椎名内 波情報
※1日前の情報をサンプル表示
前半はハードな場所も多くなりそう
UPDATE 12/25 17:15
〈現状〉
前半の千葉北エリアは、ほぼ無風か弱い北寄り~北西風で、サイズはカタ~頭オーば前後が中心。また、場所によっては濃霧が発生しており、視界がかなり悪くなっていた。なお、全域で滑れる波はあるが、ハードな中上級者向けのコンディションも目立っていた。
日中以降も全域で風は弱く吹く程度だが、一宮周辺は濃霧の影響が大きくなっていた。なお、北部エリアや片貝方面は頭オーバー前後までサイズアップし、ハードやクローズアウトとなる場所が目立ってきていた。
夕方は弱い北寄り~北東または北西風で、引き続きハードやクローズアウトとなっている場所も目立つが、一宮周辺ではサンライズや志田下で、中~上級者を中心に△35のコンディションで遊べている!
〈気圧配置〉
明日は、低気圧が急速に発達しながら日本海を東南東へ進み、北陸地方沿岸付近で不明瞭化する見込み。また、千島近海の低気圧はオホーツク海を北上して、前線は日本のはるか東へ遠ざかり、日本付近は強い冬型の気圧配置とな模様。

〈風〉
終日やや強く、朝のうちは南西~西寄り、日中以降は北西が吹く予報。
〈ウネリ〉
オホーツク海へ進むの低気圧の影響による南東~南寄りのウネリが続き、次第にアリューシャン方面へ進む低気圧からの周期の長い北東~東寄りのウネリも反応して、カタ~頭オーバー前後の場所が多くなる予想。
〈今後と狙い目〉
明日もしっかりとしたウネリが続く見込みなので、前半を中心にハードな場所も多くなりそうだが、風の合う場所が多くなりそうなので、中~上級者であれば遊べる波が探せそうだ。なお、後半は強めに吹く北西風によって、徐々にウネリは落ち着く見込み。
(sho)
☆観測スタッフのコメント
・現在の一宮エリアはサイドオン〜オンショアが吹いているポイントが多いですが、風は強くなく影響は少ないです。
・ミドルタイド付近のサンライズ南側、志田下では△35出来ていました。
・本日の水温はそこまで冷たくない14℃台でした。
・7:30 太東→14.4℃(スタッフLore計測)
・13:00 太東→14.8℃(スタッフsho計測)
(kiyot)
ビギナーアドバイス
後半は徐々に練習出来る場所も増えてきそうですが、ウネリがしっかりと落ち着くまで待ちましょう。
タイド
太東
今後の風と波(気象)
・一宮
更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45
プロサーファー週間地形レポートへ
週間波予想
12/25(木) 10:45
(sho)
期間中はアリューシャン方面へ進む低気圧などからの周期の長い北東~東ウネリがしっかりと続きそうだ
ウネリの期待度(千葉北)

27(土)

28(日)

29(月)

30(火)

