サンライズ 波情報
※1日前の情報をサンプル表示
風は弱いがウネリは強く、全域でハードコンディションの場所が多くなりそう
UPDATE 12/24 17:35
〈現状〉
前半の千葉北エリアは、弱い北寄り~北西風の吹く場所が多く、サイズはハラ~カタ前後が中心。ウネリは全体的に一旦落ち着いてきており、風も弱いスタート。全域で滑れる波があり、北部エリアはやや小振りながら椎名内で1アクション出来ており、片貝方面や一宮周辺も多くの場所で1アクション出来ていた。
日中以降も引き続き弱い北寄り~北西風が吹いており、全域で大きく面を乱されることなくアクション可能な波があった。また、片貝方面や一宮周辺ではいくつかの場所で△35の波で遊べるコンディション。
夕方も全域で弱い北西風が吹いており、多くの場所で1アクション可能な波がある!ただし、南東ウネリが強まり、最大頭オーバーまでサイズアップして、ハード気味なコンディションの場所も目立っている!
〈気圧配置〉
明日の日本付近は、東海道沖の低気圧が三陸沖の前線上に進み、その後は発達しながら千島近海に達する見込み。また、日本海西部に低気圧が発生し、発達しながら能登沖に進む模様。

〈風〉
終日弱い北寄り~北西が吹く予報。
〈ウネリ〉
三陸沖を進む低気圧などの影響で南東~南ウネリが強まり、カタ~頭オーバー前後の場所が多くなる予想。
〈今後と狙い目〉
終日強い南東~南ウネリが反応して、多くの場所でハードやクローズコンディションが続いてしまいそうだ。サイズとコンディションに対応出来る方は、なるべくウネリを軽減する一宮周辺に向かいたいが、十分注意して行動したい。
(sho)
☆観測スタッフのコメント
今日の4名のお話しです。
★9:00(潮位125cm)頃までサンライズポイントの右側でサーフ→一宮エリアがホームブレイクの水温情報提供者
「ピークが定まらないダラついた波だけど、たまにミドルで形良く割れるレギュラー乗れば、しっかりスピードをつけてからクローズセクションに1発決めれたよ。8:00(潮位135cm)頃が1番良かったかな。▽30〜たまに△35だね。比較的良いのなら、上手い人はカットバック入れてからホレたセクションで2発行けると思う。水温は13.8℃。俺はキャップいらないと思うけど、グローブはした方がいいんじゃないかな。」
※今日は水温が上昇傾向となり、夕方は15.7℃もありました(インサイド計測者:BCMスタッフUnity)。一般的に海の中はノーブーツで行ける温度です。
★14:00(潮位99cm)頃まで一宮ポイントの左側でサーフ→一宮町在住の大ベテランサーファー
「昨日の方が全然良かったよ。今日はウネリの向きが悪いのかな?ボヨンボヨンだし良くない。でも地形自体は悪くないからまた近いうち、いい日が来そうだよね。」
※ここは北東風に強い有り難いピーク、地形は健在です。
★15:00(潮位111cm)頃まで一宮ポイントの右側(メイン)寄りでサーフ→白子ローカルサーファー
「最初、左側見てダメだったから今日はコッチに入ったけど、掴みづらいしピークワイドで速い(抜けれない)のにも苦戦しました。それに加えどんどんハードになってきたし。でも見た目よりは出来たかな。俺はライトしか乗ってないけど、レフトも乗れてる子いましたよ。今日は、なぜか水温が温かいですね。」
※数日前にBCMスタッフ(Lore)がココのピークでサーフィンした際は潮の上げ込む時間帯に△のライディングが出来た様子ですので、また近いうちに△ブレイクの日が来ることを祈ります。
★15:00過ぎに一宮ポイントに本気の波チェックに来たプロサーファー週間地形レポートでお馴染みのガチャピン(関田プロ)
「今、水温計ってきたの?上がってるっしょ。さっき港で計ったら16℃近くあったよ。冬でもすぐ沖はだいたい16℃くらいあるけど、夏の南西と同じだよ、冬は北西吹いたら下がるからね。だからまた下がってくると思うよ。」
※コリオリの力による水温変動。海に入る方にとって水温は非常に知りたい情報だと確信していますので、今後も可能な限り計測していきます!
(Unity)
ビギナーアドバイス
ウネリが落ち着くまでは練習を控えたほうが良さそうです。
タイド
太東
今後の風と波(気象)
・一宮
更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45
プロサーファー週間地形レポートへ
週間波予想
12/24(水) 10:55
(sho)
26(金)は全域でハードになりそうだが、その後は北部エリアは比較的落ち着いたコンディションが続き、片貝方面や一宮周辺は周期の長い北東~東ウネリで遊べる波がありそうだ
ウネリの期待度(千葉北)

