椎名内 波情報
※1日前の情報をサンプル表示
明日は片貝方面や一宮周辺はもう少しサイズアップしてくる見込み
UPDATE 12/30 17:15
〈現状〉
前半の千葉北エリアは、弱い北西~西寄りの風が吹く程度で、サイズは北部エリアや片貝方面はモモ~ハラ、一宮周辺はコシ~ムネ前後が中心。全域で概ね面の良いコンディションとなっており、片貝方面や一宮周辺はいくつかの場所で1アクション出来る波があった。
日中以降も弱い北西~西寄りの風が吹く場所が多く、全域で概ね良好なコンディション。また、エリア内の多くの場所で1アクションは出来ており、片貝方面は片貝・新堤、一宮周辺はサンライズや東浪見で△の波で遊べていた。
夕方は、北東~東寄りの風が吹く場所が増えたが、引き続き全域でアクション可能な波が豊富にあり、ウネリの反応も多少上向き、片貝方面の本須賀や片貝・新堤では△35のコンディションで遊べている!
〈気圧配置〉
明日は、北海道付近の低気圧がオホーツク海を北上し、日本の東の低気圧は日本のはるか東へ遠ざかる見込み。また、沖縄の南の低気圧は日本の南へ進み、日本付近は次第に冬型の気圧配置となる模様。

〈風〉
前半は北西で、日中は次第に弱まり、後半は北寄りがやや強まる予報。
〈ウネリ〉
カムチャッカ方面からアリューシャン方面へ進む低気圧からの周期の長い北東~東ウネリが反応して、ハラ~カタ・最大頭前後の場所が多くなる予想。
〈今後と狙い目〉
北部エリアや片貝方面は終日面を乱されることなく滑れる波がありそう。なお、一宮周辺はしっかりとしたサイズのsetも入りそうだが、朝のうちは北西風の影響も受けそうなので、堤防南側のピークをチェックしたい。
(sho)
☆観測スタッフのコメント
・今日、一宮エリアでサーフィンした3名の感想です。
★8:00(潮位99cm)頃まで一宮ポイントの中央堤防右でサーフ〜サンライズポイントの青いベンチ前に移動して10:00(潮位129cm)頃までサーフ→東京サーファーの方
「中央堤防右、ライト・レフト両方出来ると思うけど、人が多くて俺は全然いいの乗れなかったよ。サンライズは青いベンチ前のちょっと右。上手い人はライト3発決めてたよ。中央堤防右よりはまだ波質が良い(フェイスが続く)と思ったよ。俺が上がる時に入れ違いでマスターズプロの人が入ってきたから、ココのピークを選んで正解だったんだなって思ったよ。水温は冷たいけど、俺はキャップかぶらないで平気だったよ。」
※一宮ポイントの中央堤防右のライトは際の地形が深くなっている(行き過ぎるとクローズセクションが無い)ので、今日はロコボーイが手前でコンプリートさせていました。
★13:00(潮位121cm)頃までサンライズポイントの中央で水温を計りながらサーフ→BCMスタッフ(sho)
「水温13.7℃。潮が多く、カレントもあって見た目ほどは良くないですが、1アクションは出来ます!」
※最近の中央はサンライズポイント内では比較的、地形が今ひとつの印象です。
★16:00(潮位61cm)頃まで東浪見ポイントの左側でサーフ→東浪見ポイントの波を知り尽くしたベテランサーファーの方
「朝は良かったけど、今は潮が引いてクソです。」
※今日はプロサーファー週間地形レポートでお馴染みの関田プロ(ガチャピン)も、ココ左側ピークで乗り納めしてました!
※明日も、サーフィンマナー厳守(他者への十分な配慮)を宜しくお願い致します。
・私BCMスタッフ(Unity)は昨日は御宿漁港ポイント、今朝は大原海水浴場ポイントで水温を計りながらサーフィンしました(両ポイント潮が上げに向かう時間帯)。
★御宿漁港ポイントは再びダンパー地形になりつつも、たまに切れた波はあり、ショートブレイクながら1発ローラーコースターまたはロールインを決めれました(ライトが多め)。潮的には、引き過ぎなければ大丈夫そうな印象でした。
※水温は、17.6℃もありました。
★大原海水浴場ポイントは基本ワイドでしたが、沖テトラ寄りのライトはショートブレイクながら1発ローラーコースターまたはロールインを決めれました(たまのレフトも1発ローラーコースター決めれた)。でも今日は、たまに来る腹サイズのsetはダンパーでしたので、「スモールサイズ限定地形なのかも?」と思いました。
※水温は九十九里エリアよりも高い16.5℃でした。入っていた地元の方が「水温、温かいですね!」と喜んでおられました!
※明日も、サーフィンマナー厳守(他者への十分な配慮)を宜しくお願い致します。
(Unity)
ビギナーアドバイス
北部エリアは風も合い練習しやすいコンディションが続きそうです。
タイド
太東
今後の風と波(気象)
・一宮
更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45
プロサーファー週間地形レポートへ
週間波予想
12/30(火) 10:35
(sho)
正月三が日はアリューシャン方面の低気圧などからの周期の長いしっかりとしたウネリで遊べそう。また、4(日)、5(月)は気圧の谷の影響で南ウネリが反応する見込み
ウネリの期待度(千葉北)

