豊海 波情報
※1日前の情報をサンプル表示
明日は比較的弱い北西風の吹く前半がオススメ
UPDATE 11/26 17:10
〈現状〉
前半の千葉北エリアは、弱い北寄り~北西または西寄りの風で、サイズはコシ~ムネ前後が中心。風の合う場所が多く、全域で整ったコンディションで遊びやすいスタートとなっていた。北部エリアは小振りなサイズが目立つが、椎名内では1アクション出来る波があり、、片貝方面や一宮周辺は作田や一宮の△40をはじめ、ハラ~ムネサイズで遊べるコンディション。
日中以降は、徐々に北西風が強まってきていたが、引き続き全域でアクション可能な波はあり、一宮では△45で楽しめる波も入っていた。また、片貝方面も作田や本須賀、片貝・新堤で△評価となっており、遊べるコンディション。
夕方は、日中強まった北寄り~北西風が徐々に落ち着いてきており、サイズも大きくダウンすることなくモモ~ハラ・最大ムネ前後をキープしている。なお、一宮の△40をはじめエリア内の多くの場所でアクション可能な波がある!
〈気圧配置〉
明日の日本付近は、低気圧が朝鮮半島付近から日本海に進み、そこからのびる前線が西~北日本を通過する見込み。また、大陸の高気圧が東へ移動する模様。

〈風〉
前半は北寄り~北西、後半は南東~南寄りが次第に強まる予報。
〈ウネリ〉
日本の東へ遠ざかった低気圧などからの北東~東寄りのウネリが続き、コシ~ムネ・最大カタ前後の場所が多くなる予想。
〈今後と狙い目〉
前半は北部エリアや片貝方面は風の合う場所が多く、一宮周辺もさほど強く吹かない予報なので、広い範囲で遊べるコンディションとなりそう。ただし、後半は北部エリアや片貝方面は次第に強まる南東~南寄りの風の影響が大きくなってしまいそうなので、なるべく風の影響が小さい一宮周辺に向かうのが良さそうだ。
(sho)
☆観測スタッフのコメント
・今日のお昼前、東浪見ポイントに本気の波チェックに来たプロサーファー週間地形レポートでお馴染みの関田プロ(ガチャピン)のお話しです。
「左のライトいいっしょ。でも、もし今から俺が入るとしたら最初左で30分やってから階段正面に移動してみるかな。どっちも潮が乗った方がいいと思うよ。さっき、サンライズ見てきたけど中央の左寄りが出来そうだったね。でも潮が引きに向かうより上げに向かう時の方がいいと思う。左は上げパンのショアブレイク(インサイドの速いの)が1番出来るっしょ!右はタルいけどライトはあるよね。ここ(東浪見)の右と似てるけど、ここは最後無くなっちゃう(地形深い)よね(笑)。最近は水温冷たくなってきたけど、また南吹いたら少し上がってくると思うよ。だって少し沖の水深10mくらいからは16℃よりも高いからね。」
※海を知り尽くした男ガチャピン(漁師)の次回のプロサーファー週間地形レポートをお楽しみに!
・今日、一宮ポイントで水温を計りながらサーフィンしたスタッフ(sho)の感想です。
「13:30左側〜坂の前16.0℃。ライト・レフトありますが、ライトの方が△入りやすいです。坂の前〜ブランコ前に入るsetはgood。ムネサイズはかな〜り少ないですが入ります。3mmラバーで丁度良いです(暑がり限定)。天気良いので着替える時も寒くないです。」
※一宮ポイント内、地形は中央堤防右がNo.1ですが、他にもアクション可能なバンクはいくつかあります!
(Unity)
ビギナーアドバイス
明日も北部エリアや片貝方面は前半~日中にかけて練習しやすいコンディションとなりそうです。
タイド
太東
今後の風と波(気象)
・一宮
更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45
プロサーファー週間地形レポートへ
週間波予想
11/26(水) 10:45
(sho)
11/28(金)~30(日)は比較的遊びやすいコンディションとなりそうだが、12/1(月)以降は南寄り~南東ウネリが次第に強まる見込み
ウネリの期待度(千葉北)

28(金)

29(土)

30(日)

01(月)

