椎名内 波情報
※1日前の情報をサンプル表示
明日はもう少しウネリが落ち着き、広い範囲で遊びやすいコンディションが期待出来る
UPDATE 11/02 17:20
〈現状〉
前半の千葉北エリアは、弱い西寄りの風が吹く場所が多く、サイズはムネ~頭前後が中心。概ね面は良く、十分なウネリでサーフィン可能な場所が多くなっていた。また、全域でアクション入る波はあり、一宮周辺はハードさが残っているが、サンライズや東浪見は△評価となっていた。
日中以降は片貝方面や一宮周辺ではいくつかの場所で△評価の波もあり、ハードな場所も残るが十分なサイズで楽しめるコンディション。なお、北部エリアは徐々に西寄り~南西風の影響を受け始めて、まとまりに欠ける場所も目立つようになってきていた。
夕方は全域で南西風が吹いているが、一宮周辺は予報よりも弱く大きくコンディションを落とすことなくいくつかの場所で△評価をキープしている!また、北部エリアや片貝方面も多少風の影響を受けつつも多くの場所で1アクションは可能となっている!
〈気圧配置〉
明日の日本付近は、発達した低気圧がアリューシャン近海へ進み前線は小笠原近海をゆっくり東へ進む見込み。また、今後日本の東で発生する見通しの低気圧が発達しながら千島の東に進み、寒気を伴う気圧の谷が西日本日本海側から北~東日本を通過する模様。

〈風〉
前半は南西~西寄り、後半は北西が吹く予報。
〈ウネリ〉
気圧の谷の影響や高気圧からの吹き出しによって南東ウネリが続き、前半はムネ~頭・最大頭オーバー前後の場所が多くなる予想。なお、後半は徐々にサイズダウンし、ハラ~カタ前後の場所が多くなりそう。
〈今後と狙い目〉
ウネリは徐々に落ち着く見込みだが、前半は一宮周辺を中心にコンディション良く遊べる波がありそうだ。風が北西にシフトする後半は、北部エリアや片貝方面もコンディションが整い、広い範囲で遊べる波が期待出来る。ただし、朝のうちはハードさが残る場所もありそうなので、十分注意して欲しい。
(sho)
☆観測スタッフのコメント
・今日サーフィンした3名の感想です。
★10時半(10時→潮位91cm)まで一宮ポイントの左側でサーフ→BCMスタッフ(Lore)
「サイズを求める方ならレフトが意外と出来ると思います!ライトの方が開き気味な印象です。短時間だったので自分は良いのを掴めませんでしたが、入っていたローカルの若いサーファーの方は3アクション決めていました!グラブレールをしてチューブインしてる方も!ただし、ゲットハードな上に左沖への強い流れがあるので、十分注意してください。水温は20.9℃、寒がりなのでセミドライで入りましたが、ゲットにハマりパドルが多かったので少し暑くなりました!」
★11時半(11時→潮位113cm)まで志田下近隣ポイントでサーフ→大ベテラン女性サーファー(コンペティター)の方
「朝はダンパーだったけど潮が乗ってきて真ん中あたり、いい感じです。ライトもあるけど、私はレフトの方がいいと思う。最初けっこうホレるし。サイズがあるけど、右堤防寄りから回り込めばゲットもしやすいですよ。」
★12時半(12時→潮位131cm)まで一宮ポイントの北側方面マンション前〜マグナムでサーフ→サーフィンを愛するベテランサーファーの方
「今は潮が上げてきてバックウォッシュがネックの▽30。でも最初(もっと潮が少ない時間帯)は十分△35でしたよ!マンション前のレフトが良かった!でも今はマグナムのライトの方がいいですね。」
(Unity)
ビギナーアドバイス
前半は一宮周辺、後半は北部エリアや片貝方面のウネリを軽減する場所で練習出来る波がありそうです。
タイド
太東
今後の風と波(気象)
・一宮
更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45
プロサーファー週間地形レポートへ
週間波予想
11/02(日) 11:00
(sho)
6(木)、7(金)は低気圧の影響で南東ウネリが強まりサイズアップし、ハードになる場所も多くなりそうだ
ウネリの期待度(千葉北)

04(火)

05(水)

06(木)

07(金)

