太東・堤防横 波情報
※1日前の情報をサンプル表示
終日強く吹く北西風の影響を軽減する場所に向かいたい
UPDATE 12/11 17:25
〈現状〉
前半の千葉北エリアは、北西風の吹く場所が多く、サイズはコシ~ムネ前後が中心。北部エリアはやや物足りない場所が目立つが、片貝方面や一宮周辺はアクション可能な波が豊富にあり、一宮では△35の波で遊べるスタート。
日中以降は北西風がやや強まる場所が増えたが、引き続き片貝方面~一宮周辺は多くの場所でアクション可能な波があり、一宮やサンライズの△40をはじめ、コシ~ムネサイズの波で遊べていた。なお、北部エリアはヒザ~コシ前後のサイズでやや物足りない場所が目立っていた。
夕方は全域で南西風が強まったが、片貝方面や一宮周辺は多くの場所でアクション可能なコンディションをキープしており、作田や一宮、東浪見では△35の波で遊べるコンディション!一方北部エリアは南西風の影響を受けて、まとまりに欠ける場所もあり物足りないコンディションが目立っている。
〈気圧配置〉
明日の日本付近は、前線を伴った低気圧が千島近海へ進み、南西諸島付近の低気圧は停滞する見込み。また、寒冷前線通過後は冬型の気圧配置が強まる模様。

〈風〉
終日強い北西が吹く予報。
〈ウネリ〉
千島の東へ進む低気圧などの影響で前半は南東ウネリが続き、日中以降は北寄りの風波が反応して、ハラ~カタ前後の場所が多くなる予想。
〈今後と狙い目〉
北部エリアや片貝方面は終日面を乱されることはなさそうだが、強いオフショアでやや煽られ気味となりそう。また、一宮周辺は前半を中心に北寄りの風の影響が大きくなってしまいそうなので、なるべく風を軽減する堤防南側のピークをチェックしたい。
(sho)
☆観測スタッフのコメント
・午後から徐々に南西風が強まりましたが、一宮エリアは風の割にはそこまでコンディションを落としていませんでした。
・サンライズ、東浪見は高めの防波堤で風をかわせていました。
・明日も引き続き風が強そうですが、練習出来るピークは探せそうです。
・本日の一宮の水温
11:30→13.2℃(S50計測)
13:00→13.7℃(sho計測)
(kiyot)
ビギナーアドバイス
北部エリアや片貝方面はオフショアで面は問題なさそうですが、強い北西風の影響で流れが発生することも考えられるため十分注意してください。
タイド
太東
今後の風と波(気象)
・一宮
更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45
プロサーファー週間地形レポートへ
週間波予想
12/11(木) 10:40
(sho)
14(日)、15(月)は通過する低気圧の影響で次第に南東ウネリが強まりサイズアップする見込み
ウネリの期待度(千葉北)

13(土)

14(日)

15(月)

16(火)

