太東・堤防横 波情報
※1日前の情報をサンプル表示
明日は全域でサイズアップしたスタートとなりそう
UPDATE 11/27 17:15
〈現状〉
前半の千葉北エリアは、北西風の吹く場所が多く、サイズはハラ~カタ前後が中心。ウネリはややまとまりに欠けるものの、片貝方面や一宮周辺ではアクション可能な場所が豊富にあり、一宮やサンライズは△評価のスタート。なお、北部エリアは小振りなサイズの場所が多くなっていた。
日中以降も引き続き北西風の吹く場所が多いが、北部エリアなどは徐々に東寄りの風が強まってきていた。この時間帯も全域でアクション入る波があり、一宮周辺は最大頭前後までサイズアップし、場所によってはややハードだが、一宮~東浪見では△評価の波で遊べていた。なお、北部エリアや片貝方面も多くの場所で1アクションは可能なコンディション。
夕方は北寄り~東寄りの風が吹いているが、日中よりも弱まる場所が多くなっており、片貝方面や一宮周辺はサンライズの△40をはじめ、多くの場所でアクション可能なコンディションとなっている!なお、北部エリアは比較的落ち着いたコンディションだが、▽20までのやや物足りないコンディション。
〈気圧配置〉
明日の日本付近は、日本海の低気圧が発達しながらオホーツク海へ進み、前線上の三陸沖で低気圧が発生し、発達しながら北東へ進んで、前線が西~北日本を通過する見込み。また、大陸の高気圧が東シナ海へ移動する模様。

〈風〉
朝のうちは南西~西寄り、日中以降は北西が吹く予報。
〈ウネリ〉
アリューシャン方面へ遠ざかった発達した低気圧からの北東~東ウネリに加え、オホーツク海や三陸沖を進む低気圧の影響で南東ウネリが反応し、前半はカタ~頭オーバー、後半はムネ~頭前後の場所が多くなる予想。
〈今後と狙い目〉
前半は北部エリアや片貝方面は南西風の影響を受けてややまとまりに欠けたコンディションとなってしまいそうだが、一宮周辺は風も合い、中~上級者であればしっかりとしたサイズの波で遊べるだろう。なお、日中以降は次第に風が北西~北寄りにシフトする予報なので、北部エリアを含め広い範囲で面が整い遊びやすいコンディションとなりそうだ。
(sho)
☆観測スタッフのコメント
・あまり整ってはいませんが、中〜上級者を中心に終日「△」出来ていた一宮エリアの各ポイント。皆さん早めに入られてしまったのか、混雑もそれほどなく、贅沢な環境でサーフィン出来ていました。
・後半はウネリの反応が良くなっていた印象で、ピークによってはたまに「頭オーバー」近いサイズもありました。
・明日もサイズがありそうです。
(kiyot)
ビギナーアドバイス
前半は広い範囲で大きめの波が入りそうです。練習するのであればウネリの落ち着いた後半の北部エリアが良さそうです。
タイド
太東
今後の風と波(気象)
・一宮
更新予定時刻
07:00 / 11:00 / 18:45
プロサーファー週間地形レポートへ
週間波予想
11/27(木) 11:00
(sho)
期間を通じてアリューシャン方面からの周期の長いウネリが反応し、波高以上にサイズアップすることも考えられる
ウネリの期待度(千葉北)

29(土)

30(日)

01(月)

02(火)