08(土)
SAMPLE
11/04(火)
予想天気図
(AM09時)
気象庁Waveシミュレーター
(AM09時)
Noaa Waveシミュレーター
(AM09時)
高気圧が朝鮮半島付近を通り本州付近へ移動し、低気圧がオホーツク海を東へ進み、低気圧からのびる気圧の谷が日本海北部へ進む模様。
風は前半は北寄り、後半は北東が吹く予報。
通過した気圧の谷の影響や、高気圧からの吹き出しによる東寄り〜北東ウネリが続き、ハラ〜カタ前後の場所が多くなる予想。
北部エリアや片貝方面は前半を中心にコンディション良く滑れる波がありそう。一宮周辺は風の影響を受けてまとまりに欠けるコンディションとなりそうだが、しっかりとしたサイズは続く見込みなので、堤防南側のピークを中心にチェックするのが良さそうだ。なお、夕方は徐々に風が落ち着き、面は回復してくることも考えられる。
11/05(水)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
高気圧が日本の東に移動し、東シナ海から日本の南に前線がのびる模様。
風は前半は北西~北寄り、後半は北東が吹く予報。
高気圧から前線に向かって吹き込む風が強まり、北東〜東寄りの風波が反応してハラ〜カタ前後の場所が多くなる予想。
前日と同様に北部エリアや片貝方面は前半を中心にコンディション良く遊べる波が続く見込み。一宮周辺は引き続き堤防南側の北寄り~北東風を軽減する場所をチェックするのが良いだろう。
11/06(木)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
前線を伴った低気圧が日本の南から日本の東へ進む模様。
風は終日北東〜東寄りが強めに吹く予報。
本州の南海上を進む低気圧の影響で、次第に南東ウネリが強まり、後半はカタ~頭オーバー前後となる場所が増える予想。
日中以降は全域で東寄りの風を受けてコンディションを落としてしまいそうなので、まずは前半の早い時間帯に北部エリアや片貝・新堤などで1ラウンド入っておくのが良さそう。後半は面を乱しつつもサイズアップしてくる予想となるため、なるべく風の影響が小さい片貝・漁港などをチェックしたい。
11/07(金)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
高気圧が大陸から徐々に日本海へ移動する模様。
風は前半は北寄り、後半は北東が強めに吹く予報。
発達しながら遠ざかる低気圧の影響で、南東〜東寄りのウネリがしっかりと続き、カタ〜頭オーバー前後の場所が多くなる予想。
終日しっかりとしたウネリが続くため、多くの場所でハードになりそうだ。サイズとコンディションに対応出来る方は北部エリアや片貝・新堤または漁港などをチェックしたい。なお、ウネリの強まり方次第ではクローズアウトとなる場所もありそうなので、十分注意して欲しい。
11/08(土)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
高気圧が日本の東へ移動し、大陸の低気圧が東へ進む模様。
風は終日北東が吹く予報で、後半は次第に弱まる見込み。
発達しながら遠ざかった低気圧からの東ウネリは徐々に落ち着きつつもしっかりと続き、高気圧からの吹き出しによる東寄り~南東ウネリも反応する見込みで、ムネ〜頭前後のサイズは残る予想。
前日よりもウネリは落ち着く見込みだが、前半を中心にハードさが残る場所もありそう。なお、北部エリアは概ね整ったコンディションが続き、片貝方面や一宮周辺も後半は風が弱まる予報なので、次第に面は回復してくる見込み。
★気象庁発表の予報に基づいて予想しておりますが、その予報が変わると週間波予想も変わってくるため、毎日更新される最新の気象情報や週間波予想のチェックをお勧めします。
更新予定時刻
12:00
8日目以降の天気図/波浪予想
11/09(日) AM09時
11/10(月) AM09時
11/11(火) AM09時
11/12(水) AM09時
12日以降の波浪予想
11/13 (AM09時)
11/14 (AM09時)
11/15 (AM09時)
11/16 (AM09時)
UPDATE 10/24
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
前回以降は通過した低気圧からのウネリが予想よりも遅れて反応してしまい、狙い目に思えた土曜日(10/18)の南西コンディションに必要以上のサイズを残していたので、このエリア全域をクローズな景色に戻され、志田周辺の上級者セッションに見応えがありつつ、人が集中した太東の面ツルはレギュラーの奪い合いがかなりハードだった印象です。
翌日(10/19)の朝イチに関しても、その後は沖の前線にウネリを奪われて早めに落ち着きを取り戻し、今週は月曜日(10/20)や水曜日(10/22)の北西コンディションにも整ったフェイスを探せたものの、北東コンディションの風波の雰囲気はお手頃な胸〜肩ブレイクを力の弱い乗り心地にしてしまい、ヨレてワイドになるピークや途切れるフェイスが目立ち、距離や滑り心地を楽しめる形を当てるのが難しくなっていました。
地形にとっても余計なカレントが残ってしまい、太東や志田のようなまとまりを残していた仕上がりに複雑なセクションが目立っていたり、まとまりを分断されていたポイントではこれまで以上に深いエリアが広がり、潮の動きにデメリットな変化も増やしていたので、オフショアやお手軽なサイズを狙えても対応を難しくされそうな状況です。
それでは、地形レポートです!
一宮
10/22水曜日の11時頃。干潮の潮止まりです。