31(水)
SAMPLE
12/27(土)
予想天気図
(AM09時)
気象庁Waveシミュレーター
(AM09時)
Noaa Waveシミュレーター
(AM09時)
日本の東と東シナ海に高気圧が移動する模様。
風は終日北西~北寄りで、後半は次第に弱まる予報。
アリューシャン方面へ進む低気圧からの周期の長い北東~東寄りのウネリが反応して、ムネ~頭前後の場所が多くなる予想。
北部エリアなどは風も合い、ウネリを軽減して終日落ち着いて滑れる波がありそう。一宮周辺は朝のうちは風の影響を受ける場所もありそうだが、風は次第に弱まりコンディションは回復してくる見込み。
12/28(日)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
高気圧が本州付近に移動する模様。
風は前半は北西、後半は北寄り~北東が吹く予報。
アリューシャン方面へ進む低気圧からの周期の長い北東~東寄りのウネリなどによって、ムネ~頭前後の場所が多くなる予想。
前日と同様に、北部エリアなどは風も合い比較的落ち着いたサイズで滑れる波があるだろう。片貝方面や一宮周辺はしっかりとしたサイズのsetが入ることも期待出来るので、風の影響が小さい片貝・新堤や一宮周辺の堤防南側のピークをチェックしたい。
12/29(月)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
高気圧が日本の東へ移動し、低気圧が日本海を進んで、前線が西日本付近へのびる模様。
風は朝のうちは北東~東寄りで、日中以降は南寄り~南西が吹く予報。
アリューシャン方面へ進んだ低気圧からの周期の長い北東~東寄りのウネリが徐々に落ち着きつつも続き、ハラ~カタ・最大頭前後の場所が多くなる予想。
北部エリアや片貝方面は次第に南寄りの風を受けてしまいそうなので、早めの1ラウンドがオススメ。一宮周辺は概ね面を乱されることなく遊べる波が続く見込み。
12/30(火)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
低気圧がサハリン付近へ進み、前線が日本付近を通過する模様。
風は前半は北寄り~北西で、後半は北東が吹く予報。
日本のはるか東を進む低気圧からの東ウネリに加え、サハリン付近へ進む低気圧からの南ウネリが反応し、ハラ~カタ前後の場所が多くなる予想。
北部エリアや片貝方面は前半を中心に面の良いコンディションが期待出来そう。また、一宮周辺も多少風の影響は受けそうだが、大きくコンディションを落とすことなく滑れる波が続く見込み。
12/31(水)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
次の低気圧が日本海からサハリン付近へ進み、気圧の谷が北日本付近を通過する模様。
風は終日弱い北西~北寄りが吹く予報。
日本のはるか東を進む低気圧からの東ウネリが前日よりも多少強まり、ムネ~頭前後の場所が多くなる予想。
北部エリアは終日面を乱されることなく、比較的落ち着いたコンディションとなりそう。片貝方面や一宮周辺はしっかりとしたサイズの波が続き、風も強まることなく遊べるコンディションが期待出来る。
★気象庁発表の予報に基づいて予想しておりますが、その予報が変わると週間波予想も変わってくるため、毎日更新される最新の気象情報や週間波予想のチェックをお勧めします。
更新予定時刻
12:00
8日目以降の天気図/波浪予想
01/01(木) AM09時
01/02(金) AM09時
01/03(土) AM09時
01/04(日) AM09時
12日以降の波浪予想
01/05 (AM09時)
01/06 (AM09時)
01/07 (AM09時)
01/08 (AM09時)
UPDATE 12/12
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
前回以降はチェック時の物足りないブレイクもその後に反応した北東ウネリが頭前後セットを復活させてくれたので、太東を含めたこのエリア全域でアウトの地形にできるピークから距離を乗れる波が見つかり、その頃のコンディションからも朝の西風がオフショアを確保し、日中の北風やオンショア気味な風向きも穏やかさが悪影響を抑えてくれていたので、北東のシフトで乗りしろのある形を探しやすく、1日を通してこのエリアでポイントを選べる状態を維持できていました。
それでは、地形レポートです!
一宮
10日の13時半頃。干潮の潮止まりです。他のポイントと比べると安定したピークや形のまとまりを選べていて、正面エリアのアウトの地形をメインにファーストセクションのスムーズさを楽しめていた状態です。


これまでメインに狙っていた地形を基準に横移動を楽しめるエリアも増え、干潮に向かう変化や上げ際のまとまり等、潮の動きに対しても反応のいい波質が残っていた状況です。
サンライズ
10日の15時頃。潮は上げ始めです。反応が乏しくなっていた以前の状況にとっては前半の週にキープしていたウネリに助けられて対応できるブレイクや形が確保され、干潮の動きと合わせてエリアの広がりも狙えていましたが、肩〜頭セットのピークのまとまりを残しつつ、ハッキリしない形やブレイクが乗り心地にスムーズさを失い、トロ速いファーストセクションや短いフェイスが目立っていた印象です。


比較すると安定した距離を期待できず波数の乏しさが気になりますが、対応できる潮時が復活し始め、次のサイズのきっかけに可能性が繋がっている様子です。
東浪見
10日の16時頃。潮は上げ始めです。予想以上にキープしていた前半の週(11/24週)の肩〜頭セットに関しては、ミドルエリアのブレイクをメインにアウトから距離を狙える反応となり、右側を含めてポイント全域にピークを出現させてくれました。前回更新頃(11/27)の北東ウネリで探せていた形のまとまりは30日の東ウネリ以降でワイドなフェイスが目立ってしまいました。


志田
11日の14時頃。潮は干潮寸前です。前回以降も予想以上の反応がありましたが、一宮方面よりも控えめなサイズが目立つポイントとしては、肩〜頭近いセットでアウトの地形を使える十分な距離感があり、ここにとっても午後の風の弱まりに素直なブレイクを維持できる日が多く、前半の週は安定した胸以上のブレイクと悪影響の少ないコンディションが確保されていた印象です。