17(水)
SAMPLE
12/13(土)
予想天気図
(AM09時)
気象庁Waveシミュレーター
(AM09時)
Noaa Waveシミュレーター
(AM09時)
高気圧が日本の東へ移動し、低気圧が日本海西部と西日本南岸付近にそれぞれ進へ進む模様。
風は前半は北寄り~北東で、後半は東寄りにシフトし次第に弱まる予報。
北寄りの風波は次第に落ち着くが、高気圧からの吹き出しなどによる東ウネリが続き、コシ~ムネ・最大カタ前後の場所が多くなる予想。
朝のうちは片貝方面や一宮周辺は風の影響を受ける場所もありそうだが、徐々に風は落ち着き、広い範囲で遊びやすいコンディションとなってくる見込み。なお、北部エリアは落ち着いたコンデイションが続きそう。
12/14(日)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
低気圧が発達しながら日本海と太平洋沿岸から北海道の南へ進む模様。
風は概ねやや強く、朝のうちは南寄りで、日中以降は北西~西寄りが吹く予報。
発達しながら太平洋沿岸や日本海を進む低気圧の影響で南東ウネリが強まり、ムネ~頭前後の場所が多くなる予想。
早朝は強めの南寄りの風の影響を受けて、北部エリアや片貝方面は面を乱す場所も多くなってしまいそうだが、次第にコンディションは回復してくるだろう。なお、一宮周辺は終日滑れる波がありそうだが、場所によってはややハードになりそうなので注意が必要。
12/15(月)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
高気圧が黄海から日本海に移動する見込み。また、低気圧が千島近海からオホーツク海をゆっくり北上し、北日本付近は冬型の気圧配置となる模様。
風は終日北寄り~北西が強めに吹く予報。
発達しながら千島近海を進む低気圧の影響で南東~南寄りのウネリが続き、ムネ~頭前後の場所が多くなる予想。なお、後半にかけてウネリは徐々に落ち着く見込み。
北部エリアや片貝方面は終日オフショアとなる場所が多く、概ね面は良さそうだが、強めに吹く北西風によってウネリは次第に抑えられてしまいそう。サイズを求める方はまずは全域で早めに1ラウンド入っておくのが良いだろう。
12/16(火)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
高気圧が日本海から西日本付近に移動する見込み。また、低気圧が千島近海からオホーツク海をゆっくり北上し、北日本付近は冬型の気圧配置が続く模様。
風は終日北寄り~北西が吹く予報。
オホーツク海を北上する低気圧からの南東ウネリが落ち着きつつも続き、高気圧からの吹き出しによる東ウネリも反応して、コシ~ムネ前後の場所が多くなる予想。
ウネリは次第に弱まるが、遊べるサイズは残る見込みで、風は終日弱く吹く程度となりそうなので、広い範囲で落ち着いたコンディションでサーフィン出来そうだ。
12/17(水)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
日本付近を気圧の谷が通過する模様。
風は終日北寄り~北西が吹く予報。
高気圧からの吹き出しや気圧の谷の影響によって東ウネリが反応し、コシ~ムネ前後の場所が多くなる予想。
終日弱いオフ所が吹く予報の北部エリアは、小振りなサイズが中心となりそうだが、面の良いコンディションが続く見込み。なお、片貝方面や一宮周辺は前日と同程度のサイズ感で遊べる波が多くありそうだ。
★気象庁発表の予報に基づいて予想しておりますが、その予報が変わると週間波予想も変わってくるため、毎日更新される最新の気象情報や週間波予想のチェックをお勧めします。
更新予定時刻
12:00
8日目以降の天気図/波浪予想
12/18(木) AM09時
12/19(金) AM09時
12/20(土) AM09時
12/21(日) AM09時
12日以降の波浪予想
12/22 (AM09時)
12/23 (AM09時)
12/24 (AM09時)
12/25 (AM09時)
UPDATE 11/20
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
前回(11/13)の更新以降も以前のような厄介なサイズアップはなく、週一の南西コンディションが確保され、北西コンディションや朝凪の風の弱まりに合わせてヨレや重なりの少ない反応を探せていました。ただ、アウト重視に広がった地形に反応がなくなってしまい、穏やかなコンディションはカレントとの重なりが形のきっかけになっていた地形のブレイクを手伝ってくれないので、ピークも激減し、ワイドなショアブレイクしか狙えないポイントも増えていました。潮の動きにも地形を活かせる変化はほとんどなく、干潮時のバラつきや上げ際のフェイスのボヨつきに負けたブレイクは物足りなさが際立っていました。
それでは、地形レポートです!
一宮
11/19の8時頃。潮は引きに向かう干潮に近い時間帯です。


サンライズ
11/19の9時頃。潮は干潮寸前です。


東浪見
11/19の10時頃。干潮の潮止まりです。
気圧配置にきっかけがなくては北東コンディションで届くウネリも期待できず、この日の反応も浮力の強いボードなら滑れるかもしれませんが、横移動や距離を狙えない乏しいブレイクばかりです。


志田
11/19の13時頃。潮は上げに向かうハーフタイドをすぎた時間帯です。


太東
11/19の14時頃。潮は満タンに近い時間帯です。


夷隅
11/19の15時頃。満タンの潮止まりです。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
上記の通り、腰〜腹サイズのキープは浮力のあるボードで気軽に楽しみ易い雰囲気やビギナーにとってもお手頃なブレイクを狙えていましたが、更新頃にリセットされたウネリはその後も復活を期待できず、オンショアの波質が見た目以上に力不足な反応だったので、分断やまとまりの悪さが気になる地形に対してはフェイスの狭い波が増えてしまい、ハッキリしない形と力の弱い乗り心地が対応できる地形を限定していた印象です。
さて、この先の波についてですが、気圧配置の入れかわりが頻繁な予報ながら、この先もコンディションの変化の中にオフショアや風が弱まるタイミングを狙えそうです。低気圧や高気圧の通過もあって、若干のサイズやウネリの雰囲気を取り戻せる可能性はありますが、勢力とコースからはハッキリしたきっかけはなく、北西や南西の風を受けて落ち着きが早まると地形に対して物足りないブレイクが目立つかもしれません。
志田周辺や一宮の一部では潮位の高さに対応できるエリアも残されていますが、風波の力の弱さがブレイクを鈍くしているので、潮の動きが小さくなる期間に特別な変化を期待できず、ウネリが復活しても起伏の激しい地形が癖の悪いボヨつきやカレントセクションの重なりを誘発しそうです。アウトの地形に反応するサイズになればスムーズに滑れるフェイスや距離を遊べるブレイクを探せるものの、インサイド〜ミドルエリアの仕上がりはスモールコンディションの対応が不安定で、今のところショアブレイクのまとまりも定まっていません。
最後に、水温ですが今月に入ってからは水温の低下が進み、前回(17~18℃)よりもまた1℃下がっている16℃前後といった状況ですが、最近の一桁台の最低気温や日中の冷え込みには外気を重視した対応が無難な様子で、起毛のフルスーツやブーツの装備を意識させられています。