01(木)

02(金)

03(土)

04(日)

05(月)
SAMPLE
01/01(木)
予想天気図
(AM09時)
気象庁Waveシミュレーター
(AM09時)
Noaa Waveシミュレーター
(AM09時)
低気圧が日本の東を北東へ進み、大陸の高気圧が日本付近へ張り出して冬型の気圧配置となる模様。
風は終日北寄り~北西が吹く予報。
アリューシャン方面へ進む低気圧からの北東~東寄りのウネリや日本の東へ進む低気圧からのウネリが反応して、ハラ~カタ・最大頭前後の場所が多くなる予想。
北部エリアは終日面を乱されることなく、比較的落ち着いたコンディションとなりそう。片貝方面や一宮周辺は多少風の影響を受けてしまいそうだが、片貝・新堤や堤防南側のピークであれば遊べる波が続きそうだ。
01/02(金)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
低気圧がオホーツク海へ進み、日本付近は冬型の気圧配置が強まる模様。
風は前半は北寄りで、日中は次第に弱まり、後半は南西が徐々に強まる予報。
アリューシャン方面へ進む低気圧や日本の東へ進む低気圧の影響などによって北東~東寄りのウネリが強まり、ムネ~頭前後の場所が多くなる予想。
日中は概ね風が弱く、広い範囲で面の整ったコンディションでサーフィン可能となりそう。また、片貝方面や一宮周辺はしっかりとしたサイズの波で遊べそうだが、ややハードになる場所もありそうなので、十分注意したい。
01/03(土)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
大陸の高気圧が日本の南へ張り出し、冬型の気圧配置は次第に緩む模様。
風は終日北西が吹く予報。
アリューシャン方面へ進んだ低気圧からの北東~東寄りのウネリなどがしっかりと反応して、カタ~頭オーバー前後の場所が多くなる予想。
北部エリアや片貝方面はは終日面を乱されることなく遊べる波がありそうだ。一宮周辺はしっかりとしたサイズが続き、中~上級者を中心に遊べそうだが、ハード気味なコンディションが続くことも考えられる。
01/04(日)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
気圧の谷が日本海から北日本付近に進む模様。
風は前半は北西が弱く吹く程度で、後半は南西が次第に強まる予報。
アリューシャン方面の低気圧からのウネリは次第に落ち着くが、後半は気圧の谷の影響で南ウネリが反応し、ハラ~カタ前後の場所が多くなる予想。
前半は風の合う場所が多く、広い範囲で遊びやすいコンディションとなりそう。なお、南西風が次第に強まる後半は、一宮周辺などへ向かうのが良いだろう。
01/05(月)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
気圧の谷が日本の東へ進み、次第に冬型の気圧配置となる模様。
風は終日やや強く、前半は南西で、後半は北寄り~北西が吹く予報。
前半は気圧の谷の影響による南ウネリが続き、後半は北寄りの風波が反応して、ハラ~カタ前後の場所が多くなる予想。
北部エリアや片貝方面は前半を中心にしっかりとしたウネリが反応しそうだが、同時に風の影響も受けてしまいそう。なお、後半は風がオフショアに変わり遊びやすくなる見込み。また、一宮周辺は風の影響を軽減するピークであれば終日滑れる波が続きそうだ。
★気象庁発表の予報に基づいて予想しておりますが、その予報が変わると週間波予想も変わってくるため、毎日更新される最新の気象情報や週間波予想のチェックをお勧めします。
更新予定時刻
12:00
8日目以降の天気図/波浪予想
01/06(火) AM09時
01/07(水) AM09時
01/08(木) AM09時
01/09(金) AM09時
12日以降の波浪予想
01/10 (AM09時)
01/11 (AM09時)
01/12 (AM09時)
01/13 (AM09時)
UPDATE 12/19
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
予想以上にハードなサイズが届いた日曜日(12/14)はクローズな景色になりましたが、前後の肩〜頭をキープした期間はポイント全域に選べる波が復活していました。
そのわりに易しいブレイクが多く、スムーズに滑れるセクションや形のまとまりは風の穏やかさと合わせて浮力の強いボードで乗り心地を楽しめていて、各々のレベルに対してややオーバーサイズを狙うくらいがちょうど良さそうでした。
それでは、地形レポートです!
一宮
17日の14時半頃。満タンの潮止まりです。前回の更新頃の北風や日曜日(12/14)の北西コンディションの荒れ具合いに対して比較的悪影響のない波を探せていて、サイズとしてもピーク時の日曜日を除けば前後の期間に胸〜肩セットをキープできていたので、引き続きこのエリアの中では無難に対応できるポイントだったと思います。