26(金)

27(土)

28(日)

29(月)

30(火)
SAMPLE
12/26(金)
予想天気図
(AM09時)
気象庁Waveシミュレーター
(AM09時)
Noaa Waveシミュレーター
(AM09時)
オホーツク海で低気圧が発達し、日本付近は強い冬型の気圧配置となる模様。
風は終日やや強く、前半は南西~西寄り、後半は北西が吹く予報。
アリューシャン方面へ進む低気圧からの周期の長い北東~東寄りのウネリやオホーツク海の低気圧の影響により南東~南寄りのウネリが反応して、カタ~頭オーバー前後の場所が多くなる予想。
しっかりとしたウネリが続く見込みなので、前半を中心にハードな場所も多くなりそうだが、中~上級者は前半は一宮周辺や作田、後半は北部エリアや片貝・新堤などでコンディション良く滑れる波もあるだろう。なお、徐々にウネリは落ち着く見込み。
12/27(土)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
日本の東と東シナ海に高気圧が移動する模様。
風は終日北西~北寄りで、後半は次第に弱まる予報。
アリューシャン方面へ進む低気圧からの周期の長い北東~東寄りのウネリが反応して、ムネ~頭前後の場所が多くなる予想。
北部エリアなどは風も合いウネリを軽減して滑れる波がありそうだが、前半は一宮周辺はハードコンディションが続く場所もありそう。サイズとコンディションに対応出来る方は、片貝・新堤や一宮周辺の堤防南側のピークをチェックしたい。なお、風の弱まる後半は、広い範囲で遊べるコンディションとなりそうだ。
12/28(日)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
高気圧が本州付近に移動する模様。
風は前半は北寄り~北西、後半は北東が吹く予報。
アリューシャン方面へ進む低気圧からの周期の長い北東~東寄りのウネリが続き、後半は日本付近へ進む気圧の谷の影響による東ウネリも反応して、ムネ~頭前後の場所が多くなる予想。
引き続き、北部エリアなどは風も合いウネリを軽減して滑れる波があるだろう。片貝方面や一宮周辺はハード気味なコンディションが続く場所もありそうだが、片貝・新堤や一宮周辺の堤防南側のピークであれば中~上級者を中心に遊べる波が探せそうだ。
12/29(月)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
低気圧が日本海を進み、高気圧が日本の東へ移動する模様。
風は終日概弱く、前半は北寄り~北東で、後半は南寄りが吹く予報。
アリューシャン方面へ進んだ低気圧からの周期の長い北東~東寄りのウネリは徐々に落ち着くが、通過した気圧の谷の影響による東ウネリも続き、ハラ~カタ・最大頭前後の場所が多くなる予想。
北部エリアは前半を中心に面の整ったコンディションとなりそう。なお、片貝方面や一宮周辺は時間帯によって多少風の影響を受ける場所もありそうだが、終日サーフィン出来るコンディションはキープする見込み。
12/30(火)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
低気圧が日本海を北東に進む模様。
風は終日南西~西寄りが吹く予報。
はるか東に遠ざかる低気圧からの東ウネリに加え、日本海を進む低気圧や日本の東を北上する低気圧からの南ウネリが反応し、前半はムネ~頭、後半はハラ~カタ前後の場所が多くなる予想。
北部エリアや片貝方面は前半を中心に南西風の影響を受けそうなので、一宮周辺に向かうのが良さそうだ。なお、後半は北部エリアや片貝方面はコンディションが回復してくるだろう。
★気象庁発表の予報に基づいて予想しておりますが、その予報が変わると週間波予想も変わってくるため、毎日更新される最新の気象情報や週間波予想のチェックをお勧めします。
更新予定時刻
12:00
8日目以降の天気図/波浪予想
12/31(水) AM09時
01/01(木) AM09時
01/02(金) AM09時
01/03(土) AM09時
12日以降の波浪予想
01/04 (AM09時)
01/05 (AM09時)
01/06 (AM09時)
01/07 (AM09時)
UPDATE 12/12
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
前回以降はチェック時の物足りないブレイクもその後に反応した北東ウネリが頭前後セットを復活させてくれたので、太東を含めたこのエリア全域でアウトの地形にできるピークから距離を乗れる波が見つかり、その頃のコンディションからも朝の西風がオフショアを確保し、日中の北風やオンショア気味な風向きも穏やかさが悪影響を抑えてくれていたので、北東のシフトで乗りしろのある形を探しやすく、1日を通してこのエリアでポイントを選べる状態を維持できていました。
それでは、地形レポートです!
一宮
10日の13時半頃。干潮の潮止まりです。他のポイントと比べると安定したピークや形のまとまりを選べていて、正面エリアのアウトの地形をメインにファーストセクションのスムーズさを楽しめていた状態です。