02(火)
SAMPLE
11/28(金)
予想天気図
(AM09時)
気象庁Waveシミュレーター
(AM09時)
Noaa Waveシミュレーター
(AM09時)
低気圧が発達しながらサハリン付近へ進み、大陸の高気圧が朝鮮半島付近に移動し西日本に張り出す模様。
風は前半は南西~西寄り、後半は北西~北寄りにシフトし次第に弱まる予報。
日本の東へ遠ざかった低気圧などの北東~東寄りのウネリやサハリン付近へ進む低気圧の影響で南寄りの風波がしっかりと反応し、ハラ~カタ前後の場所が多くなる予想。
朝のうちは北部エリアや片貝方面は南西風の影響でややまとまりに欠けたコンディションとなってしまいそうだが、一宮周辺は風も合い、しっかりとしたサイズの波で遊べるだろう。なお、後半は次第に風が北寄りにシフトして弱まる予報なので、北部エリアを含め広い範囲でコンディションは整いそうだ。
11/29(土)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
低気圧がオホーツク海へ進み、高気圧が本州付近へ移動する模様。
風は前半は北寄り~北東、後半は東寄りが吹く予報。
高気圧の吹き出しやアリューシャン方面の発達した低気圧からの北東~東寄りのウネリが続き、ハラ~カタ前後の場所が多くなる予想。
北部エリアは前半を中心に比較的面の整ったコンディションが期待出来るが、片貝方面や一宮周辺は強めに吹く北東風の影響を受けてしまうだろう。なるべく風を軽減する、片貝・新堤や一宮周辺の堤防南側のピークをチェックしたい。
11/30(日)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
高気圧が日本のはるか東へ移動し、低気圧が大陸からサハリン付近へ進む模様。
風は前半は北西、後半はやや不安定だが弱く吹く程度となる予報。
高気圧の吹き出しやアリューシャン方面へ遠ざかった発達した低気圧からの東寄り~北東ウネリが続き、前半はハラ~カタ前後、後半はコシ~ムネ前後の場所が多くなる予想。
ウネリは徐々に落ち着くものの、広い範囲で遊べるサイズは続く見込み。また、風は終日強まることはなさそうなので、一日を通して遊べるコンディションが期待出来る。
12/01(月)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
低気圧が日本海からサハリン付近へ進む模様。
風は終日南西で日中以降は強めに吹く予報。
アリューシャン方面へ遠ざかった発達した低気圧からの東寄り~北東ウネリに加え、日本海を進む低気圧の影響で、次第に南寄りの風波が強まりムネ~頭前後の場所が多くなる予想。
エリア全域でサイズアップし、北部エリアや片貝方面は南西風の影響も受けてまとまりに欠けたややハードなコンディションとなりそうだが、一宮周辺であれば、サイズに対応出来る中~上級者を中心にしっかりとしたサイズで楽しめる波もありそうだ。
12/02(火)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
低気圧がオホーツク海に進み、大陸の高気圧が東シナ海に張り出して、西高東低の気圧配置となる模様。
風は終日北東が吹く予報。
前日の南寄りの風波は弱まるが、アリューシャン方面へ遠ざかった発達した低気圧からの東寄り~北東ウネリや日本の南東を進む低気圧からのウネリが反応し、ハラ~カタ・最大頭前後の場所が多くなる予想。
北部エリアは終日大きく面を乱されることなく滑れる波が続きそう。片貝方面や一宮周辺は、北東風の影響を受ける場所も増えそうだが、片貝・新堤や一宮周辺の堤防南側のピークであれば、しっかりとしたサイズで遊べる波も探せそうだ。ただし、場所によってはハードになりそうなので注意が必要。
★気象庁発表の予報に基づいて予想しておりますが、その予報が変わると週間波予想も変わってくるため、毎日更新される最新の気象情報や週間波予想のチェックをお勧めします。
更新予定時刻
12:00
8日目以降の天気図/波浪予想
12/03(水) AM09時
12/04(木) AM09時
12/05(金) AM09時
12/06(土) AM09時
12日以降の波浪予想
12/07 (AM09時)
12/08 (AM09時)
12/09 (AM09時)
12/10 (AM09時)
UPDATE 11/20
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
前回(11/13)の更新以降も以前のような厄介なサイズアップはなく、週一の南西コンディションが確保され、北西コンディションや朝凪の風の弱まりに合わせてヨレや重なりの少ない反応を探せていました。ただ、アウト重視に広がった地形に反応がなくなってしまい、穏やかなコンディションはカレントとの重なりが形のきっかけになっていた地形のブレイクを手伝ってくれないので、ピークも激減し、ワイドなショアブレイクしか狙えないポイントも増えていました。潮の動きにも地形を活かせる変化はほとんどなく、干潮時のバラつきや上げ際のフェイスのボヨつきに負けたブレイクは物足りなさが際立っていました。
それでは、地形レポートです!
一宮
11/19の8時頃。潮は引きに向かう干潮に近い時間帯です。


サンライズ
11/19の9時頃。潮は干潮寸前です。


東浪見
11/19の10時頃。干潮の潮止まりです。
気圧配置にきっかけがなくては北東コンディションで届くウネリも期待できず、この日の反応も浮力の強いボードなら滑れるかもしれませんが、横移動や距離を狙えない乏しいブレイクばかりです。


志田
11/19の13時頃。潮は上げに向かうハーフタイドをすぎた時間帯です。


太東
11/19の14時頃。潮は満タンに近い時間帯です。


夷隅
11/19の15時頃。満タンの潮止まりです。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
上記の通り、腰〜腹サイズのキープは浮力のあるボードで気軽に楽しみ易い雰囲気やビギナーにとってもお手頃なブレイクを狙えていましたが、更新頃にリセットされたウネリはその後も復活を期待できず、オンショアの波質が見た目以上に力不足な反応だったので、分断やまとまりの悪さが気になる地形に対してはフェイスの狭い波が増えてしまい、ハッキリしない形と力の弱い乗り心地が対応できる地形を限定していた印象です。
さて、この先の波についてですが、気圧配置の入れかわりが頻繁な予報ながら、この先もコンディションの変化の中にオフショアや風が弱まるタイミングを狙えそうです。低気圧や高気圧の通過もあって、若干のサイズやウネリの雰囲気を取り戻せる可能性はありますが、勢力とコースからはハッキリしたきっかけはなく、北西や南西の風を受けて落ち着きが早まると地形に対して物足りないブレイクが目立つかもしれません。
志田周辺や一宮の一部では潮位の高さに対応できるエリアも残されていますが、風波の力の弱さがブレイクを鈍くしているので、潮の動きが小さくなる期間に特別な変化を期待できず、ウネリが復活しても起伏の激しい地形が癖の悪いボヨつきやカレントセクションの重なりを誘発しそうです。アウトの地形に反応するサイズになればスムーズに滑れるフェイスや距離を遊べるブレイクを探せるものの、インサイド〜ミドルエリアの仕上がりはスモールコンディションの対応が不安定で、今のところショアブレイクのまとまりも定まっていません。
最後に、水温ですが今月に入ってからは水温の低下が進み、前回(17~18℃)よりもまた1℃下がっている16℃前後といった状況ですが、最近の一桁台の最低気温や日中の冷え込みには外気を重視した対応が無難な様子で、起毛のフルスーツやブーツの装備を意識させられています。