サンライズ
10/22水曜日の12時頃。潮は上げ始めです。整った反応に期待していた土曜日(10/18)の南西コンディションを遅れて届いた低気圧のバックスウェルが台無しにしてしまい、落ち着きは早かったもののお手頃サイズを狙える頃には再びオンショアの影響が目立っていたので、前回以降も風のヨレやカレントとの重なりに形を妨害され、広がった地形を活かせるタイミングはほとんどなかった印象です。



東浪見
10/22水曜日の13時頃。潮は上げに向かうハーフタイドの時間帯です。金曜日(10/17)の落ち着き具合いに物足りなさを感じつつ、狙い目としては土曜日(10/20)の南西コンディションに期待していましたが、遅れて届いたバックスウェルがクローズなサイズを反応させてしまい、整ったフェイスや素直なブレイクを取り戻したものの必要以上のウネリに対応を妨害され、地形にとっても厄介なカレントを残していた様子です。



志田
10/23木曜日の9時頃。潮は干潮寸前の時間帯です。ここにとっては土曜日(10/18)の南西コンディションが貴重な狙い目になっていましたが、このタイミングで届いた低気圧のバックスウェルによって必要以上のサイズが反応してしまい、午前中のクローズな景色にオフショアの整ったブレイクを妨害されていました。
昼頃の落ち着きと上げに向かう潮位でアウトの余計なブレイクが減少し、午後からは少しずつ形を取り戻した波を探せるようになったので、上級者〜プロクラスにとってはチューブセッションを焚き付けられるコンディションだったものの、一般向けとは言い難い波でもあったと思います。

月曜日(10/20)や水曜日(10/22)の午前中にも弱い北西コンディションを狙えていましたが一宮方面ほどの面ツルを狙えず、北東の余韻が残る風波のようなサイズ感は見た目よりも力が弱く、クローズ後の荒れた地形や残っているカレントの影響を受けた形は乗り心地を楽しめるセクションを少なくしていた印象です。


太東
10/23木曜日の10時半頃。干潮の潮止まりです。
干潮の変化と重なった午前中のまとまりのないブレイクは単なるハードなコンディションでしたが、昼頃からのサイズの落ち着きと上げに向かう潮の動きによって堤防周辺のまとまりが復活したので、混雑は防げなかったものの夕方にかけての胸〜肩ブレイクは質と形のいいレギュラーを狙えていたと思います。


しかし、土曜日(10/18)のウネリがこれまで以上に地形を動かしていて、以前よりカレントを分散しながら余計な深さも多少解消した印象があり、複雑なセクションも残しつつ、堤防周辺にピークがハッキリする地形をまとめ、レギュラーの形をキープできていた様子です。
スムーズさに欠けた波になっていましたが、オフショアや落ち着いてからの反応にも対応できる広がりや形のまとまりを狙えそうです。
夷隅
10/23木曜日の12時頃。潮は上げ始めです。


No.1の広がりにワイドなピークが目立っていたり、その他のエリアもコンパクトな形を狙えつつ、不規則なピークのポジションが思い通りの滑りをさせてくれない印象でもありました。
今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
さて、この先の波は、今週の北東コンディションで肩〜頭サイズをキープしていますが、オンショアのスタートから今回も低気圧の通過があるので、週末の天気を崩されつつ、風が弱まるタイミングやオフショアを狙えるかもしれません。
風波からウネリの波質を取り戻せる雰囲気ながら、サイズとしてはここ数日のオンショアの余韻と重なり、大陸側の低気圧の影響で今回の接近時は南東や東風のコンディションですが、サイズのきっかけとしては十分なので、前回のように必要以上の反応にアウトからの余計なブレイクを増やされそうです。
南東であれば太東〜志田周辺でヨレの少ない波を探せると思いますが、オフショアの狙い目は短く、再びオンショアに戻ってしまったり前線にウネリを奪われる予報としては、狙い目のコンディションとサイズ感がズレると残念な週になると思います。
形を保てるサイズの場合もこのエリア全域でレギュラー重視な反応を狙えつつ、バラけた地形の仕上がりに乗り心地のいいセクションを区切られてしまい、距離を乗れてもスムーズさを楽しめる波や潮時が限定されると思います。
残ったカレントは胸〜肩以上のサイズに対してピークやブレイクをハッキリさせる働きに期待できますが、落ち着いてからの反応にボヨつきを目立たせる雰囲気です。
最後に、水温ですが、外気とともに水温も冷たく感じていて、20℃くらいをキープしていますが以前のヌルさはなく、オンショア対策を含めてフルスーツが無難になっています。