肩サイズのセットがなくなってからはアウトからの距離感を失ってしまいましたが、スモールコンディションにとっても、潮の動きに波のまとまりやエリアの広がりを期待できる地形がウネリの雰囲気と合わせて対応を継続していた様子です。
サンライズ
17日の15時半頃。潮は引き始めです。今月に入ってからはカレントを含めたコンディションの落ち着きが複雑なセクションを解消しながら形のまとまりを取り戻していたので、この日の腹前後に対してもインサイドの広がりや残されたウネリの雰囲気に助けられて対応を維持できていました。


東浪見
17日の16時頃。潮は引き始めです。右側半分のサイズ不足な反応が気になっていたものの、更新頃のウネリの波質と胸サイズのセットをキープしたコンディションは、潮の動きと合わせてミドルセクションの対応を確保してくれたので、正面〜左側の堤防周辺を基準にするとこれまでのピークのまとまりや形の雰囲気に距離を遊べる波を探せていました。


志田
18日の10時頃。潮は上げ始めです。予想以上のサイズと西高東低の荒れたコンディションがアウトに不安定な形を増やして厄介な状況ではありましたが、ここにとっても落ち着きの早さは翌日(12/15)からの対応にお手軽なブレイクと素直な反応を取り戻し、火曜日(12/16)までは風の弱まりに狙えるコンディションがあったと思います。
ただ、沖のオンショアの余韻が伝わったこの日のフェイスは複雑なブレイクになってしまい、上げ始めからの潮位に可能性はありつつ、浅さや素直な地形の広がりにピークが定まっていない様子です。

カレントセクションが解消された事で安定していた正面エリアのピークのまとまりや形が崩れてしまい、東ウネリによってショアブレイクのワイドさが際立っていて、上げに向かう潮の変化にもピークのまとまりを探せていませんでした。

太東
18日の11時頃。潮は上げ始めです。ここにとっても日曜日(12/14)の厄介な反応がその後の出番を確保してくれたので、風やサイズのピークを過ぎてからは干潮前後の時間帯を基準に形や距離を遊べる波が見つかりました。


しかし、ピークのまとまりが見つかる反応であれば、多少の風を受けていても信用できる地形が距離を遊ばせてくれそうです。
夷隅
18日の12時頃。潮は上げに向かうハーフタイドです。いつも通りこの時期の風向きに対しては対応を期待できていながら、波質や波向に繊細に反応するポイントでもあり、前回以降は日曜日(12/14)や更新(12/12)直後のサイズに可能性が残されていました。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
上記の通り、前回のチェック時にキープしていた東ウネリの雰囲気とセットの胸ブレイクに関しては、一宮〜志田区間でミドルエリアの反応を維持しながら距離や滑り心地を楽しめる波でした。
前回更新以降の落ち着き傾向なサイズが地形に対してハッキリ反応しなくなり、使えるエリアを限定しながら波数を減少させていたので、オフショアや風の弱まりを狙えても物足りない対応は週末のサイズアップに期待が高まる状況でした。
しかし、日曜日の予想以上の反応は西高東低の荒れたコンディションと合わせて各ポイントにアウトからの余計なブレイクが増えてしまい、太東に関してもサイドオンショアの癖の悪さとワイドなサイズ感に対応が難しくなっていました。
落ち着きの早さは予想通りだったので、翌日には風やカレントの弱まりを含めて素直なブレイクを取り戻し、肩前後のサイズを選べるお手軽なコンディションが残されていましたが、地形を活かせるサイズとしては賞味期限が短く、胸以下になった水曜日の反応に再び物足りないブレイクが目立っていた様子です。
風を防ぎながら波数やサイズ感を重視でき、無難な地形が確保された一宮は対応が安定していたものの、他のポイントに関しては地形にとってサイズ不足なエリアや風向きの悪さが際立ち、複雑な形に苦戦するセクションが増えていました。
さて、この先の波は現時点では高気圧の移動がオンショアを強めているものの、お手軽なウネリの波質を取り戻している雰囲気もあり、沖に通過してからの南東コンディションは風のゆるみと合わせて狙い目になると思います。
サイズダウンが気になりつつ、勢力からはその後の南西コンディションの強まりに対しても急な落ち着きはないと思うので、腹〜胸以上のサイズがあれば風のシフトが形のきっかけになったり、各ポイントにレギュラー重視な反応が増える波向になりそうです。
来週(12/22週)前半のオンショア予報は高気圧の影響が繰り返される雰囲気ながら、次回のチェック頃には再び東ウネリが復活する予想です。
潮の動きにはこれまでほどの変化を狙えず、オフショアには引きのタイミングが無難な傾向ながら、波のまとまりを通り越したボヨつきに反応や乗り心地を妨害される時間が増えるかもしれません。
最後に、水温ですが、変わらず12℃前後なので完全装備の準備が必要な状況ですが、週末(12/20・21)にかけての南西コンディションの強まりが沖の温かい潮を届けてくれるかもしれません。