これまでメインに狙っていた地形を基準に横移動を楽しめるエリアも増え、干潮に向かう変化や上げ際のまとまり等、潮の動きに対しても反応のいい波質が残っていた状況です。
サンライズ
10日の15時頃。潮は上げ始めです。反応が乏しくなっていた以前の状況にとっては前半の週にキープしていたウネリに助けられて対応できるブレイクや形が確保され、干潮の動きと合わせてエリアの広がりも狙えていましたが、肩〜頭セットのピークのまとまりを残しつつ、ハッキリしない形やブレイクが乗り心地にスムーズさを失い、トロ速いファーストセクションや短いフェイスが目立っていた印象です。


比較すると安定した距離を期待できず波数の乏しさが気になりますが、対応できる潮時が復活し始め、次のサイズのきっかけに可能性が繋がっている様子です。
東浪見
10日の16時頃。潮は上げ始めです。予想以上にキープしていた前半の週(11/24週)の肩〜頭セットに関しては、ミドルエリアのブレイクをメインにアウトから距離を狙える反応となり、右側を含めてポイント全域にピークを出現させてくれました。前回更新頃(11/27)の北東ウネリで探せていた形のまとまりは30日の東ウネリ以降でワイドなフェイスが目立ってしまいました。


志田
11日の14時頃。潮は干潮寸前です。前回以降も予想以上の反応がありましたが、一宮方面よりも控えめなサイズが目立つポイントとしては、肩〜頭近いセットでアウトの地形を使える十分な距離感があり、ここにとっても午後の風の弱まりに素直なブレイクを維持できる日が多く、前半の週は安定した胸以上のブレイクと悪影響の少ないコンディションが確保されていた印象です。


正面エリアでは波数や距離感がメインになっていましたが、余計なカレントが解消され、右側のレギュラー波がまとまりを取り戻しました。
また、左側の手前の深さが気になっていた部分も、ミドルエリアの対応が広がり、この日の腹前後の波に関しては、インサイドをメインに使いつつ、形の素直さやサイズに見合った距離感が残り、上げ始めのボリュームアップや引きの動きにも良い変化が見込めました。
太東
11日の15時頃。干潮の潮止まりです。前回のチェック時の北東ウネリに関しては、堤防周辺にできるピークから久しぶりにハッキリしたレギュラーのブレイクが復活し、その頃のコンディションの穏やかさと合わせて素直な反応や悪影響の少ない乗り心地を楽しめていました。