正面エリアでは波数や距離感がメインになっていましたが、余計なカレントが解消され、右側のレギュラー波がまとまりを取り戻しました。
また、左側の手前の深さが気になっていた部分も、ミドルエリアの対応が広がり、この日の腹前後の波に関しては、インサイドをメインに使いつつ、形の素直さやサイズに見合った距離感が残り、上げ始めのボリュームアップや引きの動きにも良い変化が見込めました。
太東
11日の15時頃。干潮の潮止まりです。前回のチェック時の北東ウネリに関しては、堤防周辺にできるピークから久しぶりにハッキリしたレギュラーのブレイクが復活し、その頃のコンディションの穏やかさと合わせて素直な反応や悪影響の少ない乗り心地を楽しめていました。


夷隅
11日の16時頃。潮は上げ始めです。前回の更新以降に復活した北東ウネリで意外なサイズが届いたり、衰える事なくキープしたその後の東ウネリにもここの出番を期待できる反応があったので、一宮と同じく北〜北西の風にオフショアを狙えるポイントとしては、前半の期間のコンディションは予想以上の可能性を秘めていました。


No.1に関してはインサイド〜ミドルエリアに微妙な広がりが残っているかもしれませんが、以前のスムーズさはなく、サイズやカレントの強まりに反応する雑なブレイクが増えると思います。その他のエリアは全体的な深さやインサイドの狭さが残念な地形です。
今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
上記の通り、気圧配置の雰囲気に落ち着きを予想していましたが、沖を含めた穏やかなコンディションが高気圧からの東ウネリを素直に届けていて、リセットする事なく意外なサイズを継続しながら癖の強い地形にも広範囲を狙えるブレイクをキープしてくれました。
東ウネリに変わってからはワイドな反応が増え、見た目より易しい波質はピークや乗り心地がハッキリしなくなったものの、コンディションの穏やかさをキープした対応に潮時を選べていたので、距離を遊べる波を探せていたと思います。
後半に入ってウネリは落ち着き傾向でしたが、東ウネリの波質はキープできていました。
地形の対応にやや乏しさが感じられた腹〜胸サイズの波ではありましたが、穏やかなコンディションが続いたことで、素直な反応が得られました。
ミドル〜インサイドには癖の強いエリアが残っていましたが、干潮の変化を基準にスムーズに滑れるセクションを狙うことができました。また、悪影響が少なく、サイズを重視した一宮の対応に人気が集まった様子です。
スモールコンディションで使うエリアに癖が残るポイントが目立っていながら、前回以降のカレントの解消とほどほどなウネリの働きが手前の深いセクションを回復傾向にしていた雰囲気でもあり、全体では以前と大きな変化はありませんが、インサイドの対応の広がりや地形のまとまりを取り戻しているように思えます。
さて、この先の波は勢力を伴った気圧配置の入れ替わりがコンディションの変化を激しくする雰囲気で、金曜日(12/12)の北西コンディションの強まりにこれまでの波質をリセットされ、月曜日(12/15)からの西高東低もサイズダウンを繰り返しそうなので、本格的な冬型に影響されてサイズ不足や不安定な反応が増えると思います。
今のところ土曜日(12/13)の沖の南東コンディションにウネリが復活する可能性があり、低気圧の通過にかけてサイズやオフショアを残してくれるかもしれませんが、ウネリのきっかけが変化するので長続きには期待できず、コンディションの変化が形や乗り心地を不安定にしそうです。
各ポイントでまとまりが崩れていたインサイドの地形に広がりを取り戻している傾向ですが、西〜北西の風の妨害を受けたサイズに力の弱い反応が気になり、コンディションの荒れ具合いがカレントを復活させるとこれまでのような滑り心地は難しい予想です。
しかし、変化が乏しい潮汐にも朝夕の動きが対応の広がりと波のまとまりを助けるタイミングを残しているので、胸以上のセットや穏やかなコンディションをキープできれば前回の形を復元した波が見つかるかもしれません。
最後に、水温ですが、13℃の水温が外気の冷え込みと合わせて完全装備を意識させている状況ながら、南からの潮流の強まりが沖には16〜18℃の潮をとどめているので、例年通りの低下は避けられないものの、東風のコンディションの継続や南風の強まりでゆるみを期待できるかもしれません。


