椎名内 波情報
※1日前の情報をサンプル表示
終日風の合う場所が多そうだが一宮周辺はハードさの残る場所もあるだろう
UPDATE 12/03 17:25
〈現状〉
前半の千葉北エリアは、弱い北西~西寄りの風が吹く場所が多く、サイズはムネ~頭前後が中心。概ね面は良く、エリア全域でアクション入る波があり一宮では△35コンディションで遊べるスタートとなっていた。なお、北部エリアは比較的落ち着いたコンディションとなっていた。
日中以降は風向きはやや不安定だが、比較的弱く吹く程度で、引き続きエリア内の多くの場所でアクション可能なコンディション。また、片貝・新堤や一宮~サンライズでは△評価の遊べる波が入っていた。
夕方は、北部では北寄り~北西、片貝方面や一宮周辺は南西風の吹く場所が多く、引き続き広い範囲でムネ~頭・最大頭オーバーサイズでアクション可能なコンディションとなっている!また、一宮周辺は一宮やサンライズ、志田下で△40評価となっており、中~上級者中心に楽しめるコンディション!
〈気圧配置〉
明日の日本付近は、日本の東の前線を伴った低気圧が急速に発達しながらカムチャツカ半島付近に進み、大陸の高気圧が張り出して冬型の気圧配置が強まる模様。

〈風〉
終日西寄り~北西で、後半は次第に弱まる予報。
〈ウネリ〉
アリューシャン方面の発達した低気圧からの周期の長い北東ウネリが続き、ムネ~頭・最大頭オーバー前後の場所が多くなる予想。
〈今後と狙い目〉
多くの場所で風は合いそうなので、広い範囲で整ったコンディションで遊べるだろう。ただし、一宮周辺は引き続きハードとなる場所もありそうなので注意したい。なお、北部エリアの飯岡方面は比較的落ち着いたコンディションが続きそうだ。
(sho)
☆観測スタッフのコメント
・午後は頭オーバー前後サイズが入りやすくなり、対応出来る方には楽しめる波が多くありました。
・風向きと強さは不安定気味でしたが、あまり強まらず、整ったコンディションで出来ているピークが多かったです。
・明日は今日よりも風はありそうですが、風向きは合いそうですので、引き続き△のピークに期待したいです。
・今日の水温→15.5℃(11:30 S50計測)でした。明日は今日よりも風もあり、気温も下がる予報ですので、暖かめの装備が良さそうです。
(kiyot)
ビギナーアドバイス
明日も飯岡方面は終日比較的落ち着いたサイズで練習出来そうです。
タイド
太東
今後の風と波(気象)
・一宮
更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45
プロサーファー週間地形レポートへ
週間波予想
12/03(水) 10:55
(sho)
周期の長い北東ウネリは期間後半にかけて徐々に落ち着く見込みだが、8(月)、9(火)は南寄り~南東ウネリが反応し、しっかりとしたサイズをキープするだろう
ウネリの期待度(千葉北)

05(金)

06(土)

07(日)

08(月)