夷隅
11日の16時頃。潮は上げ始めです。前回の更新以降に復活した北東ウネリで意外なサイズが届いたり、衰える事なくキープしたその後の東ウネリにもここの出番を期待できる反応があったので、一宮と同じく北〜北西の風にオフショアを狙えるポイントとしては、前半の期間のコンディションは予想以上の可能性を秘めていました。


No.1に関してはインサイド〜ミドルエリアに微妙な広がりが残っているかもしれませんが、以前のスムーズさはなく、サイズやカレントの強まりに反応する雑なブレイクが増えると思います。その他のエリアは全体的な深さやインサイドの狭さが残念な地形です。
今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
上記の通り、気圧配置の雰囲気に落ち着きを予想していましたが、沖を含めた穏やかなコンディションが高気圧からの東ウネリを素直に届けていて、リセットする事なく意外なサイズを継続しながら癖の強い地形にも広範囲を狙えるブレイクをキープしてくれました。
東ウネリに変わってからはワイドな反応が増え、見た目より易しい波質はピークや乗り心地がハッキリしなくなったものの、コンディションの穏やかさをキープした対応に潮時を選べていたので、距離を遊べる波を探せていたと思います。
後半に入ってウネリは落ち着き傾向でしたが、東ウネリの波質はキープできていました。
地形の対応にやや乏しさが感じられた腹〜胸サイズの波ではありましたが、穏やかなコンディションが続いたことで、素直な反応が得られました。
ミドル〜インサイドには癖の強いエリアが残っていましたが、干潮の変化を基準にスムーズに滑れるセクションを狙うことができました。また、悪影響が少なく、サイズを重視した一宮の対応に人気が集まった様子です。
スモールコンディションで使うエリアに癖が残るポイントが目立っていながら、前回以降のカレントの解消とほどほどなウネリの働きが手前の深いセクションを回復傾向にしていた雰囲気でもあり、全体では以前と大きな変化はありませんが、インサイドの対応の広がりや地形のまとまりを取り戻しているように思えます。
さて、この先の波は勢力を伴った気圧配置の入れ替わりがコンディションの変化を激しくする雰囲気で、金曜日(12/12)の北西コンディションの強まりにこれまでの波質をリセットされ、月曜日(12/15)からの西高東低もサイズダウンを繰り返しそうなので、本格的な冬型に影響されてサイズ不足や不安定な反応が増えると思います。
今のところ土曜日(12/13)の沖の南東コンディションにウネリが復活する可能性があり、低気圧の通過にかけてサイズやオフショアを残してくれるかもしれませんが、ウネリのきっかけが変化するので長続きには期待できず、コンディションの変化が形や乗り心地を不安定にしそうです。
各ポイントでまとまりが崩れていたインサイドの地形に広がりを取り戻している傾向ですが、西〜北西の風の妨害を受けたサイズに力の弱い反応が気になり、コンディションの荒れ具合いがカレントを復活させるとこれまでのような滑り心地は難しい予想です。
しかし、変化が乏しい潮汐にも朝夕の動きが対応の広がりと波のまとまりを助けるタイミングを残しているので、胸以上のセットや穏やかなコンディションをキープできれば前回の形を復元した波が見つかるかもしれません。
最後に、水温ですが、13℃の水温が外気の冷え込みと合わせて完全装備を意識させている状況ながら、南からの潮流の強まりが沖には16〜18℃の潮をとどめているので、例年通りの低下は避けられないものの、東風のコンディションの継続や南風の強まりでゆるみを期待できるかもしれません。


