堤防左でサーフ→一宮町在住の大ベテランサーファー
「1stブレイクがホレるから、5回も転がっちゃったよ(笑)。あと沖に向かってカレントもある。でもテイクオフさえ成功すれば、けっこう出来たよ!レフトだね!コッチ(中央堤防右)よりは、アッチ(中央堤防左)の方が波いいと思うよ!」
(Unity)
ビギナーアドバイス
全域で早朝からサイズアップしたスタートとなりそうです。情報をよく確認し、無理なエントリーは控えるようにしましょう。
タイド
太東
今後の風と波(気象)
・一宮
更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45
プロサーファー週間地形レポートへ
週間波予想
12/20(土) 10:55
(sho)
期間中はサイズの心配はなさそうだが、22(月)、24(水)、25(木)は低気圧や気圧の谷の影響でウネリが強まりハードになる場所も増えそうだ
ウネリの期待度(千葉北)

22(月)

23(火)

24(水)

25(木)

26(金)
SAMPLE
12/22(月)
予想天気図
(AM09時)
気象庁Waveシミュレーター
(AM09時)
Noaa Waveシミュレーター
(AM09時)
前線を伴った低気圧が千島の東や日本の東へ進み、高気圧が北日本付近へ移動する模様。
風は終日強めの北寄り~北東が吹く予報。
日本の東へ進む低気圧からの南東~東寄りのウネリが強まり、頭~頭半サイズの場所が多くなる予想。
北部エリアの飯岡方面など、ウネリと風を軽減する場所を除き、全域でハードなやクローズ気味となりそう。サイズとコンディションに対応出来る中~上級者は片貝・新堤や一宮周辺の堤防南側のピークをチェックしたい。
12/23(火)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
高気圧が北日本を通って、千島近海へ移動する模様。
風は終日北寄り~北東がやや強めに吹く予報。
前日までの南東ウネリは次第に落ち着くが、日本のはるか東にある低気圧からの北東~東寄りのウネリが反応し、カタ~頭オーバー前後の場所が多くなる予想。
風は多少落ち着く予報だが、しっかりとしたウネリが続く見込みなので、前半はハードな場所も残りそう。なお、北部エリアやウネリを軽減する場所は、次第に遊べるコンディションとなることも考えられる。
12/24(水)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
大陸の高気圧がサハリン付近へ進み、日本付近に気圧の谷が進む模様。
風は前半は弱い北寄りで、後半は南寄りが次第に強まる予報。
はるか東へ遠ざかる低気圧からの北東~東寄りのウネリが続き、日本付近に進む気圧の谷の影響で南東ウネリも反応し、再びサイズアップして後半は頭オーバー前後となる場所もありそうだ。
前半は一旦ウネリが落ち着き、風も弱い予報なので、広い範囲で遊べるコンディションが期待出来る。ただし、次第に南寄りの風と南東ウネリが強まることで、北部エリアや片貝方面はハードになってしまいそう。なるべく風の影響が小さい一宮周辺に向かいたい。
12/25(木)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
日本付近を気圧の谷が通過する模様。
風は終日強めの南寄り~南西が吹く予報。
アリューシャン方面へ進む低気圧からの北東~東寄りのウネリに加え、通過する気圧の谷の影響による南東ウネリが強まり、カタ~頭オーバー前後の場所が多くなる予想。
ウネリのピークは前半で、後半は次第に落ち着いてくる見込みだが、北部エリアや片貝方面はまとまりに欠けたハードなコンディションが続く場所もありそう。サイズとコンディションに対応出来る方は、なるべく風とウネリを軽減する一宮周辺に向かいたい。
12/26(金)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
大陸の高気圧が日本付近に張り出し、冬型の気圧配置となる模様。
風は終日やや強めの北寄りが吹く予報。
アリューシャン方面へ遠ざかった低気圧からの周期の長い北東~東寄りのウネリが反応して、カタ~頭オーバー前後の場所が多くなる予想。
北部エリアや片貝・新堤などは風とウネリを軽減し遊べるコンディションも期待出来る。一宮周辺はハードなコンディションが続く場所もありそうだが、中~上級者を中心に堤防南側のピークで遊べる波もありそうだ。
★気象庁発表の予報に基づいて予想しておりますが、その予報が変わると週間波予想も変わってくるため、毎日更新される最新の気象情報や週間波予想のチェックをお勧めします。
更新予定時刻
12:00
8日目以降の天気図/波浪予想
12/27(土) AM09時
12/28(日) AM09時
12/29(月) AM09時
12/30(火) AM09時
12日以降の波浪予想
12/31 (AM09時)
01/01 (AM09時)
01/02 (AM09時)
01/03 (AM09時)
UPDATE 12/12
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
前回以降はチェック時の物足りないブレイクもその後に反応した北東ウネリが頭前後セットを復活させてくれたので、太東を含めたこのエリア全域でアウトの地形にできるピークから距離を乗れる波が見つかり、その頃のコンディションからも朝の西風がオフショアを確保し、日中の北風やオンショア気味な風向きも穏やかさが悪影響を抑えてくれていたので、北東のシフトで乗りしろのある形を探しやすく、1日を通してこのエリアでポイントを選べる状態を維持できていました。
それでは、地形レポートです!
一宮
10日の13時半頃。干潮の潮止まりです。他のポイントと比べると安定したピークや形のまとまりを選べていて、正面エリアのアウトの地形をメインにファーストセクションのスムーズさを楽しめていた状態です。


