白子 波情報
※1日前の情報をサンプル表示
まずは早朝の北西風が弱く吹く時間帯の1ラウンドがオススメ
UPDATE 12/02 17:15
〈現状〉
前半の千葉北エリアは、弱い北西風の吹く場所が多く、サイズはムネ~頭前後が中心。早朝はエリア内で△の場所は無いが、片貝方面や一宮周辺は広い範囲でアクション入る波があった。一方、北部エリアの飯岡方面ははしっかりとウネリが軽減されており小振りなサイズとなっていた。
日中以降は徐々に北西~北東風が強まり始めていたが、北部エリアや片貝方面は椎名内や本須賀、作田などで△評価となっており遊べるコンディション。なお、一宮周辺は△評価の場所は無いが、ムネ~頭サイズで1アクション出来る波があった。
夕方は、全域で北寄り~北東風が吹いており、片貝方面や一宮周辺は風の影響を受ける場所が目立っている。ただし、エリア内に▽評価の場所はなくなったものの、すべての場所で滑れる波はあり、広い範囲で1アクション出来る波は探せている!
〈気圧配置〉
明日は、前線を伴った宗谷海峡付近の低気圧がオホーツク海を北上し、日本の南の前線上の東日本太平洋側に低気圧が発生して、急速に発達しながら日本の東を東北東へ進む見込み。また、日本付近は大陸の高気圧との間で冬型の気圧配置となる模様。

〈風〉
早朝は北西~西寄りで、日中は南西~南寄りが吹き、後半は再び北西が吹く予報。
〈ウネリ〉
アリューシャン方面の発達した低気圧からの周期の長い北東ウネリや日本の東を進む低気圧からの東ウネリが続き、カタ~頭オーバー前後の場所が多くなる予想。
〈今後と狙い目〉
早朝や後半は、比較的風は弱く、また風の合う場所も多そうなので、広い範囲で整ったコンディションとなりそう。なお、日中はやや南西~南寄りの風が強まる時間帯もありそうなので、北部エリアや片貝方面は面を乱されてしまうことも考えられる。また、しっかりとしたウネリが続く見込みなので、サイズに対応出来る方は片貝方面や一宮周辺、ハードなコンディションを避けたい方は北部エリアなどへ向かうのが良いだろう。
(sho)
☆観測スタッフのコメント
今日、一宮ポイントの左側でサーフィンした3名の感想です。
★13時(潮位146cm)過ぎまでサーフ→BCMスタッフ(S50)
「水温16.0℃。カレント強いし、ダンパー多いです。たまにいい感じのは来るけど、中々いいポジションにいれなくて難しいです。もう少し引いた方がいいみたいです。」
★17時(潮位70cm)前までサーフ→元プロサーファーの方
「入った時の方が良くて2発行けるのもあったけど、今は更に速くて1発かな。明後日のマスターズ(マルキで開催のSリーグ)、頑張るよ!」
★17時(潮位70cm)頃までサーフ→白子ローカルサーファーの方
「右にカレント強かったけど、入った時(潮位120cmくらい)の方が良かったです。いいのは2アクション行けたし。今はカレントは無くなったけど、ダンパーが増えて切れ目からでも1アクションがやっとの感じですね。ボヨつきは無いけど、難しかったです。でも、俺はまだ裸足で全然平気!」
※潮的には上げ過ぎず、引き過ぎず(110cm〜120cmくらい?)が波質はベターなようです。
(Unity)
ビギナーアドバイス
明日も飯岡方面は終日比較的落ち着いたサイズで練習出来そうです。
タイド
太東
今後の風と波(気象)
・一宮
更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45
プロサーファー週間地形レポートへ
週間波予想
12/02(火) 11:00
(sho)
周期の長い北東ウネリは徐々に落ち着く見込みだが、後半は南寄りのウネリが反応し、しっかりとしたサイズをキープするだろう
ウネリの期待度(千葉北)

04(木)

05(金)

06(土)

07(日)