03(水)
SAMPLE
11/29(土)
予想天気図
(AM09時)
気象庁Waveシミュレーター
(AM09時)
Noaa Waveシミュレーター
(AM09時)
低気圧がオホーツク海へ進み、高気圧が本州付近へ移動する模様。
風は前半は北寄り~北東、後半は東寄りが吹く予報。
高気圧の吹き出しやアリューシャン方面の発達した低気圧からの北東~東寄りのウネリが続き、ハラ~カタ前後の場所が多くなる予想。
北部エリアは前半を中心に比較的面の整ったコンディションが期待出来るが、片貝方面や一宮周辺は北東~東寄りの風の影響を受けてしまいそう。なるべく風を軽減する、片貝・新堤や一宮周辺の堤防南側のピークをチェックしたい。
11/30(日)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
高気圧が日本のはるか東へ移動し、低気圧がサハリン付近とへ進む模様。
風は前半は北西、後半はやや不安定だが弱く吹く程度となる予報。
高気圧の吹き出しやアリューシャン方面へ遠ざかった発達した低気圧からの東寄り~北東ウネリが続き、ムネ~頭前後の場所が多くなる予想。
周期の長いしっかりとしたウネリが続き、風も弱い予報なので、広い範囲で楽しめるコンディションとなりそうだ。
12/01(月)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
低気圧が発達しながら日本海北部を通ってサハリン付近へ進む模様。
風は終日南西で日中以降は強めに吹く予報。
アリューシャン方面へ遠ざかった発達した低気圧からの東寄り~北東ウネリに加え、日本海を進む低気圧の影響で、次第に南寄りの風波が強まりムネ~頭前後の場所が多くなる予想。
エリア全域でサイズアップし、北部エリアや片貝方面は南西風の影響も受けてまとまりに欠けたややハードなコンディションとなりそうだが、一宮周辺であれば、サイズに対応出来る中~上級者を中心にしっかりとしたサイズで楽しめる波もありそうだ。
12/02(火)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
低気圧がオホーツク海に留まり、日本海に気圧の谷が進む見込み。また、大陸の高気圧が西日本付近に張り出す模様。
風は終日北東が吹く予報。
前日の南寄りの風波は弱まるが、アリューシャン方面へ遠ざかった発達した低気圧からの東寄り~北東ウネリや日本の南東を進む低気圧からのウネリが続き、ムネ~頭前後の場所が多くなる予想。
北部エリアは終日大きく面を乱されることなく滑れる波が続きそう。片貝方面や一宮周辺は、北東風の影響を受ける場所も増えそうだが、片貝・新堤や一宮周辺の堤防南側のピークであれば、しっかりとしたサイズで遊べる波も探せそうだ。ただし、場所によってはハードになりそうなので注意が必要。
12/03(水)
予想天気図(AM09時)
波浪予想(AM09時)
低気圧が日本海を北東へ進み、大陸の高気圧が日本付近に張り出して、西高東低の気圧配置となる模様。
風は朝のうちは北西、日中以降は南西がやや強まる予報。
アリューシャン方面へ遠ざかった発達した低気圧からの東寄り~北東ウネリや、日本海を進む低気圧の影響による南寄りのウネリが反応し、前半はハラ~カタ、後半は頭前後までサイズアップする場所が多くなる予想。
朝のうちは多くの場所で大きく面を乱されることなく滑れる波がありそうだが、日中以降は北部エリアや片貝方面は南西風の影響が大きくなってしまいそうだ。また、南寄りの風波が強まり、まとまりに欠けたコンディションとなりそうなので、風の影響が小さい作田や一宮周辺をチェックするのが良いだろう。
★気象庁発表の予報に基づいて予想しておりますが、その予報が変わると週間波予想も変わってくるため、毎日更新される最新の気象情報や週間波予想のチェックをお勧めします。
更新予定時刻
12:00
8日目以降の天気図/波浪予想
12/04(木) AM09時
12/05(金) AM09時
12/06(土) AM09時
12/07(日) AM09時
12日以降の波浪予想
12/08 (AM09時)
12/09 (AM09時)
12/10 (AM09時)
12/11 (AM09時)
UPDATE 11/20
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間地形レポート」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
前回(11/13)の更新以降も以前のような厄介なサイズアップはなく、週一の南西コンディションが確保され、北西コンディションや朝凪の風の弱まりに合わせてヨレや重なりの少ない反応を探せていました。ただ、アウト重視に広がった地形に反応がなくなってしまい、穏やかなコンディションはカレントとの重なりが形のきっかけになっていた地形のブレイクを手伝ってくれないので、ピークも激減し、ワイドなショアブレイクしか狙えないポイントも増えていました。潮の動きにも地形を活かせる変化はほとんどなく、干潮時のバラつきや上げ際のフェイスのボヨつきに負けたブレイクは物足りなさが際立っていました。
それでは、地形レポートです!
一宮
11/19の8時頃。潮は引きに向かう干潮に近い時間帯です。


サンライズ
11/19の9時頃。潮は干潮寸前です。


東浪見
11/19の10時頃。干潮の潮止まりです。
気圧配置にきっかけがなくては北東コンディションで届くウネリも期待できず、この日の反応も浮力の強いボードなら滑れるかもしれませんが、横移動や距離を狙えない乏しいブレイクばかりです。


志田
11/19の13時頃。潮は上げに向かうハーフタイドをすぎた時間帯です。


太東
11/19の14時頃。潮は満タンに近い時間帯です。


夷隅
11/19の15時頃。満タンの潮止まりです。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
上記の通り、腰〜腹サイズのキープは浮力のあるボードで気軽に楽しみ易い雰囲気やビギナーにとってもお手頃なブレイクを狙えていましたが、更新頃にリセットされたウネリはその後も復活を期待できず、オンショアの波質が見た目以上に力不足な反応だったので、分断やまとまりの悪さが気になる地形に対してはフェイスの狭い波が増えてしまい、ハッキリしない形と力の弱い乗り心地が対応できる地形を限定していた印象です。
さて、この先の波についてですが、気圧配置の入れかわりが頻繁な予報ながら、この先もコンディションの変化の中にオフショアや風が弱まるタイミングを狙えそうです。低気圧や高気圧の通過もあって、若干のサイズやウネリの雰囲気を取り戻せる可能性はありますが、勢力とコースからはハッキリしたきっかけはなく、北西や南西の風を受けて落ち着きが早まると地形に対して物足りないブレイクが目立つかもしれません。
志田周辺や一宮の一部では潮位の高さに対応できるエリアも残されていますが、風波の力の弱さがブレイクを鈍くしているので、潮の動きが小さくなる期間に特別な変化を期待できず、ウネリが復活しても起伏の激しい地形が癖の悪いボヨつきやカレントセクションの重なりを誘発しそうです。アウトの地形に反応するサイズになればスムーズに滑れるフェイスや距離を遊べるブレイクを探せるものの、インサイド〜ミドルエリアの仕上がりはスモールコンディションの対応が不安定で、今のところショアブレイクのまとまりも定まっていません。
最後に、水温ですが今月に入ってからは水温の低下が進み、前回(17~18℃)よりもまた1℃下がっている16℃前後といった状況ですが、最近の一桁台の最低気温や日中の冷え込みには外気を重視した対応が無難な様子で、起毛のフルスーツやブーツの装備を意識させられています。