これまでメインに狙っていた地形を基準に横移動を楽しめるエリアも増え、干潮に向かう変化や上げ際のまとまり等、潮の動きに対しても反応のいい波質が残っていた状況です。
サンライズ
10日の15時頃。潮は上げ始めです。反応が乏しくなっていた以前の状況にとっては前半の週にキープしていたウネリに助けられて対応できるブレイクや形が確保され、干潮の動きと合わせてエリアの広がりも狙えていましたが、肩〜頭セットのピークのまとまりを残しつつ、ハッキリしない形やブレイクが乗り心地にスムーズさを失い、トロ速いファーストセクションや短いフェイスが目立っていた印象です。


比較すると安定した距離を期待できず波数の乏しさが気になりますが、対応できる潮時が復活し始め、次のサイズのきっかけに可能性が繋がっている様子です。
東浪見
10日の16時頃。潮は上げ始めです。予想以上にキープしていた前半の週(11/24週)の肩〜頭セットに関しては、ミドルエリアのブレイクをメインにアウトから距離を狙える反応となり、右側を含めてポイント全域にピークを出現させてくれました。前回更新頃(11/27)の北東ウネリで探せていた形のまとまりは30日の東ウネリ以降でワイドなフェイスが目立ってしまいました。


志田
11日の14時頃。潮は干潮寸前です。前回以降も予想以上の反応がありましたが、一宮方面よりも控えめなサイズが目立つポイントとしては、肩〜頭近いセットでアウトの地形を使える十分な距離感があり、ここにとっても午後の風の弱まりに素直なブレイクを維持できる日が多く、前半の週は安定した胸以上のブレイクと悪影響の少ないコンディションが確保されていた印象です。


正面エリアでは波数や距離感がメインになっていましたが、余計なカレントが解消され、右側のレギュラー波がまとまりを取り戻しました。
また、左側の手前の深さが気になっていた部分も、ミドルエリアの対応が広がり、この日の腹前後の波に関しては、インサイドをメインに使いつつ、形の素直さやサイズに見合った距離感が残り、上げ始めのボリュームアップや引きの動きにも良い変化が見込めました。
太東
11日の15時頃。干潮の潮止まりです。前回のチェック時の北東ウネリに関しては、堤防周辺にできるピークから久しぶりにハッキリしたレギュラーのブレイクが復活し、その頃のコンディションの穏やかさと合わせて素直な反応や悪影響の少ない乗り心地を楽しめていました。


夷隅
11日の16時頃。潮は上げ始めです。前回の更新以降に復活した北東ウネリで意外なサイズが届いたり、衰える事なくキープしたその後の東ウネリにもここの出番を期待できる反応があったので、一宮と同じく北〜北西の風にオフショアを狙えるポイントとしては、前半の期間のコンディションは予想以上の可能性を秘めていました。


No.1に関してはインサイド〜ミドルエリアに微妙な広がりが残っているかもしれませんが、以前のスムーズさはなく、サイズやカレントの強まりに反応する雑なブレイクが増えると思います。その他のエリアは全体的な深さやインサイドの狭さが残念な地形です。
今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
上記の通り、気圧配置の雰囲気に落ち着きを予想していましたが、沖を含めた穏やかなコンディションが高気圧からの東ウネリを素直に届けていて、リセットする事なく意外なサイズを継続しながら癖の強い地形にも広範囲を狙えるブレイクをキープしてくれました。
東ウネリに変わってからはワイドな反応が増え、見た目より易しい波質はピークや乗り心地がハッキリしなくなったものの、コンディションの穏やかさをキープした対応に潮時を選べていたので、距離を遊べる波を探せていたと思います。
後半に入ってウネリは落ち着き傾向でしたが、東ウネリの波質はキープできていました。
地形の対応にやや乏しさが感じられた腹〜胸サイズの波ではありましたが、穏やかなコンディションが続いたことで、素直な反応が得られました。
ミドル〜インサイドには癖の強いエリアが残っていましたが、干潮の変化を基準にスムーズに滑れるセクションを狙うことができました。また、悪影響が少なく、サイズを重視した一宮の対応に人気が集まった様子です。
スモールコンディションで使うエリアに癖が残るポイントが目立っていながら、前回以降のカレントの解消とほどほどなウネリの働きが手前の深いセクションを回復傾向にしていた雰囲気でもあり、全体では以前と大きな変化はありませんが、インサイドの対応の広がりや地形のまとまりを取り戻しているように思えます。
さて、この先の波は勢力を伴った気圧配置の入れ替わりがコンディションの変化を激しくする雰囲気で、金曜日(12/12)の北西コンディションの強まりにこれまでの波質をリセットされ、月曜日(12/15)からの西高東低もサイズダウンを繰り返しそうなので、本格的な冬型に影響されてサイズ不足や不安定な反応が増えると思います。
今のところ土曜日(12/13)の沖の南東コンディションにウネリが復活する可能性があり、低気圧の通過にかけてサイズやオフショアを残してくれるかもしれませんが、ウネリのきっかけが変化するので長続きには期待できず、コンディションの変化が形や乗り心地を不安定にしそうです。
各ポイントでまとまりが崩れていたインサイドの地形に広がりを取り戻している傾向ですが、西〜北西の風の妨害を受けたサイズに力の弱い反応が気になり、コンディションの荒れ具合いがカレントを復活させるとこれまでのような滑り心地は難しい予想です。
しかし、変化が乏しい潮汐にも朝夕の動きが対応の広がりと波のまとまりを助けるタイミングを残しているので、胸以上のセットや穏やかなコンディションをキープできれば前回の形を復元した波が見つかるかもしれません。
最後に、水温ですが、13℃の水温が外気の冷え込みと合わせて完全装備を意識させている状況ながら、南からの潮流の強まりが沖には16〜18℃の潮をとどめているので、例年通りの低下は避けられないものの、東風のコンディションの継続や南風の強まりでゆるみを期待できるかもしれません。