09(火)
SAMPLE
12/05(金)
予想天気図
(AM09時)
気象庁Waveシミュレーター
(AM09時)
Noaa Waveシミュレーター
(AM09時)
発達した低気圧がオホーツク海にあり、高気圧が朝鮮半島付近へ移動して日本の南に張り出す見込み。なお、北日本付近は冬型の気圧配置が続く模様。
風は終日西寄り~南西、または北西が吹く予報。
アリューシャン方面の発達した低気圧からの周期の長い北東ウネリが続き、ムネ~頭前後の場所が多くなる予想。
北部エリアや片貝方面は時間帯によっては南西風の影響を受けそうだが、一宮周辺は終日しっかりとしたサイズの波で遊べるコンディションとなりそう。ただし、ややハードな場所も残りそうなので、十分注意したい。
12/06(土)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
高気圧が日本付近へ移動するが、気圧の尾根が東日本から西日本付近へのびる模様。
風は前半は北西~北寄り、後半は北東~東寄りが吹く予報。
アリューシャン方面の低気圧からの北東ウネリが徐々に落ち着きつつも続き、ハラ~カタ前後の場所が多くなる予想。
概ね風は弱く、北部エリアや片貝方面は前半を中心に落ち着いたコンディションとなりそう。なお、ウネリは徐々に弱まりつつも遊べるサイズは残り、幅広いレベルのサーファーが楽しめそうだ。
12/07(日)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
気圧の谷が北日本を通過し、高気圧が日本の南へ移動する模様。
風は前半は北西、後半は北東が吹く予報。
アリューシャン方面の低気圧からの北東ウネリが前日と同程度で続き、ハラ~カタ前後の場所が多くなる予想。なお、前半は気圧の谷の影響で南東ウネリも反応する見込み。
終日風は弱く、全域で大きく面を乱されることなく遊べる波が続く見込み。早朝はややハードな場所もありそうだが、日中以降は幅広いレベルのサーファーが楽しめそうだ。
12/08(月)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
低気圧が発達しながらオホーツク海へ進み、日本付近は冬型の気圧配置となる模様。
風は終日西寄り~南西で、後半は次第に強まる予報。
高気圧からの吹き出しや通過した気圧の谷の影響などによって東ウネリが続き、ハラ~カタ前後の場所が多くなる予想。なお、後半はオホーツク海へ進む低気圧の影響で南寄りの風波が反応してくる見込み。
前半は風が弱く、広い範囲で遊べるコンディションとなりそうだが、後半は北部エリアや片貝方面は風の影響を受ける場所が増えてしまうだろう。なるべく風を軽減する一宮周辺へ向かいたい。
12/09(火)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
低気圧が発達しながらオホーツク海を北上し、日本付近は冬型の気圧配置が続く模様。
風は終日北寄りが強めに吹く予報。
未明~早朝にかけてはオホーツク海を北上する低気圧の影響で南ウネリが続き、、後半は北寄りの風波が反応して、ハラ~カタ前後の場所が多くなる予想。
北部エリアや片貝方面は終日比較的整ったコンディションとなりそう。一宮周辺は風の影響が小さい一宮やサンライズの堤防南側をチェックするのが良さそうだ。ただし、ウネリは徐々に弱まる見込みなので、まずは前半のうちに1ラウンド入っておくのが良いだろう。
★気象庁発表の予報に基づいて予想しておりますが、その予報が変わると週間波予想も変わってくるため、毎日更新される最新の気象情報や週間波予想のチェックをお勧めします。
更新予定時刻
12:00
8日目以降の天気図/波浪予想
12/10(水) AM09時
12/11(木) AM09時
12/12(金) AM09時
12/13(土) AM09時
12日以降の波浪予想
12/14 (AM09時)
12/15 (AM09時)
12/16 (AM09時)
12/17 (AM09時)
UPDATE 11/20
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
前回(11/13)の更新以降も以前のような厄介なサイズアップはなく、週一の南西コンディションが確保され、北西コンディションや朝凪の風の弱まりに合わせてヨレや重なりの少ない反応を探せていました。ただ、アウト重視に広がった地形に反応がなくなってしまい、穏やかなコンディションはカレントとの重なりが形のきっかけになっていた地形のブレイクを手伝ってくれないので、ピークも激減し、ワイドなショアブレイクしか狙えないポイントも増えていました。潮の動きにも地形を活かせる変化はほとんどなく、干潮時のバラつきや上げ際のフェイスのボヨつきに負けたブレイクは物足りなさが際立っていました。
それでは、地形レポートです!
一宮
11/19の8時頃。潮は引きに向かう干潮に近い時間帯です。


サンライズ
11/19の9時頃。潮は干潮寸前です。


東浪見
11/19の10時頃。干潮の潮止まりです。
気圧配置にきっかけがなくては北東コンディションで届くウネリも期待できず、この日の反応も浮力の強いボードなら滑れるかもしれませんが、横移動や距離を狙えない乏しいブレイクばかりです。


志田
11/19の13時頃。潮は上げに向かうハーフタイドをすぎた時間帯です。


太東
11/19の14時頃。潮は満タンに近い時間帯です。


夷隅
11/19の15時頃。満タンの潮止まりです。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
上記の通り、腰〜腹サイズのキープは浮力のあるボードで気軽に楽しみ易い雰囲気やビギナーにとってもお手頃なブレイクを狙えていましたが、更新頃にリセットされたウネリはその後も復活を期待できず、オンショアの波質が見た目以上に力不足な反応だったので、分断やまとまりの悪さが気になる地形に対してはフェイスの狭い波が増えてしまい、ハッキリしない形と力の弱い乗り心地が対応できる地形を限定していた印象です。
さて、この先の波についてですが、気圧配置の入れかわりが頻繁な予報ながら、この先もコンディションの変化の中にオフショアや風が弱まるタイミングを狙えそうです。低気圧や高気圧の通過もあって、若干のサイズやウネリの雰囲気を取り戻せる可能性はありますが、勢力とコースからはハッキリしたきっかけはなく、北西や南西の風を受けて落ち着きが早まると地形に対して物足りないブレイクが目立つかもしれません。
志田周辺や一宮の一部では潮位の高さに対応できるエリアも残されていますが、風波の力の弱さがブレイクを鈍くしているので、潮の動きが小さくなる期間に特別な変化を期待できず、ウネリが復活しても起伏の激しい地形が癖の悪いボヨつきやカレントセクションの重なりを誘発しそうです。アウトの地形に反応するサイズになればスムーズに滑れるフェイスや距離を遊べるブレイクを探せるものの、インサイド〜ミドルエリアの仕上がりはスモールコンディションの対応が不安定で、今のところショアブレイクのまとまりも定まっていません。
最後に、水温ですが今月に入ってからは水温の低下が進み、前回(17~18℃)よりもまた1℃下がっている16℃前後といった状況ですが、最近の一桁台の最低気温や日中の冷え込みには外気を重視した対応が無難な様子で、起毛のフルスーツやブーツの装備を意識させられています。