08(月)
SAMPLE
12/04(木)
予想天気図
(AM09時)
気象庁Waveシミュレーター
(AM09時)
Noaa Waveシミュレーター
(AM09時)
発達した低気圧がオホーツク海に進み、大陸の高気圧が日本の南に張り出す見込み。なお、北日本付近は冬型の気圧配置が続く模様。
風は終日西寄り~北西で、後半は次第に弱まる予報。
アリューシャン方面の発達した低気圧からの周期の長い北東ウネリが続き、ムネ~頭・最大頭オーバー前後の場所が多くなる予想。
多くの場所で風は合いそうなので、広い範囲で整ったコンディションで遊べるだろう。ただし片貝上面や一宮周辺は引き続きややハードとなる場所もありそうなので注意したい。
12/05(金)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
引き続き、発達した低気圧がオホーツク海にあり、高気圧が朝鮮半島付近へ移動して日本の南に張り出す見込み。なお、北日本付近は冬型の気圧配置が続く模様。
風は前半は西寄り~南西、後半は北西が吹く予報。
アリューシャン方面の発達した低気圧からの周期の長い北東ウネリが続き、ムネ~頭・最大頭オーバー前後の場所が多くなる予想。
北部エリアや片貝方面は南西風の強まり方次第では面に影響を受けてしまいそうだが、一宮周辺であれば終日しっかりとしたサイズの波で遊べそう。なお、後半は北部エリアや片貝方面も次第にコンディションは回復する見込み。
12/06(土)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
高気圧が日本付近へ移動し、気圧の谷が日本海に進む模様。
風は前半は北寄り、後半は北東~東寄りが吹く予報。
アリューシャン方面の低気圧からの北東ウネリが徐々に落ち着きつつも続き、ハラ~カタ前後の場所が多くなる予想。
概ね風は弱く、北部エリアや片貝方面は前半を中心に落ち着いたコンディションとなりそう。なお、ウネリは徐々に弱まりつつも遊べるサイズは残り、幅広いレベルのサーファーが楽しめそうだ。
12/07(日)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
高気圧が日本の東に移動し、気圧の谷が本州付近へ進む模様。
風は前半は北西、後半は北東が吹く予報。
アリューシャン方面の低気圧からの北東ウネリが前日と同程度で続き、ハラ~カタ前後の場所が多くなる予想。
終日風は弱く、全域で大きく面を乱されることなく遊べる波が続く見込みなので、引き続き幅広いレベルのサーファーが楽しめそうだ。
12/08(月)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
低気圧が発達しながらサハリン付近へ進み、前線が北日本付近を通過する見込み。また、大陸の高気圧が東へ移動して冬型の気圧配置となる模様。
風は終日やや不安定だが弱く吹く程度の予報。
高気圧からの吹き出しや通過した気圧の谷の影響などによって東ウネリが続き、ハラ~カタ前後の場所が多くなる予想。
終日風は弱く、広い範囲で遊べるコンディションとなりそう。引き続き、幅広いレベルのサーファーが楽しめそうだ。
★気象庁発表の予報に基づいて予想しておりますが、その予報が変わると週間波予想も変わってくるため、毎日更新される最新の気象情報や週間波予想のチェックをお勧めします。
更新予定時刻
12:00
8日目以降の天気図/波浪予想
12/09(火) AM09時
12/10(水) AM09時
12/11(木) AM09時
12/12(金) AM09時
12日以降の波浪予想
12/13 (AM09時)
12/14 (AM09時)
12/15 (AM09時)
12/16 (AM09時)
UPDATE 11/20
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
前回(11/13)の更新以降も以前のような厄介なサイズアップはなく、週一の南西コンディションが確保され、北西コンディションや朝凪の風の弱まりに合わせてヨレや重なりの少ない反応を探せていました。ただ、アウト重視に広がった地形に反応がなくなってしまい、穏やかなコンディションはカレントとの重なりが形のきっかけになっていた地形のブレイクを手伝ってくれないので、ピークも激減し、ワイドなショアブレイクしか狙えないポイントも増えていました。潮の動きにも地形を活かせる変化はほとんどなく、干潮時のバラつきや上げ際のフェイスのボヨつきに負けたブレイクは物足りなさが際立っていました。
それでは、地形レポートです!
一宮
11/19の8時頃。潮は引きに向かう干潮に近い時間帯です。


サンライズ
11/19の9時頃。潮は干潮寸前です。


東浪見
11/19の10時頃。干潮の潮止まりです。
気圧配置にきっかけがなくては北東コンディションで届くウネリも期待できず、この日の反応も浮力の強いボードなら滑れるかもしれませんが、横移動や距離を狙えない乏しいブレイクばかりです。


志田
11/19の13時頃。潮は上げに向かうハーフタイドをすぎた時間帯です。


太東
11/19の14時頃。潮は満タンに近い時間帯です。


夷隅
11/19の15時頃。満タンの潮止まりです。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
上記の通り、腰〜腹サイズのキープは浮力のあるボードで気軽に楽しみ易い雰囲気やビギナーにとってもお手頃なブレイクを狙えていましたが、更新頃にリセットされたウネリはその後も復活を期待できず、オンショアの波質が見た目以上に力不足な反応だったので、分断やまとまりの悪さが気になる地形に対してはフェイスの狭い波が増えてしまい、ハッキリしない形と力の弱い乗り心地が対応できる地形を限定していた印象です。
さて、この先の波についてですが、気圧配置の入れかわりが頻繁な予報ながら、この先もコンディションの変化の中にオフショアや風が弱まるタイミングを狙えそうです。低気圧や高気圧の通過もあって、若干のサイズやウネリの雰囲気を取り戻せる可能性はありますが、勢力とコースからはハッキリしたきっかけはなく、北西や南西の風を受けて落ち着きが早まると地形に対して物足りないブレイクが目立つかもしれません。
志田周辺や一宮の一部では潮位の高さに対応できるエリアも残されていますが、風波の力の弱さがブレイクを鈍くしているので、潮の動きが小さくなる期間に特別な変化を期待できず、ウネリが復活しても起伏の激しい地形が癖の悪いボヨつきやカレントセクションの重なりを誘発しそうです。アウトの地形に反応するサイズになればスムーズに滑れるフェイスや距離を遊べるブレイクを探せるものの、インサイド〜ミドルエリアの仕上がりはスモールコンディションの対応が不安定で、今のところショアブレイクのまとまりも定まっていません。
最後に、水温ですが今月に入ってからは水温の低下が進み、前回(17~18℃)よりもまた1℃下がっている16℃前後といった状況ですが、最近の一桁台の最低気温や日中の冷え込みには外気を重視した対応が無難な様子で、起毛のフルスーツやブーツの装備を意識させられています。


